2015年7月のある暑い日。私は自分がインターネット利用詐欺に遭ったことに気付きました。19歳でPCを譲り受けて以来、ネットワークとともに生き、インターネットの商用発展にできる限り尽くし、自称“ネットワーク研究者”でもある私が、ついにインターネット利用詐欺の餌食となってしまったのです。 数十年にわたりネットワーク業界・技術に関わってきた私が、ついにインターネット利用詐欺の餌食となってしまいました。このシリーズでは、その一部始終をお伝えしたいと思います。 家族が嫁さんの実家に帰省中、いつも通り遅くに帰宅した私は、うだるような熱さ(×暑さ)の部屋の中で、郵便物を確認していました。 ある商品を購入するため、銀行にお金を振り込んでから7日目。配送会社からの不在通知すら届いていないのを不審に思いながらも、疲れ果てていた私は、その日は風呂に入った後、布団に倒れこみました。 翌日の2015年7月29日朝