米国のメモリ半導体大手Micron Technology($MU/マイクロン)がFQ3(3月ー5月なのでCQ2相当)の決算発表を行いました。最新の半導体市況の見通しと併せた解説記事です はじめに 半導体市場とメモリ市場 まず簡単に半導体市場のおさらいと、マイクロンが属するメモリ半導体市場の現在の状況についてです。 現在の半導体市場 世界半導体市場統計の資料をもとに2017年から2025年の半導体市場の実績と見込みをグラフにしました。半導体市場において出荷額が多い品種はやはりメモリ半導体とロジック半導体です。 2020年から順調に拡大してきた半導体市場ですが今年は前年比−10.3%の落ち込みです。まさに4年の周期で増減を繰り返すと言われる半導体のシリコンサイクルが当てはまります。 半導体市場全体のYoY成長率とパイの大きいメモリ半導体とロジック半導体のYoY成長率をグラフにしました。特にメモ