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学問の検索結果481 - 520 件 / 40578件

  • あまりに辛辣!ロシア人の「日本人への本音」

    文化に興味があるから親日とは限らない いま日本で広まっている幻想の1つは、「ロシアには日本文化や日本武道が好きな人が多く、彼らは親日に違いない」ということである。 よく「プーチン自身が日本武道をやっているので、日本の伝統や文化をよく理解している」と言われている。しかし、これもまた現実に基づいた考えではなく、希望的観測である。つまり、「こうあってほしい」という強い願望から「こうに違いない」という錯覚に陥ってしまうのである。しかし現実にはそうなっていない。日本の文化に興味があるという理由で、その人が親日になると思い込んでいる日本人は認識が甘い、と言わざるをえない。 その国の文化が好きだから、またはその国に興味があるから、という理由でその国のシンパになるとは限らない。 確かに日本では、特定の外国の学問分野を専門にする人がその国のシンパになることはよくある。例えば、ロシア文学を専門にする人が親露派

      あまりに辛辣!ロシア人の「日本人への本音」
    • 甘葛(あまづら)を復元し『枕草子』『今昔物語集』に登場した究極古代スイーツを作る | ブルーバックスアウトリーチ | 講談社

      失われた幻の甘味料「甘葛」 砂糖が日本に伝来したのは754年。唐の高僧・鑑真によるものとされています。しかし、砂糖が広く口にされるようになるには、鎌倉時代以降の対外貿易の拡大まで待たねばなりませんでした。 ですが、古代の日本人もおいしいスイーツを食べていました。当時の日本には「甘葛(あまづら)」という甘味料があったのです。 甘葛は多くの古典籍にたびたび登場しています。たとえば芥川龍之介の名作『芋粥』のもととなった『今昔物語集』『宇治拾遺物語』の説話には、甘葛で煮た芋粥が饗宴のご馳走だと記されており、飽くほど食べたいと望む貴族が登場しています。 さらに『枕草子』では、夏に氷室から出された氷に甘葛をかけるかき氷が「あてなるもの(上品で雅なもの)」として登場しています。 貴族社会における優雅な生活文化を演出する上で、甘葛はとても重要な存在でもあったのです。 ▲清少納言著『枕草子』四十七段「あてな

        甘葛(あまづら)を復元し『枕草子』『今昔物語集』に登場した究極古代スイーツを作る | ブルーバックスアウトリーチ | 講談社
      • 駒込ピペットの「駒込」って? | いまちゃす

        などがあります。 …と、ここで違和感を感じた人もいるのではないでしょうか。 そう、なぜ実験器具に「駒込」という地名が入っているのか?という事に。 「コマゴメピペット」というどこか早口言葉のような響きの良さで 思わず誤魔化されてしまいそうなところですが、 「駒込」と言えば、東京都豊島区にある地名で、山手線の駅名でもあります。 赤く囲われたあたりが、駒込です。 これがもしも「駒込」ではなく、「新宿ピペット」だったり「難波ピペット」だったりしたら、 きっともっと多くの方がなぜ地名…?と違和感を感じるのではないでしょうか。 ではなぜ、駒込ピペットには「駒込」という地名が入っているのでしょうか。 それは駒込ピペットは、遡る事今から約100年前の1920年代に、 東京都立駒込病院の第5代院長、二木謙三によって考案されたピペットだからなのです。 現在も「がん・感染症」に関する専門治療に力を入れている駒込

        • 大貫智子「韓国文化を楽しむなら加害の歴史に向き合うべきか」(毎日新聞)の記事削除について

          一橋大学大学院社会学研究科准教授 加藤圭木 一橋大学名誉教授 吉田裕 はじめに 2023年1月15日(日)に毎日新聞「政治プレミア」に有料記事として、政治部記者の大貫智子氏のコラム「韓国文化を楽しむなら加害の歴史に向き合うべきか」(現在は削除。以下、「大貫コラム」とします)が掲載されました。 「大貫コラム」は、加藤圭木監修、一橋大学社会学部加藤圭木ゼミナール編『「日韓」のモヤモヤと大学生のわたし』(大月書店、2021年、以下ゼミ書籍とします)、および同ゼミの学部生が2022年11月19日(土)に開催した学園祭のイベント「モヤモヤ本のその先へ〜みんなで話し合う「日韓」のモヤモヤ」(於一橋大学、オンライン配信併用、以下学園祭イベントとします)をとりあげたものです。 以下で述べるように「大貫コラム」は加藤ゼミ側への取材をしていない上に内容面でも不適切な点がありましたので、毎日新聞社に対してその旨

          • 【フェミニスト暴走】私が性犯罪者となった日|とつげき東北

            ※誓って申し上げますが、サムネイル画像(いつも大活躍されている田嶋陽子先生)と本文は関係ありません。 どうもこんにちは、世界で初めて麻雀をゲーム情報科学的に研究した研究者、元東京大学非常勤講師のとつげき東北です。 でもご安心ください、ラーメン、食べています! 先日から何度か、表現規制の問題について記事を書いています。 公益性の高いものについては、主な部分を無償とさせていただいております。今回も全文無料です。 最近の時系列で並べると、最近できた友人(と呼んでよいのかな……ドキドキ)の手嶋さんのものも含めて、以下のようになります。 表現規制の問題には、表現当事者(出版、講義、エンジニア等)として色々と関わってきました。 たとえば、警察・司法権力の暴走によって書類送検等される可能性が生じたため、自分の公開していた複数のフリーソフトの公開停止を余儀なくされたこともあります。 今回は、私が2年少し前

              【フェミニスト暴走】私が性犯罪者となった日|とつげき東北
            • nix in desertis:2022受験世界史悪問・難問・奇問集 その1(慶應大・早稲田大途中まで)

              今年も無事に公開に至ることができた。協力してくれる方々に感謝を申し上げたい。自分自身も例年より忙しさがやわらいだ2月で,少し書きやすかった。なお,3巻が発売しているので,2020年以前をまとめて読みたい方はこちらをお読みください。 <収録の基準と分類> 基準は例年とほぼ同じである。 出題ミス:どこをどうあがいても言い訳できない問題。解答不能,もしくは複数正解が認められるもの。 悪問:厳格に言えば出題ミスとみなしうる,国語的にしか解答が出せない問題。 → 歴史的知識及び一般常識から「明確に」判断を下せず,作問者の心情を読み取らせるものは,世界史の問題ではない上に現代文の試験としても悪問である。 奇問:出題の意図が見えない,ないし意図は見えるが空回りしている問題。主に,歴史的知識及び一般常識から解答が導き出せないもの。 難問:一応歴史の問題ではあるが,受験世界史の範囲を大きく逸脱し,一般の受験

              • 【詳細版】 1+1=2 笑えない数学 ~笑わない数学の笑えない間違いの話~ - Sokratesさんの備忘録ないし雑記帳

                NHK で放映された『笑わない数学』という番組の次の回が話題になっていた. www.nhk.jp 企画意図としては「\(1+1=2\) という式を通して数学基礎論という分野を紹介する」というものだったのだが,怪しい説明や誤解を招く説明,端的に誤っている説明があった.というか,全体を通してそういうものがとても多かった.どう少なく見積もっても番組の内容の半分以上がそういうものになっている.正直,全然笑えない.笑わないのではなく笑えない. そういった説明に注意喚起を促し,簡単にだが訂正をするための記事を以前書いた.その記事は速報性を重視して書いており,「ここが怪しい」「ここが間違っている」ということだけを伝えることを目的としていたため,詳細や「具体的にどう直すべきだったのか」という点の記述が不十分であった.というか,一部わたしも素でまちがったこといくつか書いちゃった(訂正・取り消し線による削除済

                  【詳細版】 1+1=2 笑えない数学 ~笑わない数学の笑えない間違いの話~ - Sokratesさんの備忘録ないし雑記帳
                • ヤフー株式会社を退職したのでついでに自分の半生を振り返ってみる|magurotuna

                  男もすなる退職エントリといふものを我もしてみむとしてするなり。 2020 年 10 月にヤフー株式会社を退職しました。退職に至るまでのあれこれと、今後のキャリアについて漠然と考えていることをまとめたいと思います。 学生時代 小・中・高は普通の公立に通い、1 年浪人して東大に入りました。 涼宮ハルヒの憂鬱からオタクになり、ニコニコ動画全盛期を経て引きこもり属性マシマシと化して、パソコンとゲームばかりしている中学・高校時代を過ごしました。 このオタク属性は大学に入って「声優おっかけ」に昇華し、声優イベントのためであれば日本国内はもちろんのこと、0 泊 2 日で台湾に弾丸で行くこともいとわないような生活を送っていました。 最終的に、大学の学園祭に声優さんを招いて自分でトークイベントを主催するというところまで行き着き、いろいろな意味で充実した学生生活を送ることができました。 電子情報工学科へ 勉強

                    ヤフー株式会社を退職したのでついでに自分の半生を振り返ってみる|magurotuna
                  • 世界文学を100ヶ国分読んでみた【全100冊紹介】 - ゴミ本なんてない

                    元々読書好きを自称してはいたものの、なんだかんだいって結局読んでいるのは欧米や日本人作家の作品ばかり…。そんな折にこの、世界各国の代表的な小説を一年で196冊読んだ方の記事が目に飛び込んできて、早速自分もやってみようと決意したのが2016年初頭。それからちょこちょこ特定の国の本を探しては、読み進める事丸三年!ようやく100冊読み終える事ができました。まさかここまで時間がかかるとは思っていなかったものの、海外文学の造詣を深めるとびきり良い機会になりました。ひとところに居ながらにして、ここまで自分の世界が拡がるとは思わなかったなぁ。 読んだ世界の小説100冊 今回の試みでは、各国に所縁のある作家の作品を読み、あらすじと感想を地域順に並べています。そのため、舞台が必ずしもその国に設定されているとは限りません(例えば、ポーランド出身の記者が描いたアフリカのルポ作品は「ポーランド」に分類)。この方が

                      世界文学を100ヶ国分読んでみた【全100冊紹介】 - ゴミ本なんてない
                    • 「弱者男性」でありたがることのなにが問題か - 道徳的動物日記

                      gendai.ismedia.jp ↑ 「弱者男性論」に関するわたしの記事が講談社現代ビジネスに掲載されてからちょうど一ヶ月になるが、この記事をきっかけに「弱者男性論」が盛り上がったようで、SNSや個人ブログに匿名ダイアリーなどで、弱者男性について書かれた文章がいくつも登場することになった。 そのなかでも特に重要なのは、文春オンラインに掲載された杉田俊介さんの記事だろう。 bunshun.jp また、はてなブックマークでは以下のツイートに数百以上のブクマが付いている。 これはわたしの話ですけれども「モテないオトコの欲求不満の解消」に必要だったのは「オンナの再分配(!)」なんぞではなく長年にわたるセルフネグレクトを自覚し解消することでした。冷蔵庫を重曹で磨くと綺麗になってうれしいとか、自炊すると美味しいとか、そこに救いがありました。 — はまりー (@travis02130213) Apri

                        「弱者男性」でありたがることのなにが問題か - 道徳的動物日記
                      • 書評 「ダーウィンの呪い」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                        ダーウィンの呪い (講談社現代新書) 作者:千葉聡講談社Amazon 本書は千葉聡による「ダーウィンの自然淘汰理論」(特にそれが社会にどのような含意を持つかについての誤解や誤用)が人間社会に与えた負の側面(本書では「呪い」と呼ばれている)を描く一冊.当然ながら優生学が中心の話題になるが,それにとどまらず様々な問題を扱い,歴史的な掘り下げがある重厚な一冊になっている. 冒頭ではマスメディアがしばしばまき散らす「企業や大学はダーウィンが言うように競争原理の中でもまれるべきであり,変化に対応できないものは淘汰されるべきだ」という言説を,まさに「呪い」であると憂いている.そしてそれが「呪い」であるのは,「進歩せよ,闘いに勝て,そしてそれは自然から導かれた当然の規範である」というメッセージがあるからだと喝破している(それぞれ,「進化の呪い」「闘争の呪い」「ダーウィンの呪い」と名付けられている). 第

                          書評 「ダーウィンの呪い」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                        • お気持ち表現規制派を殴るついでに社会構築主義殴られても困るんだよねぇ..

                          お気持ち表現規制派を殴るついでに社会構築主義殴られても困るんだよねぇ,正直. 私は人文系で別にジェンダーの問題には関心ないけど,構築主義的な考え方は別にフェミニズムに限られた概念でもないし,社会学だけじゃなく人類学や歴史学でも受け入れられてる. 「民族」が構築されたもので云々みたいな話はさんざんされてきていているわけで.きちんと実証的にやろうとすればするほど構築主義の考え方を取らねばならない局面って多いんだよね. 社会構築主義への批判もあるにはあるけど部分的修正を促すものだし(たとえば「老人」というカテゴリの特殊性から社会構築主義の大前提を疑った論文もあり,これはかなり面白い),本質主義に戻れるかといえば戻れないので,まあ構築主義を受け入れた上でどうやって実証に活かすかという話になるわけだけど,そもそも社会構築主義はおかしいって言われると「ええ……」ってなるよな. 社会構築主義批判が悪いわ

                            お気持ち表現規制派を殴るついでに社会構築主義殴られても困るんだよねぇ..
                          • 軍事、戦略、ロシア専門家・小泉悠登場「前・後」で情報シーンはどう変貌したか? (マライ・メントライン) - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

                            時代の寵児となった小泉悠 ロシア軍によるウクライナ侵攻開始以来、「軍事」「戦略」「ロシア」専門家として小泉悠氏は、本人の意図とおそらく無関係に時代の寵児となり、教養的な信頼性・お茶の間アイドル性・サブカル的アングラ性による聖三位一体を成し遂げてしまった。まさにファティマの聖母もビックリといえよう。 ちなみにファティマの聖母預言では「ロシアがいずれヤバいことをやらかすから何とかせんといかんよ君たち」というガチ発言があったものの、世間的には、まぁ冷戦終結でそのへん何とかなったんでしょ、とタカを括っていたのだ。あまい、あまいぞ俗世! 神的・霊的存在にとって「短期」とはたぶん50年程度の話なワケで。 今般、彼の新著というか対談集『ウクライナ戦争の200日』(文春新書)にて、中国専門家の安田峰俊氏とともに鼎談メンバーとして代表イレブン招集がかかったのを機に、このあたり、状況について思うことを述べてみ

                              軍事、戦略、ロシア専門家・小泉悠登場「前・後」で情報シーンはどう変貌したか? (マライ・メントライン) - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ
                            • たった51個しか見つかっていない、「完全数」は相当珍しい【書籍オンライン編集部セレクション】

                              (ながの・ひろゆき)。永野数学塾塾長。1974年東京生まれ。父は元東京大学教養学部教授の永野三郎(知能情報学)。東京大学理学部地球惑星物理学科卒。同大学院宇宙科学研究所(現JAXA)中退後、ウィーン国立音大へ留学。副指揮を務めた二期会公演モーツァルト「コジ・ファン・トゥッテ」(演出:宮本亞門、指揮:パスカル・ヴェロ)が文化庁芸術祭大賞を受賞。主な著書に『大人のための数学勉強法』(ダイヤモンド社)、『東大→JAXA→人気数学塾塾長が書いた数に強くなる本』(PHP研究所)など。これまでに1000人以上の生徒を数学指導してきた実績を持ち、永野数学塾は、常に予約キャンセル待ちの人気となっている。NHK(Eテレ)「テストの花道」出演。朝日中高生新聞で『マスマスわかる数楽塾』連載(2016ー2018年)。朝日小学生新聞で『マスマス好きになる算数』連載(2019ー2020年)。『とてつもない数学』(ダイ

                                たった51個しか見つかっていない、「完全数」は相当珍しい【書籍オンライン編集部セレクション】
                              • CDB@初書籍発売中! on Twitter: "社会学は自分の中の『気持ち悪い』という感情を分析して俯瞰する学問だったはずなんだけど、北田先生たちの社会運動の完全な失敗によって『気持ち悪いと感じる私の感情は社会を変革する正義の力』みたいなモンスターイデオロギーがネットで育ってし… https://t.co/QRUx4K4XSE"

                                社会学は自分の中の『気持ち悪い』という感情を分析して俯瞰する学問だったはずなんだけど、北田先生たちの社会運動の完全な失敗によって『気持ち悪いと感じる私の感情は社会を変革する正義の力』みたいなモンスターイデオロギーがネットで育ってし… https://t.co/QRUx4K4XSE

                                  CDB@初書籍発売中! on Twitter: "社会学は自分の中の『気持ち悪い』という感情を分析して俯瞰する学問だったはずなんだけど、北田先生たちの社会運動の完全な失敗によって『気持ち悪いと感じる私の感情は社会を変革する正義の力』みたいなモンスターイデオロギーがネットで育ってし… https://t.co/QRUx4K4XSE"
                                • とりあえず良い増田25選(独断と偏見入り) - あのにますトライバル

                                  こんなご時世なので過去の名作増田を集めました。巧みな文に唸ったり思わずクスッとなったりして頑張って乗り切りましょう。 選出基準 〇「2015増田」から「2019増田」まで年間増田タグのついているものからめぼしいものをピックアップ。 〇タグを付けたまとめ増田の中で紹介されているものも含める。 〇なるべく面白いものや話題になったものをピックアップ。 〇個人的にもっと評価してほしいものもいくつか加えているので完全に独断と偏見。 一言コメントはいらない気もしたけど、自分が楽しいので付けました。気にしないでください。 ではどうぞ。 anond.hatelabo.jp ひよこを飼育していた時の話。確かに可愛がっていた記憶と呆気ない結末。今すぐキーボードで「ひよこ」と打ってみよう。 anond.hatelabo.jp 冒頭から予想もできない結末がドラマチック、というか冒頭からしてどうかしてる増田。どうで

                                    とりあえず良い増田25選(独断と偏見入り) - あのにますトライバル
                                  • 美学は何の役に立つのか?

                                    以下の原稿は、もともと2019年10月12-13日、東京の成城大学における第70回美学会全国大会のために用意した講演原稿ですが、台風19号のために中止となったため、2020年1月12日に同じく成城大学において発表させていただいたものです。その後、雑誌『美学』に掲載するという話もあったのですが、字数制限などがあり残念ながら実現しませんでした。美学会の将来ということを意識した内容なので、このまま一般の雑誌原稿としても発表しにくいため、ここで共有したいと考えました。 〈1〉「歴史の終焉」が意味するもの 2010年、中国の北京大学において、第18回国際美学会議が開催されました。その時の大会テーマは「美学の多様性(Diversities of Aesthetics)」というものでした。企画者のひとりであった佐々木健一氏はそこで「美学の哲学的役割(Philosophical Role of Aesth

                                    • サイゼリヤさんがチキンを極限まで抽象化することに成功→コストカットの極みを感じる「これはチッキンペーパーですね!」

                                      リンク Wikipedia 位相幾何学 数学の一分野、位相幾何学(いそうきかがく、英: topology, トポロジー)は、その名称がギリシア語: τόπος(「位置」「場所」)と λόγος(「言葉」「学問」) に由来し、「位置の学問」を意味している。 トポロジーは、何らかの形(かたち。あるいは「空間」)を連続変形(伸ばしたり曲げたりすることはするが切ったり貼ったりはしないこと)しても保たれる性質(位相的性質または位相不変量)に焦点を当てたものである。位相的性質において重要なものには、連結性およびコンパクト性などが挙げられる。 位相幾何学は、 77 users 66

                                        サイゼリヤさんがチキンを極限まで抽象化することに成功→コストカットの極みを感じる「これはチッキンペーパーですね!」
                                      • 墨東公安委員会 on Twitter: "これは呆れて物も言えません。私は過去に何度もツイートしていますが、かつての日本ではまず共産主義が弾圧され、それに続いて学問の自由にも弾圧が及んでいた昭和初期は、一方で「艶本時代」と呼ばれるエロ出版の繁栄期でもあったのです。重点じゃ… https://t.co/2VLtTc7B1U"

                                        これは呆れて物も言えません。私は過去に何度もツイートしていますが、かつての日本ではまず共産主義が弾圧され、それに続いて学問の自由にも弾圧が及んでいた昭和初期は、一方で「艶本時代」と呼ばれるエロ出版の繁栄期でもあったのです。重点じゃ… https://t.co/2VLtTc7B1U

                                          墨東公安委員会 on Twitter: "これは呆れて物も言えません。私は過去に何度もツイートしていますが、かつての日本ではまず共産主義が弾圧され、それに続いて学問の自由にも弾圧が及んでいた昭和初期は、一方で「艶本時代」と呼ばれるエロ出版の繁栄期でもあったのです。重点じゃ… https://t.co/2VLtTc7B1U"
                                        • 五野井郁夫先生の『世界』論文「キャンセルカルチャーはデモクラシーを窒息させるのか」の出典なんかおかしい気がする | 江口某の不如意研究室

                                          毎日新聞での「キャンセルカルチャー」擁護記事で五野井郁夫先生という方が話題になっていたので、その記事の元ネタらしき『世界』2023年6月号の五野井郁夫「キャンセルカルチャーはデモクラシーを窒息させるのか」という論文をめくってみました。『世界』とかのいわゆる論壇・総合雑誌に載ってる文章こそ「論文」だっていう感じがありますよね。重大な社会的問題を論じるのだ!って感じ。 さてこの文章いろいろ問題があると思いました。いちいち書けないのですが、奴隷商エドワード・コルストンやレオポルド二世の像なんかが「21世紀の公共空間には不要」で「芸術的価値や資料的価値をことさらに強調したいのであれば、人目につかない倉庫で保管すればよいだけの話」であり、「大っぴらに他者を傷つけたいとの願望は自身の脳内に収めて」おけ、といった文章には驚きましたが、それより次の文章ですね。 思想信条の自由とは、J・S・ミルが『自由論』

                                          • 「世代的な変化を強く感じている」「日本の歴史上、初めて」…上野千鶴子が20代、30代のフェミニストに思うこと | 文春オンライン

                                            なぜなら女性学は当事者研究だからです。私たち女性学の研究者が何をやってきたかというと、女の経験の言語化と理論化。私自身が若かった頃は「恋愛」や「性」が目の前にある課題だったし、子どもを産まない選択をした私にとっても「出産」や「子育て」は、やはり大きな課題でした。 そんな私もだんだん年をとって40歳を過ぎた頃に見えてきた新たな課題が「老い」だったのです。そして、高齢女性たちの実態を調べるうちに、「介護」にも自然と目が向き始めました。私もそのうち要介護認定を受けて介護保険の利用者になる。そう考えれば「介護」もやはり女の課題の一つです。つまり、フェミニズムやジェンダーという用語を使わなくてもフェミ本は書けるということなのです。 週刊文春WOMAN vol.10(2021年 夏号) 40年前、女性学に出会った時は、「自分自身を研究対象にしていいんだ」と、まさに目からウロコが落ちる思いでした。人に言

                                              「世代的な変化を強く感じている」「日本の歴史上、初めて」…上野千鶴子が20代、30代のフェミニストに思うこと | 文春オンライン
                                            • 「ゆる言語学ラジオ」批判の根本的無理|アリス&テレス

                                              はじめに Podcast及びYoutubeで活動している、「ゆる言語学ラジオ」というコンテンツがある。皆様はご存じだろうか。 ご存じない方に向けて、簡単にご紹介しておきたい。 「ゆる言語学ラジオ」はその名の通り、言語学的なトピックを、面白おかしく扱うラジオだ。具体的には、「象は鼻が長い」の主語は「象」か「鼻」かという議題や、英単語「spring」が「春」や「ばね」や「泉」という複数の意味をもつのは何故か、等の興味深い話を聞くことが出来る。 しかしこの「ゆる言語学ラジオ」、言語学という名を冠している以上、学術的な見地から批判を受けることがたまにある。 要するに、学術的に正確ではないこと、厳密ではないことを、インターネットを通して垂れ流しているという批判である。 こういう批判それ自体は決して珍しいものではない。ありていに言って、インターネット上では、よく観察される類のものだろう。 例えば量子力

                                                「ゆる言語学ラジオ」批判の根本的無理|アリス&テレス
                                              • 投票率を上げるとは、どういうことか|三春充希(はる) ⭐未来社会プロジェクト|note

                                                ■問いの立て方そのものが間違い 若者の投票率を上げようとして、これまで様々な取り組みが行われてきました。選挙に行こうというキャンペーン、若者をターゲットにしたキャラクターやグッズ、模擬投票などの実施……そうしたことにどれほど効果があったのかという疑問には、昨今の投票率の惨状が答えてくれています。 こうした取り組みはなぜ無力なのでしょうか。それは、投票率が落ちているという事態の本質に踏み込まず、場当たり的に投票率という数字ばかりを上げようとしているからにほかなりません。 投票率の低下は社会全体が背景にある問題です。今の社会の中でどのような教育が行われ、新しく社会に出てくる子供たちがどのような人間関係を築いており、政治参加のモチベーションを持っているかという問題です。いわばそこが本質にあるわけで、投票率の低下というのは表層の現象だという認識が必要です。 そうした投票率の低下の本質の所在を考えな

                                                  投票率を上げるとは、どういうことか|三春充希(はる) ⭐未来社会プロジェクト|note
                                                • 美的なものと芸術的なもの - obakeweb

                                                  1 美学は芸術の哲学なのか? 2 芸術抜きの美学? 3 美学抜きの芸術? 4 ビアズリー、ディッキー、シブリー 5 美的なものと芸術的なもの、その後 参考文献 1 美学は芸術の哲学なのか? 博士論文(80,000 words)をあらかた仕上げて予備審査に出したので、ゴキゲンのブログ更新。 博論でも取り上げている話だが、私の専門である美学/芸術哲学への入門的な話題としてよさそうだったので、一部ネタを抜粋して再構成してみた。なにかというと、美学と芸術哲学の関係性についての話だ。*1 美学[aesthetics]は、なんの専門家でもない人にとっては「男の美学」「仕事の美学」とか言われるときの流儀やこだわりを指す日常語であり、もうちょっと詳しい人にとっては、芸術哲学[philosophy of art]の同義語だ。英語でも事情は同じらしく、aestheticsが専門だと言えば、artについてなんか

                                                    美的なものと芸術的なもの - obakeweb
                                                  • 「政治家が学問の原則に反発」ネイチャーが日本など懸念:朝日新聞デジタル

                                                    ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                      「政治家が学問の原則に反発」ネイチャーが日本など懸念:朝日新聞デジタル
                                                    • 日本の造形文化の伝統はアートと相性が悪いかもしれない|松下哲也

                                                      前口上以前Twitterで「美術鑑賞には教養が必要だ」と言ったら炎上しました。「美術」は「自由学芸(リベラルアーツ)」つまり西洋における教養科目に数えられる一制度の訳語なので、僕はそんなことは当たり前だと思っていたのですが、たしかにふつう、学校で「図画工作」は習っても「美術」は習いません。これは明治時代のいわゆる「文明開化」のときに日本が西洋の「美術」という制度を輸入しようとして失敗したからです。 僕は「美術」の仕事をしている人間なので、その辺の認識をみなさんと共有する必要があると思いました。なぜ日本において「美術」がしばしば嫌悪されるのか。とりわけ、「美術=教養」の図式が嫌われるのか。はっきり言ってしまえば「美術」制度の輸入の失敗、「美術」教育の失敗の結果なのです。そう、「美術」は西洋の土着的な制度を指す用語で、人類の普遍的な造形文化を意味しません。 はじめに——「美術」は造形文化一般を

                                                        日本の造形文化の伝統はアートと相性が悪いかもしれない|松下哲也
                                                      • 菅首相が学術会議人事で大ナタをふるった本当の理由 それは「教養がないから」ではない

                                                        任命されたメンバーにも「政権に批判的」な人はいる 科学や学問的知見を社会に反映または浸透させることを目的として設立された「日本学術会議」——その新会員候補者のうち6名の任命を菅首相が拒否したことが、大きな波紋を呼んでいる。 立憲民主党や共産党などの野党、あるいはマスメディアや大学でもこの一件は厳しく批判されており、なかには「憲法で示される『学問の自由』に違反している」といった指摘もある。これに対して菅首相は「学問の自由の侵害には当たらない」と反論し、6名の任命を拒否した理由については「総合的かつ俯瞰的に判断した結果」だと述べた。むろんこのような、ほとんどなにも言っていないに等しい釈明で野党もメディアもアカデミアも納得するはずがなく、批判の声はますます大きくなり、議論は紛糾している。 今回、菅首相によって任命を拒否された6名は以下のとおりである。 「トップ・エリート」だからこそ、拒否された

                                                          菅首相が学術会議人事で大ナタをふるった本当の理由 それは「教養がないから」ではない
                                                        • 高次元ベクトルを「矢印」とイメージするのがちょっとしっくりこない理由|shi3z

                                                          なぜAIを考える時にベクトルを「矢印」と捉えるべきではないのか。 実際には矢印として考えたほうがいい例外もあります。 たとえば、特徴空間の任意の2点の引き算や足し算をするとき。 矢印のメタファーが使えます。 あるベクトルAから別のベクトルBを引いたベクトルCは、BからAへ伸びる矢印としてイメージするのは大丈夫です。 この性質を利用して、プロンプト芸が成り立つケースもあります。 たとえば画像生成系AIで使われるネガティブプロンプトはそういう性質を使っています。 しかし、根本的に、我々が普段イメージする二次元の矢印で示されるベクトルと、十次元以上の高次空間のベクトルは、全く異なる性質をもっていると考えるべきです。低次のベクトルと、高次のベクトルでは、共通する要素はあるけれども、それはごく一部に過ぎないということです。 例を挙げましょう。 1次元のベクトルは、正負の向きと大きさを持ちます。 数直

                                                            高次元ベクトルを「矢印」とイメージするのがちょっとしっくりこない理由|shi3z
                                                          • 首相、回答「控える」100回 安倍氏63回 丁寧な説明も回避 自民内にあきれ、国会運営不安視(北海道新聞) - Yahoo!ニュース

                                                            「答えを差し控える」を乱発し、短い受け答えを多用する―。菅義偉首相にとって就任後初の論戦となった昨年の臨時国会の答弁を読み解くと、そんな傾向が浮かぶ。回答を「控える」と拒否したのは100回と過去の首相を大きく上回る。18日召集の通常国会は長丁場で「木で鼻をくくったような答弁で持ちこたえられるのか」との声は自民党内でも上がる。専門家は「自分の言葉で国民に語りかける努力が足りない」と指摘する。 国会会議録などを北海道新聞が集計したところ、与野党の質問に対し、首相が答弁で「控え(る)」と述べたのは計100回。過去の臨時国会での首相答弁と比較すると、会期はおおよそ同じにもかかわらず、旧民主党政権時代の2011年の野田佳彦氏の11回の9・1倍、19年の安倍晋三氏の63回と比べても1・6倍と、突出して多かった。 前半は、日本学術会議の会員任命拒否の理由や経緯を問われ、「人事に関することだ」として答弁を

                                                              首相、回答「控える」100回 安倍氏63回 丁寧な説明も回避 自民内にあきれ、国会運営不安視(北海道新聞) - Yahoo!ニュース
                                                            • 『森友学園事件。近畿財務局職員の自死について「人が死ぬほどの問題じゃないんですよ」と言い放った三浦』

                                                              森友学園事件。近畿財務局職員の自死について「人が死ぬほどの問題じゃないんですよ」と言い放った三浦瑠麗女史が、遺書が公表されても沈黙したままの件。 三浦氏がレギュラーコメンテーターを務めていた『みんなのニュース』(フジテレビ)のなかでの、近畿財務局職員の自殺が報じられた2018年3月9日のこと。 佐川国税庁長官の電撃辞任などの話題のあと、MCの伊藤利尋アナウンサーから 「この疑惑をこの状態では放置できないようにも感じますけれども」 とふられた三浦氏は、こう答えたのです。 「そうですね。 最初は、本当に小さな事件から始まったことが、人死を出したということですけれども、私がやっぱり気になるのは、書き換えに関しては、明確な答弁はしてないんですね。 で、そうしたときに、まあ、本当に、まあ、官僚としてはしっかり事実を出す、と。 出すところは出したうえで、責任者は、まあ処分する部分は処分するかもしれませ

                                                                『森友学園事件。近畿財務局職員の自死について「人が死ぬほどの問題じゃないんですよ」と言い放った三浦』
                                                              • 「自己責任論」を批判するのはいいけれど…(読書メモ:『高学歴女子の貧困』) - 道徳的動物日記

                                                                高学歴女子の貧困 女子は学歴で「幸せ」になれるか? (光文社新書) 作者: 大理奈穂子,栗田隆子,大野左紀子,水月昭道 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2014/02/18 メディア: 新書 この商品を含むブログ (14件) を見る 貧困状態にある高学歴女性が現状を綴る私的なレポートやエッセイ的な文章と、高学歴な女性が男性よりも貧困になりやすい構造や女子と高等教育との歴史などについての分析を行う文章などが混在する本。 タイトルは「高学歴女子」に的を絞っており、女性ならではの苦労や制度的・慣習的な障壁について書かれている部分が本書のメインとはなっているのだが、博士号の取得のしづらさや研究職への就業の困難さなど、男女問わず高学歴全般に関わる問題も扱われている。そういう点では、生活や就労に苦しんだことのある高学歴男性であっても、我が身のことに引き付けながら読めるかもしれない。 博士課程に進

                                                                • スタジオジブリの雑誌『熱風』の記事で、御田寺圭a.k.a”白饅頭”氏と対談してきました。|倉本圭造

                                                                  これは前後編の「後編」なんですが、前編では、主に「経済・経営」的な話題において、「安倍政権時代の経産省的無責任な言いっぱなし」文化を補完するにはどうすればいいのか?という話をしました。 上記の「前編」をざっとまとめると以下のようになります。 安倍時代の特徴である平成時代風の「言いっぱなしの改革ビジョン」は、「マクロに見た方向性としては正しい」けど「現場とのラストワンマイルの調整」が放置されているので全然実現しない(あるいは非常にイビツな形になってしまう)。 「現場側の事情」と「マクロに見た合理的方向性」をいかにすり合わせるか?がこれからの課題。 それによって、『知的階層がゴリ押しに改革を進める結果、社会の現場レベルにソッポを向かれて、時々妊娠中絶を禁止されるほどのバックラッシュに悩むことになる欧米社会の悪癖』を超える社会ビジョンを示すことがこれからの日本の使命なのだ。 ・・・つまり一個前の

                                                                    スタジオジブリの雑誌『熱風』の記事で、御田寺圭a.k.a”白饅頭”氏と対談してきました。|倉本圭造
                                                                  • 人の「本棚が見たい」のはなぜか?ーー本棚記録サービスを作りたい(1)|小島奈菜子

                                                                    人の「本棚が見たい」のはなぜか? 本好きによる本好きのための月刊誌『本の雑誌』。その巻頭コーナーを飾っているのが「本棚が見たい!」というカラー写真ページだ。脈々と続いているこの連載は、これまで2冊の書籍『絶景本棚』『絶景本棚2』として刊行されているほどの人気ぶりである。本棚のある部屋の雰囲気が伝わる全体像と、背の文字が読めるアップの写真とで構成されていて、知っている本に目を留めながら知らない本の背を読んだり、全体の構成からジャンルの分け方を眺めたりすることで、持ち主の興味のベクトルや意図を想像しながら「本棚を読む」ことができる(『絶景本棚』ではこれを「背表紙読書」と言っている。ぴったりな表現だ)。 『絶景本棚』本の雑誌編集部/編 中村規/写真 ところで、本好きの人間はどうしてこんなに人の「本棚が見たい!」と思うのだろう。『本の雑誌』の巻頭連載には、まず書店さんの本棚が掲載されていて、その次

                                                                      人の「本棚が見たい」のはなぜか?ーー本棚記録サービスを作りたい(1)|小島奈菜子
                                                                    • なぜ人は自然が好きで自然に癒されるのか?に関する進化的な仮説を提案した論文の日本語解説|Fukano Yuya

                                                                      本記事は、 以下の論文の日本語解説です。 Fukano & Soga (2024). Greenery hypothesis: an evolutionary explanation for why presence/absence of green affects humans. People and Nature. https://besjournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/pan3.10619 自然に対する心理的反応に関する新しい仮説を提案した論文で、実験などで何かを実証したものではありません。また、本研究のように進化心理学的な研究は誤解を生みやすいトピックです。こういった背景から、プレスリリースなどではなく、論文全体を(機械翻訳など使いながら)解説しました。興味がある方は、とても長いですが頑張って読んでみてください。15

                                                                        なぜ人は自然が好きで自然に癒されるのか?に関する進化的な仮説を提案した論文の日本語解説|Fukano Yuya
                                                                      • 西洋美術史は「ストレートの白人男性色が強い」から「廃止」への違和感 | 名門イェールの決定はポリコレによる文化破壊か

                                                                        アメリカの名門イェール大学が、美術史学科の「西洋美術の入門(概説)コース」の廃止を発表した。その理由に「行き過ぎではないか」との声が挙がっている。 学生から人気のコースだったのに… たとえば、米国では祝日である「コロンブスデー」を「先住民の日」に変更するという動きがある。これは、ヨーロッパ的(入植者)な見方に偏った歴史解釈を正そうという動きのひとつ。 1492年にクリストファー・コロンブスが「新世界」アメリカを「発見した」というのは、また、その日からアメリカの歴史は始まったとして祝うのは、言うまでもなくヨーロッパ的な見方に偏重したものだ。実際は、南北アメリカ大陸にはすでに何千万もの人たちが暮らしていたことが判明している。 さて、これと同じ流れの話ではあるが、「さすがに行き過ぎではないか」との声が挙がっているのが、アメリカのイェール大学の美術史学科の「西洋美術の入門(概説)コース」の廃止発表

                                                                          西洋美術史は「ストレートの白人男性色が強い」から「廃止」への違和感 | 名門イェールの決定はポリコレによる文化破壊か
                                                                        • 「漢字の成り立ち」説には科学的根拠が必要 ~トンデモ・誤字源が世間で拡散されていることに関して~|nkay

                                                                          こんにちは、みなさん。 今回は「漢字の成り立ち」について小話したいと思います。 一【この章の要旨:本やインターネットで扱われている「漢字の成り立ち」は残念ながら誤りがほとんどってハナシ】 みなさんは日本語を綴るとき必ず漢字をつかっていることでしょう。漢字は日本の生活上欠かすことのできない存在であり、したがって人々の漢字に対する関心もそれなりに高いと思われます。 中型以上の規模の書店であれば漢字関連書籍をまとめた棚があり、漢字字典・漢和辞典だけでなく四字熟語がどうとか、難読漢字がどうとか、使い分けがどうとか、漢検がどうとか、まあいろんなジャンルのいろんな本を見ることができます。その中でいわゆる「漢字の成り立ち」的なことに関連した本もまた一定以上見られます。 こうした本において、作者の自己紹介や序文・後記を見てみると、過去に漢字を研究したことはなく、漢字に関連した仕事もしたことがないということ

                                                                            「漢字の成り立ち」説には科学的根拠が必要 ~トンデモ・誤字源が世間で拡散されていることに関して~|nkay
                                                                          • 理系アカデミアの権威は客観的正誤に立脚しているので「理系に文系の学問をやれ」と説教しても文系アカデミアに茶番を感じてしまう

                                                                            ymymmgmg @ymymgmg223 客観的正誤に基づかない権威があるとすると、権威が事実に優先する訳で、理系でこれをやってしまうとインフラや公衆衛生、医療辺りを安全に設計できないので人がバンバン死ぬもんね。 twitter.com/LicjarXeymello… 2023-06-22 09:05:06 まとがわ @ngsw183 理系学問のネックは”価値観”なんですよね。自然は価値観を提供しません。例えば、進化論と遺伝学を学んでも、人権思想は出て来ない。優生学が出てくる。理系学問だけだと、判断が危うくなるのですよね。判断は、価値観に基づいて行うわけですから。だから、工学では技術者倫理があるのですよね。 twitter.com/LicjarXeymello… 2023-06-23 07:14:18 興戸貝多郎 @CodeKaitaroh 理系アカデは「誰がやっても同じ再現性/法則性があ

                                                                              理系アカデミアの権威は客観的正誤に立脚しているので「理系に文系の学問をやれ」と説教しても文系アカデミアに茶番を感じてしまう
                                                                            • 数学者は宇宙をつなげるか?abc予想証明をめぐる数奇な物語(後編)スペシャル - NHK

                                                                              https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/blog/bl/pneAjJR3gn/bp/pBg9n63J4m/ (前編はこちら) (2022年4月10日の放送内容を基にしています) 2012年8月30日。インターネットに突然、abc予想を証明したとする論文が掲載されました。タイトルは「宇宙際タイヒミューラー理論」。著者はアメリカをあとにし、日本での研究生活を選んだ望月新一博士。数学界は驚きと興奮に包まれます。 コロンビア大学 上級講師 ピーター・ウォイト 博士「みんなワクワクしていました。新しいアイデアが数学に流れ込んでくるぞという期待であふれました」 世界中の数学者たちが、一斉に望月論文を読み始めます。 ところがその内容は、多くの数学者をとまどわせるものでした。数学全体を「宇宙」と呼ぶだけでなく、「劇場」「エイリアン」などといった、聞いたこともな

                                                                                数学者は宇宙をつなげるか?abc予想証明をめぐる数奇な物語(後編)スペシャル - NHK
                                                                              • 「免疫力」という言葉が不適切な理由…「トンデモ」健康情報に踊らされないために(峰宗太郎) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                                新型コロナウイルスの流行以降、「免疫力」という言葉をメディアやネットなどでよく見聞きするようになりました。「免疫力」と言う言葉を検索してみると、「免疫力を高める」「免疫力を高める食べ物・飲み物」「免疫力低下」などいろいろ出てきます。 2020年7月5日現在、Yahoo!ニュースで「免疫力」で検索すると1,912件も記事が出てきます。 出版物にも「免疫力」と言う言葉を使ったものが多く見られますし、テレビ番組などでも「免疫力」を冠したものがあり、多くのコメンテーターが「免疫力」と言う言葉を使っています。「免疫力」に対し効果があるとうたう商品もたくさんありますね、健康食品などのキャッチコピーでも見かけます。 さて、私は研究者の端くれとして病理学・ウイルス学・免疫学の研究をしています。そういう立場から一言、お伺いしたいことがあります。「免疫力」ってなんですか…? 学問の分野では「免疫力」という言葉

                                                                                  「免疫力」という言葉が不適切な理由…「トンデモ」健康情報に踊らされないために(峰宗太郎) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                                • 路上飲み対策にも恋愛の南京錠をかけるのも民俗。民俗学者と街を歩く

                                                                                  2021.10.4追記 この記事について、林の発言部分に誤解を招く表現があると判断しましたので該当箇所を訂正いたしました。関係者、読者のみなさまにお詫びします。(編集部 林雄司) 街を専門家と歩くシリーズ、今回もガチガチの鉄板回といえる学問系です。好きでしょう、学問を柔らかく教えてもらえるの。それも民俗学。はい、来ました。 妖怪とか民話とかおもしろそうな匂いもするけど今ひとつなんのことか分からない民俗学。そろそろ実態を知るときかなと思ってました。 渋谷の街を歩いて民俗ってなんなの?というところから教えてもらった。そしたらもう民俗だらけです。ではどうぞ! 今回は民俗学者の室井康成さんと東急東横線・田園都市線の渋谷駅周辺を歩く。民俗学という名前はよく聞くのだが実態はよく分かっていないのでまずはそこから教えてもらうことにした。 室井康成さん(左)デイリーポータルZウェブマスター林さん(右)とめぐ

                                                                                    路上飲み対策にも恋愛の南京錠をかけるのも民俗。民俗学者と街を歩く