大手信販のジャックスは2月20日、カード会員の個人情報15万件が外部に流出し、667万円の不正利用があったと発表した。警視庁は21日、カード情報を盗んだとして、千葉市の無職・元プログラマーの男(45)を、窃盗の疑いで再逮捕した。男は盗んだデータを詐欺グループに売り渡したと見られており、詐欺グループがネット通販などで不正利用していた。 ジャックスによると流出したのは、カード番号、有効期限、氏名、性別、生年月日、郵便番号、住所、電話番号で、2005年2月までに入会し、神奈川県以北に住んでいた、生年月日が1935年6月25日~1976年2月27日の会員のもの。うち49件が不正使用された。 調べによると男は、ジャックスがダイレクトメール作成を委託していた大日本印刷(DNP)のソフト開発委託先企業に昨年3月まで勤務。プログラマーとしてDNP電算室に出入りしており、電算室のサーバから情報を不正に持ち出