実名報道を考える第4回 高まる批判…メディアは今、孤立無援 専修大学ジャーナリズム学科 山田健太教授に聞く(2) 2019年7月18日、京都アニメーション第1スタジオに当時41歳の男が侵入し、ガソリンで放火した事件では、社員36人が死亡するなど、国内では過去に例を見ない大惨事となりました。 この事件を巡っては、実名報道の是非が各方面で議論されました。また、最近では、行政機関も、個人情報への行き過ぎた配慮から、実名で発表しないという問題も起きています。 なぜ実名報道は批判されるのか、それでも実名報道が大切だと言うのならば、それはなぜなのか。このことを考えるため、プライムオンラインでは、これまで犯罪被害者支援弁護士フォーラムの弁護士(第1回:髙橋正人弁護士)、犯罪の被害者遺族(第2回:猪野憲一さん、京子さん、第3回:高羽悟さん)、それぞれに実名報道についてのお考えを聞いてきました。 (第1回「