誕生日には毎年、ぬいぐるみを買ってもらっていた。 昨年はウサギだったから今年はネズミ、次はクマ、またその次はネコ・・・といった感じに色んな動物のぬいぐるみを買ってもらっていた。 夜、布団を敷いて、まくらの位置を定めると、私はまくらの周りにそのぬいぐるみ達を次々と並べた。 「昨日はうさちゃんが隣だったから今日はクマちゃんが隣。ネズミさんは明日まで待っててね」 闇は私を不安にさせたから、仲良しのぬいぐるみを並べて少しでも安心感を得ようとしていたんだ。 たくさん並べたぬいぐるみは、朝になるとあちらこちらへ散らばっていた。 「一緒に寝てくれたのに。。なんだかごめんなさい」 少しの罪悪感を感じながら、散らばったぬいぐるみを集めてタンスの上に並べていた。 昼間はココがこの子達の居場所であった。 そんなぬいぐるみの中で私はブタのぬいぐるみをとても気に入っていた。 座った姿勢でベージュの服を着ており、しっ
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