2022年05月19日 デイリー版1面 外航全般 【検証 知床観光船沈没】(1)戸田総合法律事務所弁護士・海事補佐人 山本剛也氏・青木理生氏に聞く。海事弁護士から見た事故の背景と論点。安全管理規程の順守が焦点 北海道・知床半島沖で4月23日、観光船「KAZU I(カズワン)」(乗客乗員26人)が沈没した。18日時点で死者14人、行方不明者12人となっており、事故原因について特定できていない。日本海事新聞ではこれまで多くの外航貨物船の海難事故を取り扱ってきたが「観光船」の海難事故を記事化した例はほとんどない。しかし、同じ船舶である以上、そこには一般の海難事故に共通する点もある。今回の「観光船」の沈没事故が外航や内航の「一般商船」の事故に対し、どのような点で異なる点や共通点があるのか。海難事故を数多く手掛ける戸田総合法律事務所の山本剛也弁護士、青木理生弁護士に今回の沈没事故の背景について聞いた