昨今の世界を取り巻く状況は、その変化の激しさから「VUCA(ブーカ)の時代」と呼ばれています。急激に変化する社会の中で、進むべき方向を見定めるためには、「オリジンベースドアートシンキング」の活用が有効です。 「なぜモノづくり日本でアートシンキングなのか」の【前編】では、“VUCAな現状”の洞察から始め、VUCAの時代の中で目指すべき1つの姿として、日本政府が掲げる「Society 5.0」を取り上げます。そして、Society 5.0の実現に向けた活動を有効に促進できる手法として、オリジンベースドアートシンキングを紹介します。 オリジンベースドアートシンキングで切り開けるVUCAの時代とは? VUCAとは、 の4つのキーワードの頭文字を取ったものです。 VUCAの時代とはすなわち、何を目指し、何を指針として物事を進めればいいか、つかみ所のない状況といえます。このカオスな状況の中で、生き延び