「咳止めのテープをください」 と外来でお願いされることが多々あります。また、今回のかぜでは未受診なのにすでにホクナリンテープ(ツロブテロール・セキナリン)が貼られているケースも多々あります。 ひょっとしたらこれらテープ類は咳止めと勘違いされていたり、さらに咳止めとしての効果がなく副作用がある点をご存知ない方もいるでしょう。 そこで、本記事では下記の内容を解説します。 本記事の内容 ホクナリンテープのポイント テープ類は咳止めではありませんよ テープ類は気管支拡張薬ですよ 即効性はありません 副作用もあります といった点を1つずつ解説します。簡単な薬の作用機序や適応、エビデンス(科学的根拠)も交えながら、わかりやすく説明できればと思います。