機械メーカーで3D CAD運用や公差設計/解析を推進する筆者から見た製造業やメカ設計の現場とは。今回はこの10年間で、設計現場における公差設計がどれだけ進化したのか考える。 10年間の技術進展 前回は、「MONOist10周年特別寄稿」として記事を書かせていただきました(関連記事:この10年で3D CADを巡る言葉は移り変わり、これから10年も学び続ける)。 今から10年前である2007年に開催されたソリッドワークス・ジャパン主催のユーザーカンファレンス「SOLIDWORKS WORLD JAPAN 2007」では、ユーザー事例発表として公差計算・公差解析に関する講演をさせていただきました。そして10年後となる2017年に開催された同カンファレンスで、再び公差計算・公差解析の講演をさせていただきました。 私は、この10年を経て、同じテーマの講演をさせていただいたことが、何かの巡り合わせのよ
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