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伝記映画の検索結果1 - 40 件 / 92件

  • クリストファー・ノーラン監督作「オッペンハイマー」24年に日本公開決定 配給はビターズ・エンド : 映画ニュース - 映画.com

    クリストファー・ノーラン監督作「オッペンハイマー」24年に日本公開決定 配給はビターズ・エンド 2023年12月7日 08:00 “原爆の父”ロバート・オッペンハイマーを題材にした、クリストファー・ノーラン監督作(C)Universal Pictures. All Rights Reserved. クリストファー・ノーラン監督作「オッペンハイマー」が、ビターズ・エンドの配給で、2024年に日本で公開されることが決定した。 本作は、原子爆弾の開発に成功したことで“原爆の父”と呼ばれたアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマーを題材にした歴史映画。2006年のピュリッツァー賞を受賞した、カイ・バードとマーティン・J・シャーウィンによるノンフィクション「『原爆の父』と呼ばれた男の栄光と悲劇」を下敷きに、オッペンハイマーの栄光と挫折、苦悩と葛藤を描く。 キリアン・マーフィーがオッペンハイマー役で

      クリストファー・ノーラン監督作「オッペンハイマー」24年に日本公開決定 配給はビターズ・エンド : 映画ニュース - 映画.com
    • ノーラン監督作『オッペンハイマー』日本公開の行方と意義 | CINRA

      「原子爆弾の父」と呼ばれたロバート・オッペンハイマーの生涯を描いた映画『オッペンハイマー』の日本での劇場公開をめぐり、注目が集まっている。クリストファー・ノーランが脚本・監督を務め、全米での封切り以降高い評価を受けているが、日本では公開日が決まっておらず、10月28日時点で一切の宣伝がされていない。 日本公開をめぐる現状はどうなっているのか。関係者への取材を通して得た情報や、本作が公開されることの意義について、ライターの稲垣貴俊氏が執筆する。 2023年に世界的ヒットを記録した一本の映画が、日本では劇場公開されないままとなってしまうかもしれない――。『ダークナイト』3部作などの人気監督クリストファー・ノーランによる最新作、「原子爆弾の父」こと理論物理学者のロバート・オッペンハイマーを描いた伝記映画『オッペンハイマー(原題)』が話題だ。 本作はオッペンハイマーの学生時代から、原爆開発(マンハ

        ノーラン監督作『オッペンハイマー』日本公開の行方と意義 | CINRA
      • 「オッペンハイマー」世界で空前ヒット でも日本で未公開のワケ:東京新聞 TOKYO Web

        米メディアによると、映画「オッペンハイマー」の興行収入が全世界で9億1200万ドル(約1350億円)を超えた。「原爆の父」として知られる米国の物理学者ロバート・オッペンハイマー(1904~67年)の歩みを描いた作品だ。伝記映画では過去最高の興行成績だという。ただし、日本での公開予定はないようだ。人気の一方で、すっきりしないギャップが生まれている。(曽田晋太郎)

          「オッペンハイマー」世界で空前ヒット でも日本で未公開のワケ:東京新聞 TOKYO Web
        • 映画「バービー」公式、海外の“原爆ファンアート”にハートつきで「忘れられない夏になりそう」 日本では批判の声続出

          映画「バービー」公式、海外の“原爆ファンアート”にハートつきで「忘れられない夏になりそう」 日本では批判の声続出 映画「バービー」の海外公式X(Twitter)アカウントの投稿に、日本のユーザーから批判が集まっている。作中のキャラクターと、原爆やキノコ雲を合わせて描いたファンアートにハートマークの絵文字つきで「忘れられない夏になりそう」などと返信。投稿に対し、日本のユーザーからは「絶対に観に行かない」「無神経すぎる」などと批判の声が続出している。 バービーは、おもちゃのバービー人形をテーマにした実写映画。問題の投稿は、原爆の開発に携わった科学者を描く伝記映画「オッペンハイマー」とバービーを一緒に描いたファンアートに対する返信だ。ファンアートは、爆発を背景にはしゃぐバービーを、オッペンハイマー側の主人公であるロバート・オッペンハイマーが抱えているものだった。 バービー公式アカウントは他にも、

            映画「バービー」公式、海外の“原爆ファンアート”にハートつきで「忘れられない夏になりそう」 日本では批判の声続出
          • クリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』を日本で今すぐ公開するべき理由

            <原爆開発をテーマにしたこの作品を、被爆国日本は当事者として評価する権利がある> 現在、世界で最も注目されている映画監督の1人、クリストファー・ノーラン監督(『ダークナイト』『インターステラー』)の最新作『オッペンハイマー』がアメリカで公開されました。7月21~23日という、最初の週末の興行収入は8250万ドル(約117億円)と、科学者の伝記映画としては例外的なヒットとなっています。 内容は、アメリカ陸軍による原子爆弾開発計画「マンハッタン・プロジェクト」のリーダーを務めた物理学者ロバート・オッペンハイマーの半生を描くものですが、単に原爆開発のストーリーだけでなく、非常に複雑な構成が取られています。主人公の半生に加えて、後に「赤狩り」の犠牲者として追及を受けた尋問の様子、さらに彼を陥れた黒幕に対する議会の審議という3つの時間軸がモザイクのように散りばめられ、それぞれが緊張感のある対話劇にな

              クリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』を日本で今すぐ公開するべき理由
            • バービーと原爆:「#Barbenheimer」が浮き彫りにした「軍事」と「フェミニズム」という難問 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

              Photo by Ian Waldie/Getty Images / CORBIS/Corbis via Getty Images ファッションドールの世界を実写化した、グレタ・ガーウィグ監督による2023年最大の話題作『バービー』が日本でも公開スタート。内容が気になりすぎるあまり、先に公開されたアメリカでの考察記事やネタバレ動画を隅々までチェックしてきた若林恵(黒鳥社)は、もちろん本作を公開初日の朝イチで鑑賞。勢いそのままに本稿を書き上げた。“原爆の父”と言われた科学者の伝記映画『オッペンハイマー』(日本公開未定)が、本国で『バービー』と同時公開されたことから生まれたネットミーム“Barbenheimer(バーベンハイマー)”を巡る考察。先日の騒動が浮き彫りにしたものとは? 「被曝」をめぐる嘘 この8月7日に、78年前の広島、長崎への原爆投下に関する新たな情報が、ジャーナリストや研究者に

                バービーと原爆:「#Barbenheimer」が浮き彫りにした「軍事」と「フェミニズム」という難問 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
              • 映画「バービー」延焼を加速させた米国本社の悪手

                バービー人形をもとにした実写映画『バービー(Barbie)』のアメリカ版公式SNSアカウントが、原子爆弾(原爆)に好意的と受け止められかねない投稿を行い、日本国内から非難の声が相次いでいる。 国内の反応を受けて、すぐさま日本法人が謝罪。この対応は比較的まっとうなものだったものの、その後、アメリカ本社の謝罪は優れているとは言えないものだった。結果、不買運動ならぬ「不観賞運動」は止まらない。 ネットメディア編集者として、10年以上にわたって、SNSでの「炎上」や「延焼」を見てきた経験からすると、今回の事案は「欧米人の原爆軽視」に加えて、「日本の炎上メカニズム」を本社が理解していなかったことが原因だとみている。 そこで本稿では、今回の騒動を時系列に沿って説明しつつ、解説していきたい。 問題となった投稿は削除されたが… まずは、今回の騒動について、振り返ってみよう。 『バービー』はアメリカ国内で、

                  映画「バービー」延焼を加速させた米国本社の悪手
                • 日本人が激怒した『オッペンハイマー』がついに公開へ、果たしてヒットするか 原爆投下を茶化すような「ネットミーム」でケチをつけた映画に日本人はどう反応するのか | JBpress (ジェイビープレス)

                  「原爆の父」として知られる米国の科学者、オッペンハイマー。その生涯を描いた伝記映画『オッペンハイマー』が世界公開から数カ月遅れで2024年に日本で上映されることが決定した。同作は、広島・長崎への原爆投下による凄惨な被害状況を伝えるシーンが出てこないことや、米国人の原爆軽視が疑われる「バーベンハイマー」騒動などにより日本上映が見送られていた作品。原因となった騒動を振り返ってみると、米国人と日本人の間の圧倒的な価値観の違いが見えてくる。 (杉原 健治:フリーライター) 世界興行収入は1300億円超の大ヒット 2023年12月7日、映画配給会社のビターズ・エンドはクリストファー・ノーラン監督の映画『オッペンハイマー』を2024年に日本で公開することを発表した。ネット上では「もう観れないかもと諦めかけていたから嬉しい!」「『オッペンハイマー』見たさにアメリカ旅行を本気で考えてた。配給会社さんありが

                    日本人が激怒した『オッペンハイマー』がついに公開へ、果たしてヒットするか 原爆投下を茶化すような「ネットミーム」でケチをつけた映画に日本人はどう反応するのか | JBpress (ジェイビープレス)
                  • 映画『オッペンハイマー』公式|3月29日(金)公開

                    ピューリッツァー賞受賞作「オッペンハイマー」(ハヤカワ文庫刊)を原作とし、第二次世界大戦下、世界の運命を握った天才科学者オッペンハイマーの栄光と没落の生涯を実話に基づき描いた本作は2023年7月の全米公開を皮切りに、世界興収10億ドルに迫る世界的大ヒットを記録。実在の人物を描いた伝記映画としては歴代1位となっている。また、第81回ゴールデングローブ賞にて作品賞(ドラマ部門)含む最多5部門を受賞、第96回アカデミー賞®では、クリストファー・ノーラン初の作品賞、監督賞ほか、主演男優賞(キリアン・マーフィー)、助演男優賞(ロバート・ダウニー・Jr.)、撮影賞(ホイテ・ヴァン・ホイテマ)、編集賞(ジェニファー・レイム)、作曲賞(ルドウィグ・ゴランソン)の最多7部門受賞を果たした。 オッペンハイマー役を演じるのは、これまでも『インセプション』(10)などでクリストファー・ノーラン監督作品に出演してき

                      映画『オッペンハイマー』公式|3月29日(金)公開
                    • 「オッペンハイマー」興収5億ドルを突破、第2次大戦映画として最多

                      ニューヨーク(CNN) 映画「バービー」の世界興行収入が10億ドル(約1420億円)を突破したのと同じ日に、映画「オッペンハイマー」の興行収入が5億ドル(約710億円)を突破した。米国では、作風が全く異なるこの2作品を組み合わせた「バーベンハイマー」現象が巻き起こっている。 ユニバーサル・ピクチャーズの6日の発表によると、3週間前に公開されたオッペンハイマーの世界興行収入は推定5億5290万ドルに到達。17歳未満の観客に成人の同行を求めるR指定で今年公開された映画の中では最多で、ユニバーサルのR指定映画としては米国内最速で2億ドルの大台に乗った。さらに、第2次世界大戦を舞台にした映画の興行収入としても同社史上最多となった。 3週目に入ったオッペンハイマーは、米国でも世界でも3番目の興行成績を記録している。 オッペンハイマーは原爆を開発したマンハッタン計画の物理学者、ロバート・オッペンハイマ

                        「オッペンハイマー」興収5億ドルを突破、第2次大戦映画として最多
                      • 『君たちはどう生きるか』と『ゴジラ-1.0』は『オッペンハイマー』への回答だ | アカデミー賞を控え米紙が3作品を分析

                        現地時間3月10日に授賞式が開催される米アカデミー賞では、「原爆の父」の伝記映画『オッペンハイマー』が最多13部門にノミネートされた。さらに宮﨑駿監督の10年ぶりの新作『君たちはどう生きるか』が長編アニメーション部門に、全米で大ヒットとなった『ゴジラ-1.0』が視覚効果部門にノミネートされるなど、邦画作品の快進撃も話題だ。 第二次世界大戦が舞台という共通点を持つこの3作品について、ニューヨーク映画批評家協会の会員である筆者が、米紙「ニューヨーク・タイムズ」に寄せた映画評で興味深い論を展開している。 『ゴジラ-1.0』でこれほど泣くとは思わなかった。 評判を聞いたときは、鱗に覆われた怪獣のクールなアクションが痛快なスペクタクル映画を想像していた。だが本作は、壮大なアクションシーンに加え、第二次世界大戦終結からまもない世の悲嘆と、そこで生きる人たちの思索も描く。 『ゴジラ-1.0』モノクロ版の

                          『君たちはどう生きるか』と『ゴジラ-1.0』は『オッペンハイマー』への回答だ | アカデミー賞を控え米紙が3作品を分析
                        • 『オッペンハイマー』2024年、日本公開決定 ─ ノーラン史上最高傑作、「さまざまな議論と検討の末」と配給ビターズ・エンド | THE RIVER

                          『オッペンハイマー』2024年、日本公開決定 ─ ノーラン史上最高傑作、「さまざまな議論と検討の末」と配給ビターズ・エンド © Universal Pictures. All Rights Reserved. 長らく日本公開に向けた動向が大きく注目されてきたクリストファー・ノーラン監督映画『オッペンハイマー』が、ついに2024年、日本公開されることが正式に決定した。 配給はビターズ・エンド。公開決定ニュースとしては異例の声明が発表されている。以下のとおり。 「弊社ビターズ・エンドは、クリストファー・ノーラン監督作『オッペンハイマー』を2024年、日本公開いたします。 本作が扱う題材が、私たち日本人にとって非常に重要かつ特別な意味を持つものであるため、さまざまな議論と検討の末、日本公開を決定いたしました。作品を観た上で、クリストファー・ノーラン監督の手による、伝統的な作劇手法を超越した唯一無

                            『オッペンハイマー』2024年、日本公開決定 ─ ノーラン史上最高傑作、「さまざまな議論と検討の末」と配給ビターズ・エンド | THE RIVER
                          • 『オッペンハイマー』を見た感想

                            当方、ヨーロッパ某国にいるので、先日クリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』を視聴することができた。 同日公開だった方向性の全く違う『バービー』との造語がミームになるなど、英語圏を中心に話題になっているが、『オッペンハイマー』は原爆開発のマンハッタン計画を指揮した物理学者の伝記映画であるため、日本での公開は未定であるという(しかも8月が近いこの時期なので)。 本稿では、映画を観て思った感想を徒然に書いてみたい。 ネタバレ等は気にしないで書くので、情報を入れないで視聴したい向きは注意されたい。 複雑な映画であるこの映画では、3つの時間が並列で進む。 戦中の原爆開発まで、戦後の赤狩りによるオッペンハイマーの失脚、さらにその後のストラウス(オッペンハイマーへの個人的因縁から裏で糸を引いた人物)の議会公聴会だ。 人間関係は多層的で、時間経過とともに関係も変質する。 また、最初のマンハッタ

                              『オッペンハイマー』を見た感想
                            • 観光客の手で磨かれてハチ公の石化ちょっと解けてない?「封印が解けかかっているじゃないか!」「愛されてる証拠ではあるよな」

                              林瑞絵 @mizueparis 伝記映画が公開中の歌姫ダリダ。 モンマルトル・ダリダ広場の胸像を久々に見た。 ガイドさんが「片胸触れば7年・両胸触れば14年間幸せになれる」と 紹介するから、みんな触る。胸の色がはげて可哀想。 でも、すいません、自分も触りました。 あとから娘に「respect 敬意がない」と軽蔑され反省(×_×) pic.twitter.com/tNMB0Gt9pr 2018-06-19 22:54:45

                                観光客の手で磨かれてハチ公の石化ちょっと解けてない?「封印が解けかかっているじゃないか!」「愛されてる証拠ではあるよな」
                              • 「Barbenheimer(バーベンハイマー)」を解説。その発端と流行から炎上までを振り返る

                                2023年の夏、とあるインターネット・ミームがSNS(ソーシャルメディア)を席捲していきました。 それが「Barbenheimer(バーベンハイマー)」です。 インターネット・ミームが流行し、炎上していく…それはネット上で毎年365日繰り返され続けていること。しかし、この「Barbenheimer」は映画史にとっても時事的な要素をあれこれ凝縮したような特別なインターネット・ミームでした。 ということでその歴史をメモする意味でも、今回は「Barbenheimer」についてここに整理しておきたいと思います。 「Barbenheimer(バーベンハイマー)」とは? まず「Barbenheimer」とは何でしょうか。 これは2つの映画によって生まれたインターネット・ミームです。その2つの映画とは、“グレタ・ガーウィグ”監督の『バービー』と、“クリストファー・ノーラン”監督の『オッペンハイマー』。

                                  「Barbenheimer(バーベンハイマー)」を解説。その発端と流行から炎上までを振り返る
                                • 「日本では批判が殺到してしまう」...クリストファー・ノーラン超大作映画『オッペンハイマー』が「日本で上映できない」と噂される理由(週刊現代) @gendai_biz

                                  「日本では批判が殺到してしまう」...クリストファー・ノーラン超大作映画『オッペンハイマー』が「日本で上映できない」と噂される理由 米国の超大作映画『オッペンハイマー』が日本で公開できない? アメリカを皮切りに世界各国で公開されたクリストファー・ノーラン監督の映画『オッペンハイマー』。評論家から絶賛され、早くもアカデミー賞ノミネート確実と言われている。興行成績も好調なのだが、本国での公開から2週間が経過しても、まだ日本での公開日が発表されていない。 「アメリカで配給を担当するユニバーサル・ピクチャーズから、いまだに宣伝素材すら届いていません。おそらく日本で公開するかどうかも未定だと考えられます」(ユニバーサル作品の国内配給を行う東宝東和の広報) その原因は作品のテーマにあると見られる。同作は物理学者ロバート・オッペンハイマーの伝記映画だ。「原爆の父」と言われた彼は、'45年8月に日本に投下

                                    「日本では批判が殺到してしまう」...クリストファー・ノーラン超大作映画『オッペンハイマー』が「日本で上映できない」と噂される理由(週刊現代) @gendai_biz
                                  • 映画「オッペンハイマー」広島の被害描かない疑問

                                    先月21日にアメリカなど各国で公開されたクリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』が、大ヒットしている。“原爆の父”として知られるJ・ロバート・オッペンハイマーの伝記映画で、上映時間は3時間、観客の年齢が限られるR指定であるにもかかわらず、興行収入はすでに4億ドルを超えた(日本での公開は未定)。 シリアスな映画が苦戦しがちな近年、これだけの数字を叩き出せるのは、さすが全世界にファンを持つノーランならではだ。シネマスコア社による観客の評価は「A」と、満足度も高い。 R指定の理由はバイオレンスではない だが、一部からは疑問の声も聞かれる。原爆を作った人の話であるのに、広島、長崎の被害の状況がまるで映し出されないのだ。筆者もそこは意外に感じた。日本で公開が決まっていなかったり、大人向けのR指定を受けたりしたのは、被爆地の恐ろしい状況が描かれるからではないかと思っていたのだ。 しかし、スト

                                      映画「オッペンハイマー」広島の被害描かない疑問
                                    • 科学者の見る小さな世界と科学の大きな影響~『オッペンハイマー』(試写、ネタバレあり) - Commentarius Saevus

                                      クリストファー・ノーラン監督の新作『オッペンハイマー』を見てきた。 www.youtube.com 物理学者で原爆開発の立役者のひとりであるJ・ロバート・オッペンハイマー(キリアン・マーフィ)の伝記映画だが、全人生はカバーしていない。オッペンハイマーが若手研究者として頭角を現し始めたくらいから始まり、ルイス・ストローズ(ロバート・ダウニー・Jr.)が商務長官就任を却下されるところまでで終わる。この終わりはいったいオッペンハイマーの人生にどういう関係が…と思うかもしれないのだが、実際に見ると極めてきれいに着地している(ここも面白いのだが、あんまりネタバレすると良くないのでこのレビューでは割愛する)。 まず、序盤でけっこういやな気持ちになることを覚悟したほうがいい…というか、オッペンハイマーがロスアラモスにマンハッタン計画のための科学者村を作り、原爆の実験を成功させるまでが、まるでむちゃくちゃ

                                        科学者の見る小さな世界と科学の大きな影響~『オッペンハイマー』(試写、ネタバレあり) - Commentarius Saevus
                                      • 映画「オッペンハイマー」は3月公開 13部門ノミネートの「アカデミー賞」発表後に

                                        “原爆の父”と呼ばれる米国の物理学者、ロバート・オッペンハイマーを描いた映画「オッペンハイマー」が、3月29日から全国で劇場公開される。配給会社のビターズ・エンドが1月24日に公表した。 クリストファー・ノーラン監督の最新作。8日に発表された「第81回ゴールデングローブ賞」では、作品賞(ドラマ部門)、監督賞を含む5部門を受賞した。 また24日には「第96回アカデミー賞」で最多13部門にノミネートされたことも亜明らかに。アカデミー賞は3月10日に発表される予定だ。 オッペンハイマーは2023年7月に米国などで公開され、累計興行収入は9億5000万ドル超(約1450億円)。実在の人物を描いた伝記映画としては歴代1位だという。 しかし原爆という日本人にとってはセンシティブな分野を扱った映画のため、日本での公開はなかなか決まらなかった。ビターズ・エンドは23年12月、「様々な議論と検討の末、日本公

                                          映画「オッペンハイマー」は3月公開 13部門ノミネートの「アカデミー賞」発表後に
                                        • 『オッペンハイマー』時系列+実話|うまみゃんタイムズ

                                          複雑な構成を持つ『オッペンハイマー』を時系列順に整理したメモ+後日談。個人用に簡単なリサーチをしただけなので、誤記があったら修正or記事します。 【以下、ネタバレ】 カラー画面:オッペンハイマーの主観。"Fission,(融合)"と呼ばれる モノクロ画面:客観。おそらくストローズ中心の視点。"Fusion.(分裂)"と呼ばれる 1924-1926年:ケンブリッジ大学院映画は水の波紋を見る主人公ではじまって終わる ユダヤ移民家系に生まれたJ・ロバート・オッペンハイマー〈キリアン・マーフィー〉は、ハーバード大学を3年で卒業したのち、イギリスのケンブリッジ大学院に通った。うつ状態となってチューターに毒物をいれた林檎を食べさせようとしたのも実話とされる。現実では両親の速攻介入によって退学はまぬがれたものの、精神科受診が義務づけられた。後年、原爆投下の悪影響を指摘した初期の研究者こそ、毒を盛られたパ

                                            『オッペンハイマー』時系列+実話|うまみゃんタイムズ
                                          • そんなの関係ねえ! 映画『オッペンハイマー』感想 - 関内関外日記

                                            おれの父親は広島の人間だった。おれは小さな頃から「反米愛国」を教育されてきた。新左翼的な意味で、だ。それでは、「反核」はどうなのか、というと、そうでもない。吉本隆明信奉者の父は「西側の核ばかりする左翼」を批判しており、どうもその批判のほうが印象深くなってしまった。そしておれは、父親の英才教育によって、なぜか右翼少年に育ってしまった。なんで? というわけで、おれはもとからうっすらと日米関係におけるアメリカが嫌いであり、うっすらと白人嫌いであり、「どうせ白人はアジア人のことなど人間と見ていないのだろう。だから原爆だって平気で落とすし、反省の心なんていっさい持つことはないだろう」と思っている。 そんなおれは映画『オッペンハイマー』を観るのが楽しみでしかたなかった。もう、おれのなかではうえのように定まっているので、どんな描写、あるいは描写の欠落があろうと、そんなのは承知の上だ。言い切ってしまえば、

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                                            • 映画『オッペンハイマー』に対する渡辺謙、落合陽一、元広島市長ら22名のコメント公開 | NiEW(ニュー)

                                              3月29日(金)より全国公開される映画『オッペンハイマー』(原題:Oppenheimer)を一足先に鑑賞した各界の著名人ら22名によるコメントが公開された。 同作は、第二次世界大戦下、原子爆弾を開発したアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマーの栄光と没落の生涯を実話にもとづき描いた物語。クリストファー・ノーランが監督、キリアン・マーフィーが主演を務め、日本時間3月11日(月)に発表された『第96回アカデミー賞』では最多となる7部門を受賞した。 コメントは日本版予告のナレーションを担当した俳優・渡辺謙のほか、白石和彌、樋口真嗣、原田眞人、森達也といった多くの映画監督が寄稿。『ゴジラ-1.0』で監督を務めた山崎貴はコメントに加え、クリストファー・ノーランとのアカデミー賞受賞監督同士による対談映像も公開されている。 このほかにも計算機科学者の落合陽一、物理学者の橋本幸士、『この世界の片隅に』

                                                映画『オッペンハイマー』に対する渡辺謙、落合陽一、元広島市長ら22名のコメント公開 | NiEW(ニュー)
                                              • ‘ダブ’の起源、発明、発展、そして進化:キング・タビーの功績や最初のダブアルバムとは?

                                                「キング・タビーは守銭奴じゃない、タビーはダブのオーガナイザー(設立者)だ」 ディリンジャー(リー・‘スクラッチ’・ペリーの『Blackboard Jungle Dub』LPについて) 地面に轟く雷鳴のようなリヴァーブ、宇宙的なエコー、度肝を抜かれるディレイ、ハイパスフィルター、これが世界がダブを愛する理由だ。 21世紀の現在、ダブという言葉はリミックス、特にダンス・ミュージックと関連づけられている。モダン・テクノ、グライム、ハウス、ダブステップの楽曲は‘ダブ’・エディット、つまりはリミックスを擁することが多い。この‘ダブ’の起源、発明、発展、そして進化は、現代におけるダンス・ミュージックの大半と同様に、ジャマイカが大きく貢献している。 <関連記事> ・映画『ボブ・マーリー:ONE LOVE』関連記事まとめ ・ボブ・マーリー:ジャマイカ最大のスターの人生とその功績 ・ボブ・マーリーの歌詞に

                                                • 映画「バービー」日本公式アカウント、原爆画像に対するアメリカ公式アカウントの反応を謝罪 - BBCニュース

                                                  アメリカなどで大ヒットしている米ワーナー・ブラザースの映画「バービー」について、アメリカの公式アカウントが、アメリカで同時公開された原爆開発者の伝記映画とからめてバービーと原爆を一緒に描いた一般ファンの画像に、好意的に反応したことが批判されている。日本の配給会社ワーナー・ブラザース・ジャパンの公式アカウントは7月31日、アメリカのアカウントの反応について謝罪した。 映画「バービー」と映画「オッペンハイマー」は、アメリカで7月21日に公開された。注目の2作をからめて「バーベンハイマー(Barbenheimer)」と呼び、両方の作品のイメージを重ね合わせた画像が、インターネットで拡散される「ミーム」となって、ソーシャルメディアなどに多数登場した。 たとえば、バービーを演じる主役マーゴ・ロビーさんの髪に原爆のきのこ雲を重ねたファン画像に、公式アカウントは「(バービーの恋人の)ケンはスタイリストだ

                                                    映画「バービー」日本公式アカウント、原爆画像に対するアメリカ公式アカウントの反応を謝罪 - BBCニュース
                                                  • 『オッペンハイマー』レビュー 広島・長崎に目を向けていないのは、オッペンハイマーの伝記映画として重大な欠点ではないか

                                                    ※本レビューには映画『オッペンハイマー』のストーリーや展開に触れる記述が含まれます。 カメラは人の心を写せないが、映画『オッペンハイマー』では少々勝手が違うようだ。なぜなら、この映画では「オッペンハイマーの心」が心象風景として視覚的に描かれるからである。その心的イメージは「宇宙の幻影」として火花が炸裂したり、粒子が回転するような抽象的な映像からはじまり、オッペンハイマーの苦悩が深まっていくにつれ、外界をも浸食し、“実際には見ていない”さまざまな光景を幻視しはじめる。 それはマンガの吹き出しや論文の注釈のようなものだ。我々は表情・台詞・状況に加えて「心的イメージ」を第四の手がかりとして、オッペンハイマーの心を推論していく。あるいはそこに何が描かれているのか、あるいは何が欠けているのかで、作り手であるクリストファー・ノーランの心(意図)も推論するだろう。 そして映画では、物語がどんどん進むにつ

                                                      『オッペンハイマー』レビュー 広島・長崎に目を向けていないのは、オッペンハイマーの伝記映画として重大な欠点ではないか
                                                    • 「原爆映画」の日米ギャップ突き破った奇跡的映画 映画史に異彩を放った「太陽を盗んだ男」 - 社会 : 日刊スポーツ

                                                      映画「バービー」の主人公の髪形を「キノコ雲」に加工したSNS画像が波紋を呼び、日米間の原爆に対する認識の違いが改めて浮き彫りになりました。底流に平和への思いが込められた作品でも、そもそも日米では視点が違うのです。映画史をひもとくと、そんなギャップを乗り越えた挑戦的な作品もありました。【相原斎】 ◇    ◇    ◇ 着せ替え人形を主人公にした「バービー」と、原爆開発者の半生を描いた「オッペンハイマー」が、くしくも米国で同時公開となったことが騒動のきっかけとなりました。注目作を「2本立て」で観賞する映画ファンが多く、バービーの髪形をキノコ雲に加工した画像などが次々にSNSに投稿されたのです。日本からすれば無神経な行為に映り、腹立たしい思いや悲しい思いをされた方も少なくないと思います。一方で、戦後間もない頃からキノコ雲のポップアートを当たり前のように目にしていた米国人にとっては、陥りやすい「

                                                        「原爆映画」の日米ギャップ突き破った奇跡的映画 映画史に異彩を放った「太陽を盗んだ男」 - 社会 : 日刊スポーツ
                                                      • 【映画感想】オッペンハイマー ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

                                                        第2次世界大戦中、才能にあふれた物理学者のロバート・オッペンハイマーは、核開発を急ぐ米政府のマンハッタン計画において、原爆開発プロジェクトの委員長に任命される。しかし、実験で原爆の威力を目の当たりにし、さらにはそれが実戦で投下され、恐るべき大量破壊兵器を生み出したことに衝撃を受けたオッペンハイマーは、戦後、さらなる威力をもった水素爆弾の開発に反対するようになるが……。 www.oppenheimermovie.jp アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞など7部門を受賞。 クリストファー・ノーラン監督の作品ということもあり、アメリカでの公開時から、日本でも話題にはなっていましたが「原爆開発」という題材、「原爆の被害者たちが描かれていない」ことから、日本での公開はずっと躊躇されていた作品です。 2024年映画館での鑑賞4作目。 公開初週の平日のレイトショーで、観客は20人くらい

                                                          【映画感想】オッペンハイマー ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
                                                        • ついに公開された映画『オッペンハイマー』を見た感想 → これは心底、日本で公開されなければならない映画

                                                          » ついに公開された映画『オッペンハイマー』を見た感想 → これは心底、日本で公開されなければならない映画 特集 本国ではとうに公開されたどころかDVD・BD版すらも発売済みで、日本でも普通にAmazon等でリージョンフリー版を購入可能だった映画『オッペンハイマー』。 もう日本には期待できん。BDを買おうかな……と思っていたところで、ユニバーサル・ピクチャーズ作品の配給でお馴染みの東宝東和ではなく、ビターズ・エンド社の配給で公開が決定! やっと公開日の2024年3月29日がやってきた。 さっそく見てきたのだが……全く異論の余地なく、評判通りの超傑作だ! そして、公開前に出ていた批判がびっくりするくらい的外れなものだったことが発覚。いやぁ、この映画がちゃんと公開される日本でよかった。 ・3つの時系列 本作は、日本でも大人気な、クリストファー・ノーラン監督による伝記映画。原子爆弾の映画ではなく

                                                            ついに公開された映画『オッペンハイマー』を見た感想 → これは心底、日本で公開されなければならない映画
                                                          • 「バーベンハイマー」のミーム、日本で物議 配給会社が謝罪

                                                            映画『バービー』と『オッペンハイマー』のポスター(2023年7月21日撮影、資料写真)。(c)Aamir QURESHI / AFP 【8月1日 AFP】バービー(Barbie)人形をテーマにしたファンタジーコメディー映画『バービー』と、原子爆弾の開発者の一人ジョン・ロバート・オッペンハイマー(John Robert Oppenheimer)の伝記映画『Oppenheimer(原題、オッペンハイマー)』をかけ合わせたミームが日本で物議を醸し、配給会社が謝罪する事態となった。 北米で同じ日に公開された両作のタイトルを組み合わせた「バーベンハイマー(Barbenheimer)」のミームには、オッペンハイマーがバービーを肩に乗せ、背後で大爆発が起きている画像などがある。 X(旧ツイッター〈Twitter〉)上に設けられた『バービー』の米公式アカウントはこうしたミームの一つに、投げキスの絵文字を付

                                                              「バーベンハイマー」のミーム、日本で物議 配給会社が謝罪
                                                            • 知られざるプレコード映画の世界(10):嘘っぽい芸術と真摯な芸術~『奇蹟の処女』(The Miracle Woman) - wezzy|ウェジー

                                                              2023.09.16 18:00 知られざるプレコード映画の世界(10):嘘っぽい芸術と真摯な芸術~『奇蹟の処女』(The Miracle Woman) フランク・キャプラといえば、最後のプレコード映画のうちの1本であり、スクリューボールコメディが流行るきっかけとなった『或る夜の出来事』(It Happened One Night、1934)を撮った監督として有名です。今回の連載では、キャプラの非常にプレコード的な作品を紹介しようと思います。アメリカにおけるラジオ伝道とメガチャーチを批判したバーバラ・スタンウィック主演の『奇蹟の処女』(The Miracle Woman、1931)です。 プレコード宗教映画 ヒロインであるフローレンス・ファロン(バーバラ・スタンウィック)はプロテスタントの牧師の娘ですが、父親は長年教会に尽くしたにもかかわらず、若い牧師を求める教区から無一文で追い出されるこ

                                                                知られざるプレコード映画の世界(10):嘘っぽい芸術と真摯な芸術~『奇蹟の処女』(The Miracle Woman) - wezzy|ウェジー
                                                              • 日本人こそ、映画『オッペンハイマー』を見るべきと指摘される理由 | 日本での公開は未定だが・・・

                                                                原子爆弾を開発した物理学者ロバート・オッペンハイマーの生涯を描いた映画『オッペンハイマー』。広島・長崎に原爆が投下されたあと苦悩する様子を、クリストファー・ノーラン監督が描き世界中で話題となっている。日本での公開は未定だが、日本人こそ、この映画をきっかけに行動すべきと米経済メディア「ブルームバーグ」のコラムニストが指摘している。 日本での公開日は クリストファー・ノーラン監督の超大作伝記映画が米国で公開されたのは、「トリニティ実験」記念日のすぐ後だった。その実験は、戦後のパックス・アメリカーナへの道を開いたマンハッタン計画の集大成として、1945年7月16日に実施されたものだ。 韓国では、第二次世界大戦で日本が8月15日に降伏したことを記念する「光復節(解放記念日)」に上映される(日本降伏は原爆の功績とされている)。そして、「リトルボーイ」と「ファットマン」がそれぞれ広島と長崎に投下されて

                                                                  日本人こそ、映画『オッペンハイマー』を見るべきと指摘される理由 | 日本での公開は未定だが・・・
                                                                • 『オッペンハイマー』を見る前に知ってほしい6つのこと。2つの用語、時系列、モノクロシーンの意味は?

                                                                  『オッペンハイマー』を見る前に知ってほしい6つのこと。2つの用語、時系列、モノクロシーンの意味は? 『オッペンハイマー』を見る前に知ってほしい6つのことを解説しましょう。映画館で見るべき理由や、最低限理解しておくべき用語と時代背景もあるのです。(※画像出典:(C) Universal Pictures. All Rights Reserved.) 『オッペンハイマー』3月29日(金)、全国ロードショー IMAX(R)劇場 全国50館 同時公開 配給:ビターズ・エンド ユニバーサル映画 (C) Universal Pictures. All Rights Reserved. 2024年3月29日より映画『オッペンハイマー』が劇場公開されます。 本作は「原爆の父」と呼ばれる理論物理学者ロバート・オッペンハイマーの生涯を描いた伝記映画。本国アメリカでは2023年7月に『バービー』と同日公開ながら

                                                                    『オッペンハイマー』を見る前に知ってほしい6つのこと。2つの用語、時系列、モノクロシーンの意味は?
                                                                  • 映画「オッペンハイマー」広島で試写会 元市長「核の恐怖描かれず」 | 毎日新聞

                                                                    映画「オッペンハイマー」の試写会であったトークイベントで語る(左から)平岡敬さん、アーサー・ビナードさん、森達也さん=広島市中区で2024年3月12日、根本佳奈撮影 原爆開発を主導した米物理学者を描き、アカデミー賞で作品賞など7部門を受賞した伝記映画「オッペンハイマー」の試写会が12日夜、広島市中区の映画館であった。上映後のトークイベントで、元広島市長の平岡敬(たかし)さん(96)は「原爆が作られる過程はあったが、広島の立場からすると、核兵器の恐ろしさが十分に描かれていない」と述べた。 第二次世界大戦中、原爆開発の「マンハッタン計画」を主導して「原爆の父」と呼ばれたロバート・オッペンハイマーの葛藤を、クリストファー・ノーラン監督が描いた。 29日の日本公開を控え、映画館「八丁座」であった試写会には、招待された市内の高校生や大学生ら約110人が参加。トークイベントには平岡さんの他、市内在住で

                                                                      映画「オッペンハイマー」広島で試写会 元市長「核の恐怖描かれず」 | 毎日新聞
                                                                    • 『オッペンハイマー』滅亡の波紋|うまみゃんタイムズ

                                                                      『オッペンハイマー』はクリストファー・ノーラン監督の集大成かのようだ。歴史的人物の感情を体感させるかのような主観描写に多くをさく型破りなこの伝記映画には、監督が手掛けてきたジャンルの様式がとりいれられている。 【以下、ネタバレ】 ヒーロー・オリジンの行方 監督いわく、第一幕はスーパーヒーロージャンルのオリジン、略奪行為とされたマンハッタン計画を描く第二幕は強盗アクション、そして第三幕は会話主体の法廷劇。つまり『バットマン ビギンズ』や『インセプション』にちょっと近い。 最初がスーパーヒーローオリジン風といっても、主人公たるロバート・オッペンハイマーは第一幕から嫌な奴である。わざわざ史実を変えて早い段階で子どもをさらっと友人に預けるし(これは時系列的には後半だが)会ったばかりのルイス・ストローズの職業を侮辱したりする。まぁ「人間性に問題ある男性の天才」は人気のあるアンチヒーロー型ではある。最

                                                                        『オッペンハイマー』滅亡の波紋|うまみゃんタイムズ
                                                                      • 指揮者・作曲家バーンスタインさんの伝記映画、米俳優クーパーさんの鼻が議論に - BBCニュース

                                                                        画像説明, 世界的な音楽家バーンスタインさんを演じるクーパーさんと、妻フェリシアさんを演じるマリガンさん 世界的な指揮者で作曲家だったレナード・バーンスタインさんの伝記映画で、主演俳優ブラッドリー・クーパーさんの外見が議論になっている。バーンスタインさんの遺族は、クーパーさんの判断を支持すると表明した。

                                                                          指揮者・作曲家バーンスタインさんの伝記映画、米俳優クーパーさんの鼻が議論に - BBCニュース
                                                                        • 映画『ボブ・マーリー:One Love』と「Redemption Song」の謎|kentarotakahashi

                                                                          ボブ・マーリーの伝記映画『One Love』を観てきた。 最初のうちはボブがイケメン過ぎて、カリスマ性や神秘性がが薄いなあと思いながら観ていたのだが、そこを含めて、リタ・マーリー・プロデュースの映画なのだと納得して映画館を出ることになった。エピソードの選び方も、ディテールの描き込みも、妻の視線を含んでいるからこその説得力が。 ボブも弱さを抱えた一人の男だった。主演のキングズリー・ベン=アデルがそこを上手く演じている。 回想シーンも切なくて良かった。幼さの残るボブとリタの恋。短髪のボブをリタがラスタの教えに導く。コクソンのオーディション・シーンも最高だった。トレンチタウンのユース・ミュージックがきらきら輝いていた時代の空気が感じられる。 ボブは少年っぽいが、長身のピーター・トッシュはもうラスタ・カラーの帽子をかぶり、ヤバそうな雰囲気を出している。実際、こんな感じだったんだろう。 メインとなる

                                                                            映画『ボブ・マーリー:One Love』と「Redemption Song」の謎|kentarotakahashi
                                                                          • ウィークエンドサンシャイン 2024年2月10日(ジョニー・アダムス、ボビー・ラッシュ、ボズ・スキャッグス、ボブ・マーリー & ウェイラーズ ) - ラジオと音楽

                                                                            www.nhk.jp 【目次】 Johnny Adams『Release Me: The Sss and Pacemakersides 1966-1973』 Release Me Bobby Rush『All My Love For You』 I'm Free One Monkey Can Stop A Show Boz Scaggs『Columbia Rarities (1971-1988)』 We Were Always Sweethearts (mono single version) Runnin' Blue (mono single version) Dinah Flo (mono single version) Freedom For The Stallion (Single Mix) I Feel So Good (Live 1970) What Can I Say (Liv

                                                                              ウィークエンドサンシャイン 2024年2月10日(ジョニー・アダムス、ボビー・ラッシュ、ボズ・スキャッグス、ボブ・マーリー & ウェイラーズ ) - ラジオと音楽
                                                                            • 実写版「バービー」は女性監督によるガールズ映画?実は男性にこそ見てほしい理由:朝日新聞GLOBE+

                                                                              実写版の映画「バービー」は女性をエンパワーメントするフェミニズム映画として大絶賛されている。アメリカで7月21日に公開された本作は、8月初旬に世界興行収入が10億ドル(約1400億円)を突破。これは女性監督作品としては初めてのことで、2023年公開映画の中で抜きんでたメガ・ヒットとなっている「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」に次いで現在第2位につけている。 実写版「バービー」の予告編 アメリカでは原爆を開発した物理学者の伝記映画「オッペンハイマー」と公開日が重なったことから(日本公開日は未定)、「バービー」と「オッペンハイマー」を掛け合わせた「バーベンハイマー(Barbenheimer)」という造語がはやり、バービーとキノコ雲を合成するなどしたミーム画像がSNSに出回った。 それを「バービー」の米国公式ツイッター(現X)アカウントがリツートしたことから主に日本人からの強い批判が噴出

                                                                                実写版「バービー」は女性監督によるガールズ映画?実は男性にこそ見てほしい理由:朝日新聞GLOBE+
                                                                              • 映画「オッペンハイマー」は何が優れているのか、アメリカと日本の「決定的な違い」が見えてきた(堀 有伸) @gendai_biz

                                                                                映画「オッペンハイマー」を観てきた。良作だった。 この作品は2023年にアメリカで公開され、第二次世界大戦を扱った伝記映画として歴代最高の興行収入を記録するなど、世界中で話題となっている。しかし、この映画の注目すべき点はその興行成績だけではない。この映画がどのように原子爆弾の開発と使用に伴う罪悪感を扱っているのか、その点について本ブログでは考察する。映画の詳細に触れるところがあり、ネタバレが含まれるので注意していただきたい。 二つの罪悪感について この作品は、原爆投下が必要だったという見解への反論を含みつつも、アメリカ国内で広く支持されている。この支持は、国際的な政治的駆け引きにもかかわらず、アメリカ人が内面の真実を優先したことを示しており、その点で尊敬に値する。 映画のラストシーンでは、オッペンハイマーの「一つの良い世界を破壊してしまった」という感慨が示される。このシーンは、彼の真の罪悪

                                                                                  映画「オッペンハイマー」は何が優れているのか、アメリカと日本の「決定的な違い」が見えてきた(堀 有伸) @gendai_biz
                                                                                • オッペンハイマー と、勉強しなければいけない理由 - のの日和♪

                                                                                  我は死神なり、世界の破壊者なり。 映画を観てきました。 『オッペンハイマー』 世界初の原子爆弾を開発した 理論物理学者:ロバート・オッペンハイマーの 栄光と没落、その半生を描いた伝記映画。 クリストファー・ノーラン監督による 渾身の3時間作品です!!! い www.youtube.com まいど、世界史に疎い上に 時間操作の奇術師:ノーラン監督作品だもの。 一度見ただけでは 絶っっっっっ対、理解不可能❗️ と、自覚していたので ブロ友さんたちのレビューなどで 予習してから鑑賞しました。 *  *  * ところで。 大人が答えに困る、 よくある子どもの素朴な質問の1つに 「どうして 勉強しなければいけないの?」 ってのが あります。 その質問への答えは、 正論から邪道まで 答える大人の数だけ出てきそうだけれども… nonoが答えるとしたら、 「知ると、もっと面白くなるから。」 と 答えます。

                                                                                    オッペンハイマー と、勉強しなければいけない理由 - のの日和♪