シャープと東京大学大学院 大学院情報学環 中尾研究室らは、広島県江田島市の牡蠣養殖漁場で、AI/IoTを活用した「スマートかき養殖」の実証実験を始める。海中に設置したセンサーとドローンに搭載したカメラで、牡蠣の生育環境を遠隔監視する有効性を検証する。 シャープと東京大学 大学院情報学環の中尾研究室(中尾彰宏教授)は2018年12月13日、広島県江田島市の牡蠣養殖漁場で、AI/IoTを活用した「スマートかき養殖」の実証実験を開始すると発表した。 実証実験は、江田島市の牡蠣養殖場に、プライベートLTE/LPWA(Low Power Wide Area)を使った専用の無線ネットワーク網を構築して実施する。 漁場のブイや養殖用の筏(いかだ)にセンサーを設置し、海水の温度や塩分濃度などを遠隔監視するとともに、ドローンに搭載したカメラで上空から牡蠣の幼生が多く生息する場所や潮流などを観測する。 これら