また、基板設計におけるアンテナ実装場所の自由度も高い。従来の小型チップアンテナは、性能維持のために基板のコーナー近傍に配置する必要があったが、今回、独自のSR共振器を採用したことで、基板のコーナー以外にも配置できるようになった。 Wi-Fi、Bluetooth、V2X(車車間、路車間通信)、LPWA(低消費電力広域通信)などさまざまな通信方式に対応できる。携帯通信機器や車載機器をはじめ、ネットワーク家電などの利用を見込む。 関連記事 金属や水の上でも特性が下がらない小型アンテナ、工場見える化の課題を解決へ 京セラは、「CEATEC JAPAN 2018」において、金属や水の上でも特性が低下しない小型アンテナ「Amcenna(アムセナ)」を披露する。Amcennaを組み込んだ無線振動センサーモジュールも開発中であり、自社工場や顧客による実証試験の後、早ければ2019年内にも事業化したい考え。