この新規格では圧縮が改善され、従来規格であるH.265/高効率ビデオコーディング(HEVC)と比較して、同等の映像品質でビットレートを約50%削減し、より高速な映像伝送が可能になる。 H.266/VVCは、SDからHD、4K、8Kまでのすべてのビデオ解像度を効率的に伝送・保存し、ハイダイナミックレンジビデオや無指向性360度ビデオにも対応しているという。 現在、モバイル機器に搭載可能なH.266/VVC対応の新しいチップの設計が進められているそうだ。 同研究所ビデオコーディング・アナリティクス部門の責任者であるトーマス・シエル博士は「秋に、H.266/VVCをサポートする最初のソフトウェア(エンコーダーとデコーダーの両方)をリリースする」とコメントしている。 関連記事 Apple T2チップHEVCエンコードの利点と限界 Apple T2 チップを利用したHEVC (H.265) ハードウ
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