国内アニメ映画の興行が好調だ。2016年に『君の名は。』が興行収入251億円と大きな記録を打ち立てると、それ以降、記録破りの映画が相次いでいる。ひと昔前は、興行収入100億円を越える日本アニメ映画は宮崎駿作品だけだったが、直近3年間だけでも2020年に『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が興行収入404億円と驚愕の数字で歴代興行収入最高となったほか、『ONE PIECE FILM RED』、『すずめの戸締まり』、『THE FIRST SLAM DUNK』、『劇場版 呪術廻戦 0』、『名探偵コナン 黒鉄の魚影』と100億円の大台突破が続出する。映画興行ランキングの上位にはアニメが並び、国内アニメ映画時代の到来を感じさせる。 記録破りの大ヒットを続ける日本アニメ映画 国内の好調に目を奪われがちだが、実はアニメ映画の勢いは日本だけにとどまらない。いまや日本のアニメ映画は、海外でも台風の目になっている