アルパ・カパ@実験動物獣医 @alpacapa めずらしくTLに野兎病が上がっていたので学生時代にに野生動物から菌分離した経験をまとめてみました。怖いのでもう二度と経験したくないです… pic.twitter.com/HfzZKqinsn 2020-11-08 18:25:09
アメリカ合衆国エネルギー省と国家核安全保障局(NNSA)は2022年12月13日、ローレンス・リバモア国立研究所で行われたレーザー核融合実験で、投入した分よりも高いエネルギーの出力を得る「核融合点火」に成功したことを正式に発表しました。 DOE National Laboratory Makes History by Achieving Fusion Ignition | Department of Energy https://www.energy.gov/articles/doe-national-laboratory-makes-history-achieving-fusion-ignition National Ignition Facility achieves fusion ignition | Lawrence Livermore National Laboratory ht
2020年1月に開催された「CES 2020」で、トヨタ自動車が「実験都市」を静岡県に建設する計画を発表した。 計画によれば、この都市は2020年末に閉鎖される同社の東富士工場(静岡県裾野市)の跡地に建設される予定で、工事は21年初頭に着工する。将来的には面積が約71万平方メートルの街になるという。自動運転やロボット、スマートホームといった先端技術をふんだんに取り入れた、未来の街を創り出す構想だ。建設はまずトヨタ主体で進め、住民も同社の社員や研究者たちが中心になるが、パートナー企業の参加や外部の関係者・一般人の居住も呼び掛けるとしている。 実験都市の名称は「Woven City」(ウーブン・シティ)。直訳すれば「織られた街」という意味で、都市内部の「道」の構造に由来する。発表によれば、都市内の道路は大きく分けて(1)完全自動運転車や電気自動車のみが走行する道、(2)歩行者とパーソナルモビリ
聴覚に障害がある人たちの日常生活の不安を解消しようと、身の回りの音を文字などにして「見える化」するサービスが広がっています。 このうち、JR上野駅では6月から電車の音やアナウンスの声をAIが分析し、ホームに設置した画面に表示する実証実験を始めました。 具体的には▽電車の動きに合わせて「ガタンゴトン」といった音を動く文字で表現したり、▽アナウンスの内容を文字に起こして、表示したりします。 実証実験は今年12月まで行われ、利用者の声も反映しながら実用化を目指すということです。 システムを開発した富士通の本多達也プロジェクトリーダーは「通学や通勤がより安心安全になってほしい。また、聴覚障害に対して意識を向けるきっかけになったらうれしい」と話していました。 一方、都内のIT企業は身の回りで鳴った音をAIが識別して通知するスマートフォンのアプリを去年から提供しています。 火災報知器や救急車の音など、
CO2を排出しない次世代エネルギーとして、燃料電池などに利用される水素が注目されています。 しかし現状の大規模な水素製造法はCO2を排出するため、温室効果ガスの削減においてはあまり意味がありません。 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、太陽光エネルギーを利用した光触媒によって水を分解することで、クリーンな方法で水素を生成・回収する実証実験に世界で初めて成功したと報告しています。 このシステムは効率は悪いものの、太陽電池による電気分解よりも設計がはるかに単純で安価なため、広く社会に実装することに適しているとのこと。 この研究には、東京大学、富士フイルム(株)、TOTO(株)、三菱ケミカル(株)、信州大学、明治大学が参加しており、詳細は科学雑誌『nature』に8月25日付で掲載されています。
Stable Diffusionでseedを固定して同じ絵を生成できるのか問題 Stable Diffusionでseed値を固定すると同じ絵を生成できるのかが(私の中で)話題です。 きっかけは、shi3zさんとdrikinさんの動画のラストの1,2分。 Seedを固定すると同じ絵が出ると主張するdrikinさんと、そんなことはないんじゃないかといい、その場で実践して確かめるshi3zさん。 自分も、GPUを多用するディープラーニングの演算だと、seed固定しても経験的に完全再現できないことを体感していたのと、当時調べたら「GPUでは完全再現は難しい」という情報が多かったので、seed値を固定しても、結果は再現できないものとずっと思っていました。 でも、Stable Diffusionの実験して挙動みてると、同じpromptとseed値から同じ絵が再現できていそうなんですよね。 その後も繰
モアイは、背後のグループが直立姿勢を維持し、左右のグループが揺らして動かした可能性がある。(Illustration by Fernando G. Baptista, National Geographic) 南太平洋に浮かぶイースター島(現地名ラパヌイ)の文明はなぜ崩壊したのか。これまで多くの研究者がこの謎に挑戦してきた。世界的に有名な「モアイ像」も、長く続く議論に巻き込まれている。それは、モアイが島の文明崩壊を早めたのか否かというものだ。 【動画】モアイ像を歩かせてみた、実験の様子 早めた派の1人が『銃・病原菌・鉄』で1998年のピュリツァー賞を受賞したカリフォルニア大学ロサンゼルス校教授のジャレド・ダイアモンド氏だ。モアイは首長たちの力の象徴で、彼らはより大きな像を建造しようと競い合った。石像は木製のそりに載せられ、木のレールの上を引きずって運ばれたとダイアモンド氏は考えている。 こ
by Phovoir 公共機関やスーパー、飲食店などの入口にはアルコール消毒剤が備え付けられていて、ポンプを一押しするだけで手を清潔にすることが可能になっています。しかし、粘液の物質的特性に注目した最新の研究では、インフルエンザウイルスはだ液により保護されてしまうため、アルコール消毒ではほとんど死ななくなってしまうことが報告されています。 Situations Leading to Reduced Effectiveness of Current Hand Hygiene against Infectious Mucus from Influenza Virus-Infected Patients | mSphere https://msphere.asm.org/content/4/5/e00474-19 インフルエンザ感染患者由来の感染性粘液に対して現行の手指衛生の有効性が低下する状況
1945年7月16日、米国ニューメキシコ州アラモゴードで、人類初の核実験が実施されました。 このとき、当時の人達にはまだその存在を発見すらされていなかったある物質が生成されていたようです。 米国ロスアラモス国立研究所の研究チームは、トリニティ実験の跡地から、核爆発で形成されたと考えられる、これまで知られていなかった二十面体準結晶を発見したと報告しています。 準結晶という単語に馴染みのない人も多いかもしれませんが、これは高次元構造を持つ特殊な結晶です。 研究者は、この発見が不正な核実験や核拡散の抑制に役立つかもしれないと話しています。 研究の詳細は、科学雑誌『米国科学アカデミー紀要(PNAS)』に掲載されています。
「彼らは外部の統治機構からの完全な独立を図るかもしれません」...... e71lena-iStock <宇宙船での長期生活を模した複数の隔離実験において、クルー同士が団結し、管制室への反抗心を示す傾向がみられた。火星vs地球の構図も起き得る、と専門家は警告している> 宇宙開発は急速に進展しており、月あるいは火星への入植計画も現実味を帯びてきている。一方、技術の進展だけで補い難いのが人間の感情だ。閉鎖された宇宙船での長期の旅や、物資が限られた星での生活は、クルーの精神と共同生活に悪影響を及ぼす懸念がある。 こうした心理面・行動面での課題を洗い出すべく、ロシア生物医学問題研究所(IBMP)はNASAと共同で、クルーたちを人工的な閉鎖環境に置く模擬実験を行なっている。今年11月から、「SIRIUS-21」と呼ばれる8ヶ月間の長期隔離実験がスタートした。 実験に参加しているのは、ロシア宇宙飛行士
ロシアが8月20日、長期にわたり機密扱いにしていた「ツァーリ・ボンバ」の核爆発映像を公開した(Smithsonian Magazine、動画)。ツァールボンバは、50メガトンの威力があり、過去に実験された核爆弾の中では最大の破壊力を持つ。機密解除された映像は1961年に行われたツァーリ・ボンバの爆発の様子を映した40分間のドキュメンタリー映像。爆発を複数の角度から表示させており、爆発全体をフレーム内に収めるのに苦戦している様子がうかがえる。
飼い猫の知能を最大まで引き出したいので、自分で頭を使ってギミックを攻略しないとエサが出てこないエサやり装置「からくりフィーダー」を作った。 あらゆる扉を開ける猫、稲造 去年から稲造を迎え入れて生活している。 茶トラのオス 家に迎えたときは1歳半くらいだったが、前の飼い主の教育で大変ひとなつっこく、最初からほとんど苦労がなかった。 稲造は器用らしいと聞いていたが、家にも慣れてくるとだんだんと能力を発揮し始めた。 例えばドアノブ。 前の家で学んでいたのでうちに来た日から開けていた。 ドアノブが回せるくらいだからふすまは余裕で開けてしまう。ちゅーる(大好きなおやつ)を出す時に一旦閉じ込めておくが察してすかさず開けて出てくる。 開けます キッチンや洗面台の扉。こういうやつは余裕だ 写真がないが、自動給餌器も攻略された。 本体を揺らして振動で出してしまうので固定したが、しばらくすると出口に手を突っ込
清涼飲料の空き容器を回収する目的で、自動販売機の横に設置されている「リサイクルボックス」。この中に、缶やペットボトルなどの空き容器以外のゴミが入れられていて、いっぱいで空き容器を入れることができなかったという経験があるのではないだろうか。 一般社団法人 全国清涼飲料連合会によると、ゴミなどの異物の混入が約3割で、「街のゴミ箱」になっているのがリサイクルボックスの現状のようだ。 リサイクルボックスにゴミが混入している状態(提供:全国清涼飲料連合会) この記事の画像(6枚) こうした中、全国清涼飲料連合会と日本自動販売協会は9月29日、清涼飲料の自動販売機の横に設置されているリサイクルボックスを、ゴミなどが混入しにくい新たなタイプに変更すると発表した。 新たなリサイクルボックスは、空き容器の投入口が見えにくくなるように下向きに設計。投入口の口径は80ミリと小さくし、異物の混入を抑えられるように
「友人や知人ではない見知らぬ他人」に対して思いやりの気持ちを示すかどうかは、個人の性格や信念だけでなく、文化によっても左右される可能性があります。新たに、31カ国の研究者が参加した国際的な研究チームが、「31カ国に住む8354人の被験者」を対象に見知らぬ他人を思いやる傾向について調べた結果を発表しました。 Social mindfulness and prosociality vary across the globe | PNAS https://www.pnas.org/content/118/35/e2023846118 Social mindfulness varies across the globe - Leiden University https://www.universiteitleiden.nl/en/news/2021/08/social-behaviour-nie
原子核内の陽子や中性子が互いに反発して起きる斥力(せきりょく)を、陽子を構成する素粒子「クォーク」を一部入れ替えた粒子を使った衝突実験で検証した。東北大学などの国際研究グループが発表した。この粒子と陽子をぶつけると、陽子同士の場合とは異なり、極端に強い斥力が生じた。量子力学の基本原理を基に斥力の謎に迫り、身の回りの物質が安定して存在できる仕組みの解明につながるという。 陽子や中性子の間に働く力「核力」は、両者が1~2フェムトメートル(フェムトは1000兆分の1)ほど離れている時は引力だが、重なり合うように近いと斥力に変わる。重なりが大きいほど斥力は強い。この引力と斥力のバランスにより、原子核は潰れずに自ら安定して存在できる。しかし、斥力が生じる仕組みは未解明だった。 陽子と中性子はそれぞれ、クォーク3つでできている。「パウリの排他原理」によると、クォークは「スピン」や「カラー」と呼ばれる量
19世紀に行われた光速の変化を実際に測定する実験。これが失敗してしまった理由とは? (写真:gremlin/iStock) 光速c、電子の電荷の大きさe、重力定数G、プランク定数h。 宇宙を支配する物理の4大定数を、NASA元研究員の小谷太郎氏がやさしく解説。 史上最も有名な失敗実験、そして天才アインシュタインの登場で、人類は光速の真理を知ることになる。 史上最も有名な失敗実験 地球は宇宙空間を疾走しています。それは光行差現象からも確かめられます。この地球の疾走は光速測定にどんな影響を与えるでしょうか。 光を地球が追いかける場合、追いつくことはできませんが、光速は地球の速度だけ遅く観測されるのではないでしょうか。そして逆に光と地球が正面衝突コースにある場合、光は速くなるのではないでしょうか。 ……当たり前のことをなんだかくどくど言っているように聞こえますか? 確かに19世紀にはこれが当たり
米イリノイ州バタビア郊外にある米フェルミ国立加速器研究所(Fermilab)で、CDF衝突実験に臨む科学者ら(撮影日不明、資料写真)。(c)AFP PHOTO / Fermilab 【4月13日 AFP】素粒子の一種「Wボソン」が、理論値を著しく上回る質量を持つとする研究論文が7日、発表された。約10年に及ぶ精密な測定に基づくもので、宇宙の仕組みに関する理解の根幹を揺るがす研究結果だ。 宇宙を理解する際の基礎となっているのは、素粒子物理学の「標準理論(Standard Model)」だ。標準理論は、宇宙の最も基本的な構成要素とそれらをどのような力が支配しているかを最もよく説明する科学的理論とされる。 自然界に存在する基本的な四つの力(相互作用)の一つ、「弱い力」を媒介するボース粒子(Boson、ボソン)のうち電荷を持つのがWボソンで、標準理論の柱の一つとなっている。 だが、米科学誌サイエン
生物をロボットアームに!最初の実験台に選ばれたのは?ロボット工学において、アームの先端に取り付けて、物をつかむ・加工する・ネジを締める・塗装するなどの動作を行う装置を「エンドエフェクタ」と呼びます。 エンドエフェクタは人間に代わって色々な手作業をしてくれますが、他方で柔らかく壊れやすい物をつかむ繊細な動作が難しいという課題がありました。 その中で研究チームは「生物そのものをエンドエフェクタとして利用できないか」と思い付いたのです。 過去にヒトの皮膚細胞を培養したものをロボットアームに被せた研究はありましたが、生きた生物をそのまま使った例はありません。 チームが生物をアーム代わりに利用できると考えたのは、多くの小生物には物に触れると反射的に把持する習性があるからです。 例えば、寝ている人の鼻にクワガタを近づけると2本のアゴを瞬時に閉じる映像を見たことがあるでしょう。 あれもこの反射運動により
あの『学研の科学』が復刊! 創刊号のキットは“未来のクリーンエネルギー”水素をつくり燃料にして飛ばすロケット! 動かそう、未来まで。『学研の科学』が復刊します。 1963〜2010年にわたって刊行された、ふろく付き学年誌『1年~6年の科学』はカメラや顕微鏡、生き物の飼育など、科学の体験を届ける3,000を超える実験教材を開発してきました。 ふろくを自分で組み立てて、夢中になった理科の実験や生物の観察。驚きと発見に満ちていた、テクノロジーの仕組みや最新技術との出会い。おぼえているかたもいらっしゃるのではないでしょうか。 そのときから、当時の読者が大人になるほどの時間が経過しましたが、この社会で子どもたちが将来の夢を描くには、昔と変わらず、自ら新しい価値を見つけていく力が必要になります。『学研の科学』は手探りで問いに向き合い、試行錯誤して答えを見つけていく科学教材です。科学の変わらぬ価値を伝え
近年、数多くの動物の「意識」に関する研究が行われており、ロブスターを生きたままゆでる方法が禁止されるなど、無脊椎動物にも痛覚がある可能性が指摘されています。新たに、サンフランシスコ州立大学で生物学を研究するロビン・クローク氏によって「タコにも痛覚があり、痛みを嫌う傾向がある」ことが判明しました。 Behavioral and neurophysiological evidence suggests affective pain experience in octopus: iScience https://www.cell.com/iscience/fulltext/S2589-0042(21)00197-8 Octopuses Not Only Feel Pain Physically, But Emotionally Too, First Study Finds https://www
人工培養脳が人間のゲームで遊びはじめました。 英国ロンドン大学で行われた研究によれば、培養されたヒトの脳にテニスゲームの遊び方を教えるのに成功した、とのこと。 これまで作られた人工培養脳(脳オルガノイド)は培養漕の中で浮かんだり、目を生やして辺りを見回すくらいしかできませんでした。 今回の脳オルガノイドは目はありませんが、無数の電極と接続されており、ゲーム機からボールの位置情報を受け取ると、自分の意思で「バー」を動かしてボールを跳ね返します。 ゲームをプレイする「意思」と「知性」を持った脳オルガノイドの出現により、脳オルガノイドは単なる人体実験の代用品から「生体AI」へと進化すると期待されます。 研究内容の詳細は12月3日にプレプリントサーバーの『boiRxiv』にて公開されています。 Human brain cells grown in a petri dish learn to pla
飲めないワインをどうしたらいいんだ問題 どうしてもおいしく飲めないワイン、というものがある。 先日購入した安福袋に入っていた南仏の赤がまさにそれ。グルナッシュ中心の南仏ブレンドながら果実味に乏しく、パワフルなのに細身で渋くてすっぱいというお前さあ…というワイン。 とにかく渋すっぱしか味がしないタイプの赤ワインだ。居酒屋の飲み放題で出てくる赤ワインの濃厚バージョンだと思ってください。濃厚になられても。 ちょっとキツいなあとなんとか使い切るべく牛肉を煮たりしたのだが、それでもちょっと余る。ワインを愛する者として流しに捨てるのだけは避けたい。さりとてワインボトルは冷蔵庫のなかでそれなりの存在感を示し、飲みもしないのに保管しておきたくない。我が家には小瓶もない。困った。 そこで一計を案じた。季節は夏。ならば大人の自由研究をしようじゃないかというものである。単独で飲むのはちょっと厳しい赤ワインを“素
物語「眠れる森の美女」では呪いによって100年間眠っていた美女が、王子様のキスで目覚めるシーンが描かれています。 しかし、この名場面の美女役をクマムシにし、王子様役と呪いの魔女役を研究者に兼任させるような実験を行ったところ、新たな事実が判明しました。 ドイツのシュトゥットガルト大学(University of Stuttgart)で行われた研究によれば、クマムシに対して何度も凍結と解凍を繰り返す実験を行ったところ、凍結中にはクマムシの寿命が減っていないことが確認できた、とのこと。 研究では被検体となった約500匹のクマムシが老いで全滅するまで繰り返し凍結と解凍が繰り返されており、凍結と凍結の間の正常な期間の合計が、クマムシの平均寿命に一致することが示されました。 「眠れる森の美女」で例えるならば、王子様と呪いの魔女が交互に繰り返し登場して、美女に何度も眠りと目覚めを繰り返させ、美女の正常な
夢のエネルギー「核融合発電」の実用化に向けた研究が大きな節目を迎える。今秋にも量子科学技術研究開発機構(量研機構)が、世界最大の核融合実験装置「JT―60SA(SA)」を稼働する。フランスで建設中の「国際熱核融合実験炉(イーター)」を使った国際プロジェクトを補完し、人材育成を促進する役割なども期待される。海外でも核融合発電をめぐる研究開発が加速しており、関連の部品ビジネスにも商機が広がってきた。 「昔から核融合発電は『実用化まであと30年、あと30年』と言われ続けてきた。それだけにSAやイーターの建造は、(実用化が)現実味を帯びてきたという意味で感慨深い」。東芝エネルギーシステムズ(川崎市幸区)の大勢持光一シニアエキスパートは、これまでの苦労を振り返る。 量研機構は那珂研究所(茨城県那珂市)に日本と欧州が参画するSAを建造し、早ければ秋に稼働する。真空容器を収める「クライオスタット」のサイ
ソムリエではありませんので詳しい産地がどうこうと書ける立場ではありませんが、今回はワインのお勉強。ノンアルコールの飲み物はいくつか紹介してきましたが、それを考えるためにもまずこの飲み物がなぜ食中酒として最適とされてきたのか、を理解する必要があります。 ワインには赤ワイン、白ワイン、黄ワインや貴腐ワインなど様々な種類がありますが、最近はそこにBioなどの栽培法の要素や酸化防止剤を使用しているか否か、といった要素が加わり、さらに複雑になっています。 いずれにせよ、ワインが食中酒として最適なのは 酸度 甘み アルコール タンニンなどのポリフェノール類を含むからです。この4つの要素を理解することがはじめの一歩。肉料理には赤ワイン、魚料理には白ワインという分類が意味をなさないのはタンニンの少ない赤ワインもありますし、逆にタンニンの多い白ワインもあるから。 酸味は舌をリフレッシュしますし、甘みも重要な
コンビニのコーヒーマシンの稼働状況を把握する情報を活用して、地震などで生じた断水か所を早く特定しようという全国初の実証実験が、東京都内で始まりました。 この実証実験は、各店舗に設置されているコーヒーマシンに、水が来ていないと異常を知らせるコンビニのシステムを活用して断水か所を特定しようというもので、2月1日から東京都とコンビニエンスストア大手の「セブン‐イレブン・ジャパン」が始めました。 コンビニ側の情報が、断水か所を把握する都のシステムに反映される仕組みとなっていて、都の担当者は、情報が正しく反映されているかなどをチェックしていました。 都のシステムでは、水道管のトラブルを知らせる専用の機器の数が少ないため、おおまかなエリアでしか断水か所を把握できず、住民からの通報などに基づいて都の職員が現場に出向いて特定するため、復旧までに時間がかかるのが現状です。 東京都水道局配水課の安孫子昌弘課長
今日の心理学は、過去の研究知見が再現されないという問題(再現性の危機)に直面しています。人間の行動を説明・予測する普遍的な命題を定立することを目的とする心理学が積み上げてきた研究成果は、砂上の楼閣に過ぎないのでしょうか。こうした問題に応えようと、心理学者たちは、過去の知見の再現可能性を確認する研究に取り組んでいます。 第5回では、ミルグラム服従実験についてご解説いただきます。 第二次世界大戦と社会心理学 戦争。人々が仲間と手を組み、敵対する集団の人たちに対して攻撃する。国家、宗教、人種、民族、集落、部族など、様々な集団の間で、また、人類の歴史上のかなり古くから、戦争という現象が観察されてきた。 なぜ戦争は生じるのか。これはとてつもなく大きな問いであり、その答えは様々であり、もちろん、まだ解き明かされていない部分もたくさんある。人々が他者と関わりあう中で働く心の仕組みを解き明かそうとする社会
セミナーで小林先生と初めてお話をしてからほどなくして〔宮崎徹氏が一般向けにAIMのことについて話したセミナーで出会った獣医師〕、日本獣医生命科学大学の新井敏郎教授をご紹介いただいた。 新井先生は、動物の糖尿病の研究を専門とされていたが、AIMとネコの腎臓病の関連については大きな興味を持ってくださり、いろいろと一緒に実験をすることになった。 私の研究室には杉澤君という獣医学を修めた学生はいたが、医学部でネコの研究をするには、難しいことがたくさんあった。新井先生には、ネコの血液や腎臓の組織切片などをご提供いただいただけでなく、ネコの腎臓病のことや獣医学的な知識をたくさん教えていただいた。 杉澤君が筆頭著者となった『サイエンティフィック・リポーツ』の論文は、新井先生にも共著者になっていただいている。 この論文は、ネコAIMの遺伝子の単離・解析や、AIMをネコ型に変えたネコ化マウスの作製などの成果
無重力状態の宇宙では、さまざまなものが地球上とは違った動きをするため、かつてはボールペンを持っていけないという問題も存在しました。水も宇宙と地球とでは異なった動きになり、「宇宙で水を吸ったタオルを絞るとどうなるのか?」というムービーが注目を集めています。 Wringing out Water on the ISS - for Science! - YouTube クリス・ハドフィールド氏が取り出したのは「NASA」とシールの書かれた丸い物体。 これを広げていくと…… タオルになりました。 パックに入った水をタオルにかけていきます。 すると硬そうな見た目だったタオルが水を吸った状態に。 これを絞るとどうなるのか?というのが今回の実験。 すでにいくつかの水滴がタオルから離れて浮遊しているのがわかります。 タオルをぎゅーっと絞ると、水滴が滴るのではなく、辺り一帯に浮遊するのかと思いきや…… 水は
イギリス・ケンブリッジ大学キングス・カレッジの名物である芝生を野生の草花に置き換えたところ、植生が豊かになって保護が必要な種を含む生き物が増え、ヒートアイランド現象が抑制されて涼しくなり、メンテナンスの手間も減って二酸化炭素排出量が削減されるなど、多数のメリットがあったことが報告されました。 Urban wildflower meadow planting for biodiversity, climate and society: An evaluation at King's College, Cambridge - Marshall - 2023 - Ecological Solutions and Evidence - Wiley Online Library https://doi.org/10.1002/2688-8319.12243 A break from the lawn
愛媛県生まれ。大学で福岡に移り、大学院ではフランス哲学を学びました。 他に、生物学や歴史学が好きで、本サイトでは主に、動植物や歴史・考古学系の記事を担当しています。 趣味は映画鑑賞で、月に30〜40本観ることも。 以前はKAIN名義で記事投稿をしていましたが、現在はナゾロジーのディレクションも担当することに。大学では電気電子工学、大学院では知識科学を専攻。科学進歩と共に分断されがちな分野間交流の場、一般の人々が科学知識とふれあう場の創出を目指しています。 Which of these cards would YOU pick? Magic trick study reveals two-thirds of us choose exactly the same card – see if you could foil a magician https://www.dailymail.co.u
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