昨季J1リーグ王者の横浜F・マリノスが14年から資本提携していたシティー・フットボール・グループ(CFG)との関係を解消し、CFGから離れる方向で調整を進めていることが17日、分かった。親会社の日産自動車がCFGとの間で14年に結んだグローバルパートナーシップ契約を6月末で解除。関係者によるとCFGは保有する20%程度とみられる横浜の株式も手放す見込みだという。 プレミアリーグの強豪マンチェスター・シティーなども傘下に置くCFGはアラブ首長国連邦(UAE)の王族が代表を務める世界有数のサッカー事業グループ。契約締結以降、横浜の経営や選手補強に大きな影響を与え、昨季15年ぶりリーグ制覇に手腕を発揮したオーストラリア人のポステコグルー監督の就任や、優良外国人選手の獲得などで力を発揮。名門復活の一助となっていた。 もともと日産が欧州でのCFGの事業に協賛した縁でグローバルパートナーシップを締結し