愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡る署名偽造事件で、地方自治法違反(署名偽造)の疑いで逮捕されたリコール活動団体事務局幹部の渡辺美智代容疑者(54)が、佐賀市内でアルバイトによる名簿の書き写し作業が始まる直前の昨年十月上旬から中旬にかけ、署名用紙計十一万枚を追加発注していたことが、関係者への取材で分かった。偽造用の署名用紙を用意していたとみられ、県警は詳しい経緯を調べている。 関係者によると、渡辺容疑者は名古屋市内の印刷会社に署名用紙の印刷を依頼し、昨年十月上旬に五万枚、同月中旬に六万枚をそれぞれ発注。納品後、名古屋市東区のリコール活動団体事務所などで、あらかじめ自治体名だけ...