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  • エリックサウス直伝! 本格『チキンビリヤニ』のレシピ【レンジで作れる】

    レンジで炊ける本格『チキンビリヤニ』の作り方を画像でチェック! 今話題のインド料理「ビリヤニ」。 肉や野菜のうまみと、スパイスの香りがうつった炊き込みご飯は、最高ですよね。 そんな人気メニューを、おうちで、しかもレンジで作れちゃう簡単レシピをご紹介。 教えてくれたのは、なんと大人気の南インド料理専門店「エリックサウス」の稲田俊輔さん! これはもう、おいしいに決まってます。 まずは、おうちで本格的な味を実現するため、ベースとなるスパイス4種類をあわせた「シンプルパウダー」を作りましょう。 保存ができるので、ビリヤニだけでなく、様々な料理に使うのも◎です。 『シンプルパウダー』の作り方 インド料理のベースとなるスパイス4種類、ターメリック、コリアンダー、クミン、カイエンペッパー(チリペッパー)の粉末を同量ずつ混ぜ合わせて「シンプルパウダー」を作ります。これがあれば、さまざまなカレーが作れます。

      エリックサウス直伝! 本格『チキンビリヤニ』のレシピ【レンジで作れる】
    • 面白かった本2019 - phaの日記

      毎年まとめているこのコーナー。 面白かった本2018 - phaの日記 面白かった本2017 - phaの日記 面白かった本2016 - phaの日記 面白かった本2015 - phaの日記 面白かった本2014 - phaの日記 2019年もいろいろ本を読みました。大体本読むくらいしか趣味があまりないんだよな。今年は引っ越しをしたら、新しく住み始めた街が本屋が充実していたので、ついつい本を買っちゃうことが多かった一年でした。 濱野ちひろ『聖なるズー』 稲田俊輔『人気飲食チェーンの本当のスゴさがわかる本』 スズキナオ『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』 雨宮まみ『東京を生きる』 又吉直樹『東京百景』 山下泰平『「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20万字くらいかけて紹介する本』 三宅香帆『文芸オタクの私が教える バズる文章

        面白かった本2019 - phaの日記
      • 料理を学ぶということ|料理人という仕事|稲田 俊輔|webちくま

        料理人・飲食店プロデューサーの稲田俊輔さんによる「料理人という仕事」。料理人はいかにして料理を学ぶのでしょうか? 料理学校、働いているお店・・・・・・。料理を学ぶ際の基本から伝授します。 「見て覚える」こそが重要 さて、あなたは新人として先ずは調理補助に追われ、それにもだいぶ慣れてきました。スピードも最初の頃に比べて格段に速くなったはずです。指示を待つだけでなく、自分から仕事を見つけてテキパキとこなせるようにもなったでしょう。 もしかしたらそれと並行して、ホールの仕事も一通り体験できたかもしれません。であればラッキーですね。いずれにせよ、そのあたりから徐々に、もっと料理らしい料理を任されるようになっていきます。最初は簡単な仕込みや、既に仕上がっているパーツを組み合わせるだけのことだったりもしますが、もちろん徐々にその内容は高度なものになっていきます。 任せられると言っても、当たり前ですが、

          料理を学ぶということ|料理人という仕事|稲田 俊輔|webちくま
        • 『そのレシピが生まれた訳』:エリックサウス稲田俊輔さんに聞く、食べても腑に落ちなかったミールスをメニュー化した理由|玉置標本:私的標本

          『そのレシピが生まれた訳』:エリックサウス稲田俊輔さんに聞く、食べても腑に落ちなかったミールスをメニュー化した理由 南インドの定食『ミールス』をご存知だろうか。カレーのようでカレーではない、ごはんとおかず数種類(野菜がメイン)のセットメニュー。 日本でミールスが気軽に食べられる店といえば、十店舗以上を誇る「エリックサウス」が有名だ。肉が主役のカレーに慣れ親しんできた日本人にはベジの魅力が伝わりにくいであろうミールスで、あえて勝負をしたその経緯を、総料理長である稲田俊輔(イナダシュンスケ)さんに伺った。 インタビューの場所:エリックサウス マサラダイナー神宮前 稲田さんとミールスとの出会いーー稲田さんがミールスと出会ったのはいつ頃ですか。 「2000年代の前半だったと思うんですけど、岐阜でタイ料理を中心とするエスニックカフェみたいなお店をやっていたんですね。 そこに元バックパッカーのスタッフ

            『そのレシピが生まれた訳』:エリックサウス稲田俊輔さんに聞く、食べても腑に落ちなかったミールスをメニュー化した理由|玉置標本:私的標本
          • スパイスの“置き場所”に悩む人へ朗報! カレー作りの達人たちに「スパイス収納術」を教えてもらった #ソレドコ - ソレドコ

            こんにちは。ソレドコ編集部です。 簡単なレシピからレトルトカレーの紹介まで、ソレドコはスパイスカレーをさまざまな切り口で取り上げてきました。記事を読んだことがきっかけで、スパイスカレー沼に足を踏み入れた人もいると思います。 そんな皆さんがいざスパイスからカレーを作り始めた時、最初にぶちあたる壁は「収納」のはず。編集部員も無計画にスパイスを買いそろえた結果、ただでさえ狭い家のキッチンがさらに狭くなってしまいました……。 クミンにコリアンダー、ターメリック……そもそもスパイスって、ものすごくたくさんの種類がありますよね。カレーを作るためにそうしたスパイスを買いそろえ、初めて気付いた人も多いでしょう。「置く場所がない……」と。 皆さんの家のキッチンはスパイスに侵食されていませんか? 匂いも強く、数も多く、賞味期限もある。そう、スパイスは案外収納に困るのです。 では、カレー作りのプロはスパイスをど

              スパイスの“置き場所”に悩む人へ朗報! カレー作りの達人たちに「スパイス収納術」を教えてもらった #ソレドコ - ソレドコ
            • 林修先生、カツカレーを酷評 「1+1が絶対2にならない料理」「カツがおいしい店で最高においしいカレーは作れない」 : 痛いニュース(ノ∀`)

              林修先生、カツカレーを酷評 「1+1が絶対2にならない料理」「カツがおいしい店で最高においしいカレーは作れない」 1 名前:muffin ★:2021/11/29(月) 15:40:30.85 ID:CAP_USER9 28日放送の『日曜日の初耳学』(TBS系)で、林修先生がカツカレーという料理について「1+1が絶対2にならない料理」と意見。ネット上ではさまざまな声が相次いだ。 『インタビュアー林修』の第32弾を実施した今回は、林先生が熱烈オファーをした天才飲食店プロデューサー・稲田俊輔さんにインタビューを行うことに。林先生いわく、稲田さんをオファーした理由は、著書『おいしいものでできている』に載っていた「カツカレー嫌い」という一文がきっかけだったという。さらに林先生は、この一文を美容院で見た瞬間に著書を携帯で購入し「『カツカレー嫌い』って書かれる方のお話を伺いたい」と思ったことを本人に伝

                林修先生、カツカレーを酷評 「1+1が絶対2にならない料理」「カツがおいしい店で最高においしいカレーは作れない」 : 痛いニュース(ノ∀`)
              • 西日本の民が東京の餃子に感じる「違和感」とは? | 稲田俊輔「西の味、東の味。」

                博覧強記の料理人、美味の迷宮を東奔西走す! 日本の「おいしさ」の地域差に迫る短期集中連載。 前回は、大阪VS広島の陰にかすみがちな、日本各地のお好み焼きについて考察しました。 今回からは餃子! 前後編でお届けします。 餃子編① 関東の酢醤油文化 〔餃子の王将〕の餃子が大好きです。特に数年前、メニューに「生姜餃子」が登場してからは、それが僕にとって世界で一番おいしい餃子である、と確信するに至りました。 しかしその話をする度に、僕は周りのグルメな知人たちに軽く嗜められてきました。チェーン店の餃子で満足している場合ではない。世の中にはもっとおいしい餃子の店がたくさんある。……彼らはそう言うのです。そして親切にも、具体的にそんな店の名前と所在地を教えてくれます。 僕はこう見えて案外素直な人間なので、そうやって教えられた店に何軒か行ってみました。確かにどの店もおいしかったです。ひとつひとつが丁寧に作

                  西日本の民が東京の餃子に感じる「違和感」とは? | 稲田俊輔「西の味、東の味。」
                • サイゼリヤ「値上げなし」でも黒字達成の理由…客層を絞り込み、尖った魅力消失も

                  サイゼリヤのHPより サイゼリヤが7月12日に発表した2023年8期第3四半期連結決算では、営業利益が前年比3.4倍の35.7億円となった。利益の大半は中国などのアジア事業によるものであり、国内事業は赤字のようだ。にもかかわらず、社長は依然として国内では値上げをしないと主張している。飲食チェーン各社が値上げに踏み切るなか、サイゼリヤが値上げをしない理由はどこにあるのだろうか。今回は南インド料理専門店「エリックサウス」の総料理長を務め、作家として飲食チェーンの戦略に関する本も執筆している稲田俊輔氏に話を聞き、サイゼリヤの方針について紐解いてみた。 コロナ禍では国内事業の赤字が続いた まずは近年における株式会社サイゼリヤの業績推移をみてみよう。決算資料によると19年8月期から22年8月期の業績は次の通りだ。 売上高:1,565億円→1,268億円→1,265億円→1,443億円 営業利益:96

                    サイゼリヤ「値上げなし」でも黒字達成の理由…客層を絞り込み、尖った魅力消失も
                  • 健康を意識しつつも、食の楽しみは減らさない! 料理人・稲田俊輔さんに聞く無理のない食事改善 - lala a live(ララアライブ)│フォーネスライフ

                    「食が毎日の楽しみ!」という方も多いでしょう。とはいえ好きなものを好きなように食べていては栄養のバランスも偏ります。例えば塩分を減らすなど体を気遣った食生活を習慣にして、病気のリスクを軽減させたい。とはいえ減塩メニューばかり食べていては味気ないし、どうすれば食を楽しみながら食生活を改善できるのでしょうか。 今回お話を聞いたのは、人気の南インド料理店「エリックサウス」をはじめ飲食店をプロデュースする料理人の稲田俊輔さん。世界中の食を楽しんできた稲田さんも、健康を省みたことで食の楽しみ方が変わったといいます。プロの料理人としてのノウハウと、自身の経験をもとに「健康を気遣った食事」の考え方について伺いました。 病気のリスクを可視化し、生活習慣の改善をサポートするヘルスケアサービス「フォーネスビジュアス」では、食生活の改善アドバイスも受けることができます。 👉「フォーネスビジュアス」について詳し

                      健康を意識しつつも、食の楽しみは減らさない! 料理人・稲田俊輔さんに聞く無理のない食事改善 - lala a live(ララアライブ)│フォーネスライフ
                    • イタリアン店主の急所を突く「パスタ2皿だけの客」 | 稲田俊輔「異国の味」

                      日本ほど「外国料理」をありがたがる国はない……! 「現地風の店」が出店すると、なぜこれほど日本人は喜ぶのか。 日本人が「異国の味」に求めているものはなんなのか。 博覧強記の料理人が、日本人の「舌」を形成する食文化に迫るエッセイ。 前回は、コースのイタリア料理が受け入れられるようになった「日本ならでは」の素地について考えました。 イタリア料理編4回目となる今回は、イタリアン店主を悩ませる、ある典型的な注文スタイルについて。 店の思惑とお客さんのニーズ 全体として見れば90年代以降、日本人のライフスタイルにスルスルっと入り込んでいったイタリア料理ですが、細かく見ていくと、そこにはちょっとした軋轢あつれきも少なくなかったように思います。 巷では既に繁華街のみならず郊外にもイタリアンレストランが一通り立ち並ぶようになった、2000年前後のエピソードを少しご紹介します。場所はとある中規模な地方都市。

                        イタリアン店主の急所を突く「パスタ2皿だけの客」 | 稲田俊輔「異国の味」
                      • 「未知なる味と向き合うには」南インド料理ブームの立役者、稲田俊輔さんインタビュー - メシ通 | ホットペッパーグルメ

                        クセのある食材と言われてもためらわず現地そのままの味と言われたらむしろ手放しで歓迎する、そんな私達は、そういったものを警戒したり避けたりする多くの人々の気持ちに対して無神経、というかそもそもその気持ちがわからない。それは「フードサイコパス」とでも言うべきものでは、みたいな話をした — イナダシュンスケ (@inadashunsuke) 2017年6月16日 ※当記事は緊急事態宣言前の2020年3月に取材したものです。 ちょっと長めの前書き ツイッターでは「イナダシュンスケ」でおなじみ、料理人で飲食店プロデューサーの稲田俊輔さんという人がいる。サイゼリヤ利用法に関するブログが注目を集め、日々の食のつぶやきでファンをじわじわと、そして確実に増やし続け、飲食店やインド料理に関する著書も出版。食業界で近年最も注目されるひとりだ。 稲田さんはプロフィールによく、自身のことを「ナチュラルボーン食いしん

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                        • スパゲッティがパスタと呼ばれ始めた日 | 稲田俊輔「異国の味」

                          よみタイ新着記事 特集 8/30 「原作のその先を見せてもらえる映像化に涙。私ほど幸せな原作者はいない」…ドラマ『クラスメイトの女子、全員好きでした』原作者・爪切男の撮影現場レポート 爪切男 連載 8/27 体重減・筋肉増のおばあさんになる!「あすけん」式 人生最後のダイエット 「あすけん」健康度のありえない点数に一念発起…!? 第2回 「あすけんの女」未来さんと出会ってしまった! 上田惣子 連載 8/26 推し博物館 ひとり旅 京都市東山区の「京都国立博物館」~涼しく快適! 夏期講座で大人の学びなおしの楽しさを学ぶ旅 明 連載 8/24 真夜中のパリから、夜明けの東京へ 出会って20年……今、それぞれの喪失を経て言葉を交わすということ 【猫沢エミ×小林孝延・往復書簡1】 小林孝延 猫沢エミ 新着をもっと見る 稲田俊輔 イナダシュンスケ 料理人・飲食店プロデューサー。鹿児島県生まれ。京都大

                            スパゲッティがパスタと呼ばれ始めた日 | 稲田俊輔「異国の味」
                          • IT企業社長「牛丼屋で680円のメニューを食べるような人はダメな人間。一生出世できない。うちでは『一生牛丼マン』と馬鹿にしている」 : 痛いニュース(ノ∀`)

                            IT企業社長「牛丼屋で680円のメニューを食べるような人はダメな人間。一生出世できない。うちでは『一生牛丼マン』と馬鹿にしている」 1 名前:スペル魔 ★:2021/11/25(木) 20:25:28.37 ID:rK6dNOOr9 ある新進IT企業の社長K氏(30代後半)をインタビューした際、Kが「牛丼屋で680円ぐらいのメニューを食べるような人は、だいたい出世できないんです」と語っていたのが印象的だった。なぜ牛丼屋でそうする人は、ダメなのだろうか? 「牛丼チェーン店の客単価はだいたい300円台後半ぐらいでしょう。そのあたりで収める人は問題ないただし、600円から700円など使う人はダメなんです。バイトならいんですが、社員としては雇いたくないですね、間違いなく」とKは言った。 牛丼チェーンはあくまでたとえで、客単価が300円から400円程度の店で、その1.5倍から2倍以上使うのが問題なん

                              IT企業社長「牛丼屋で680円のメニューを食べるような人はダメな人間。一生出世できない。うちでは『一生牛丼マン』と馬鹿にしている」 : 痛いニュース(ノ∀`)
                            • レストランがコロナ禍を生き残るために必要なことすべて【イナダシュンスケ×鳥羽周作×小石原はるか】 - メシ通 | ホットペッパーグルメ

                              はじめに:「飲食店」という文化は衰退してしまうのか? 「#朝ディナー」と「8千字コース解説」 “お一人さま”をめぐる、大きな誤解 感染対策と集客は両立できるか 正解を握っているのは“お客さま”だけ 賢人流・メンタルコントロール術 チャンスを逃さない“いやらしさ”とは スピード感は「好き」の度合いで決まる レストランの活躍の場を広げていく 飲食業にこそ必要な「言語力」 コロナ禍で飲食店が取り戻すもの そしてエンタメやカルチャーへ 「朝カレー」&「朝インド」の可能性 おわりに:コロナ禍とは“ルールの厳しいゲーム”だ はじめに:「飲食店」という文化は衰退してしまうのか? 2021年1月7日、新型コロナウイルス感染症の感染再拡大を受けて、二度目の緊急事態宣言が発令された。言うまでもなく、飲食店に関しては「20時までの時短営業(アルコール提供は19時まで)」が要請され、事実上の“ルール”となっていく

                                レストランがコロナ禍を生き残るために必要なことすべて【イナダシュンスケ×鳥羽周作×小石原はるか】 - メシ通 | ホットペッパーグルメ
                              • 「ソーセージとビール」を離れると見えてくるドイツ料理の真髄 | 稲田俊輔「異国の味」

                                よみタイ新着記事 連載 9/2 モラハラ・DVから 逃げる技術! 「この結婚失敗かも……?」と思ったら知っておきたいTips50 離婚調停スタート!【逃げる技術!第22回】どこで何をするの? 藤井セイラ 特集 8/31 【リポストキャンペーン】「京都国立博物館」の直筆イラスト付きお土産プレゼントを1名様に! 明 特集 8/30 「原作のその先を見せてもらえる映像化に涙。私ほど幸せな原作者はいない」…ドラマ『クラスメイトの女子、全員好きでした』原作者・爪切男の撮影現場レポート 爪切男 連載 8/27 体重減・筋肉増のおばあさんになる!「あすけん」式 人生最後のダイエット 「あすけん」健康度のありえない点数に一念発起…!? 第2回 「あすけんの女」未来さんと出会ってしまった! 上田惣子 新着をもっと見る 稲田俊輔 イナダシュンスケ 料理人・飲食店プロデューサー。鹿児島県生まれ。京都大学卒業後、

                                  「ソーセージとビール」を離れると見えてくるドイツ料理の真髄 | 稲田俊輔「異国の味」
                                • 好きなことで食べていくには「ずる賢さ」が必要。 料理人・稲田俊輔の仕事論 - ミーツキャリアbyマイナビ転職

                                  食を愛する人々が一度は憧れる、「料理人」という仕事。閉店後の店のキッチンで料理人が頭を抱え、次なるメニューのアイデアをあれこれと思案する──というドラマや映画のワンシーンが頭をよぎる人も多いかもしれません。 しかし、現実はそういったイメージとかけ離れており、日々の仕事の9割は“名もなき雑用”が占めていると、人気南インド料理店「エリックサウス」などを手がける料理人・飲食店プロデューサーの稲田俊輔さんは語ります。 ルーティンワークや雑用の中にも、キャリアアップや自己実現につながるカギはあるのでしょうか。飲食業に限らず、さまざまな業界で働く若手ビジネスパーソンにとってヒントとなる稲田さんの仕事論をお聞きしました。 稲田俊輔さん。鹿児島県生まれ。京都大学卒業後、飲料メーカー勤務を経て円相フードサービスの設立に参加。和食、ビストロ、インド料理など、さまざまなジャンルの飲食店を立ち上げた後、2011年

                                    好きなことで食べていくには「ずる賢さ」が必要。 料理人・稲田俊輔の仕事論 - ミーツキャリアbyマイナビ転職
                                  • 広島県民の気持ちになって、「広島焼き」問題を考えてみる | 稲田俊輔「西の味、東の味。」

                                    博覧強記の料理人、美味の迷宮を東奔西走す! 日本の「おいしさ」の地域差に迫る短期集中連載。 前回から始まったお好み焼き編。 そう、あの「広島vs大阪」論争を避けて通るわけにはいかないのです。 お好み焼き編②「広島焼き」という呼称はなぜ地元で忌み嫌われるのか 初めて出会った広島風のお好み焼きのおいしさに、僕は大袈裟ではなく「感動」しました。少なくともあんなお好み焼きは、それまで食べたことがなかったのです。 それまで、大学の近くにあった京都風(?)のお好み焼き屋さんにはたまに行っていました。お好み焼きという食べ物は、いかにも庶民的なようでいてその実、お店で食べると案外安くないもの。そのお店も基本的にはそうだったのですが、しかしそこはやはり学生街の飲食店です。他のどのお好み焼きよりひときわ値段の安い、「学生モダン」というメニューがありました。しかもそれは普通のお好み焼きより一回りどころか二回りく

                                      広島県民の気持ちになって、「広島焼き」問題を考えてみる | 稲田俊輔「西の味、東の味。」
                                    • 日本で「コースのイタリアン」がすんなり受け入れられた理由 | 稲田俊輔「異国の味」

                                      よみタイ新着記事 特集 8/30 「原作のその先を見せてもらえる映像化に涙。私ほど幸せな原作者はいない」…ドラマ『クラスメイトの女子、全員好きでした』原作者・爪切男の撮影現場レポート 爪切男 連載 8/27 体重減・筋肉増のおばあさんになる!「あすけん」式 人生最後のダイエット 「あすけん」健康度のありえない点数に一念発起…!? 第2回 「あすけんの女」未来さんと出会ってしまった! 上田惣子 連載 8/26 推し博物館 ひとり旅 京都市東山区の「京都国立博物館」~涼しく快適! 夏期講座で大人の学びなおしの楽しさを学ぶ旅 明 連載 8/24 真夜中のパリから、夜明けの東京へ 出会って20年……今、それぞれの喪失を経て言葉を交わすということ 【猫沢エミ×小林孝延・往復書簡1】 小林孝延 猫沢エミ 新着をもっと見る 稲田俊輔 イナダシュンスケ 料理人・飲食店プロデューサー。鹿児島県生まれ。京都大

                                        日本で「コースのイタリアン」がすんなり受け入れられた理由 | 稲田俊輔「異国の味」
                                      • "ミニマル炒飯"は「あわてないチャーハン」。脱マチズモで、作る人を選ばない(料理人・文筆家、稲田俊輔)【4/4話】|本がひらく

                                        "ミニマル炒飯"は「あわてないチャーハン」。脱マチズモで、作る人を選ばない(料理人・文筆家、稲田俊輔)【4/4話】 インド料理に限らず、和食、洋食、フレンチなど幅広いジャンルを手がける料理人の稲田俊輔さん。家庭には「ミニマル料理」を提案しています。では、「ミニマル炒飯はどんな料理?」と尋ねると「あわてないチャーハン」とのお答え。そこには合理性だけでなく、作り手とチャーハンへの深い思いがありました。稲田流レシピに独特な「重さ」を測りながら作る理由についても合わせて聞きました。 ■素材の味をストレートに生かす「シンプルな料理」「ミニマル料理」を家庭に提案する稲田俊輔さん/撮影・編集部、エリックサウスマサラダイナー神宮前で──稲田さんは2023年に家庭料理向けのレシピ本『ミニマル料理』を出されました。そこには、どんな考えがあったんですか? 家庭料理に限らず、料理は常に進化しようとします。そういう

                                          "ミニマル炒飯"は「あわてないチャーハン」。脱マチズモで、作る人を選ばない(料理人・文筆家、稲田俊輔)【4/4話】|本がひらく
                                        • 林修先生、カツカレーをバッサリ酷評 「1+1が絶対2にならない料理」

                                          林修先生、カツカレーをバッサリ酷評 「1+1が絶対2にならない料理」 熱烈オファーした人物とカツカレーについて語り合った林修先生。なお、この人物の持論に林先生は「やっと同志を見つけた」と感激。 (写真提供:JP News) 28日放送の『日曜日の初耳学』(TBS系)で、林修先生がカツカレーという料理について「1+1が絶対2にならない料理」と意見。ネット上ではさまざまな声が相次いだ。 ■「カツカレー嫌い」 『インタビュアー林修』の第32弾を実施した今回は、林先生が熱烈オファーをした天才飲食店プロデューサー・稲田俊輔さんにインタビューを行うことに。 林先生いわく、稲田さんをオファーした理由は、著書『おいしいものでできている』に載っていた「カツカレー嫌い」という一文がきっかけだったという。 さらに林先生は、この一文を美容院で見た瞬間に著書を携帯で購入し「『カツカレー嫌い』って書かれる方のお話を伺

                                            林修先生、カツカレーをバッサリ酷評 「1+1が絶対2にならない料理」
                                          • おれとチェーン店。サイゼリヤ、ガスト、マクドナルド、ケンタッキー、牛丼。

                                            おれと食べ物と食べ物の話 おれが漢字混じりの本が読めるようになって、最初に手に取った漫画以外の本は、東海林さだおのコラムだった。 おれの言葉の根幹には東海林さだおの文章がある。 東海林さだおはなにについて書いていたか。食べ物について書いていた。 正確な記憶ではないが、ラーメンのナルトについて考えたり、レバニラ炒めについて考えたり、カレーライスの食べ方について考えていたりしたように思う。 ともかく、そんな風に身近な食べ物について、東海林さだおはずっと昔から頭を悩ませていたのである。 世の中がそういった身の回りの食べ物について目を向けて語りだしたのは、つい最近のことのように思える。 というわけで、おれは根っこのところでも、表立ったところでも、食べ物の話が好きだ。 だが、おれが食べ物を、食事を、食文化を愛しているかというと、話は別だ。 おれはほぼ毎日、晩飯を自炊する。蒸し野菜、冷しゃぶサラダ、お

                                              おれとチェーン店。サイゼリヤ、ガスト、マクドナルド、ケンタッキー、牛丼。
                                            • 名もなきまかない料理が「あんかけスパゲッティ」と名付けられるまで | 稲田俊輔「西の味、東の味。」

                                              博覧強記の料理人、美味の迷宮を東奔西走す! 日本の「おいしさ」の地域差に迫る連載。 前回までは3回にわたり「から揚げ」編をお届けしました。 今回は、稲田さんが強烈な関心を持つ、あるローカルフードの誕生についてのお話です。 ローカルフード周圏論① 今回は名古屋の「あんかけスパゲッティ」から話は始まります。あんかけスパゲッティは近年「名古屋めし」のひとつとしてかなり有名になってきましたが、全国的に言えば見たことも食べたこともない人がほとんどでしょうから、まずはざっくりとそれがどのようなものか説明しておきましょう。 あんかけスパゲッティは1960年代に誕生したと言われます。トマトを中心とする野菜のベースに牛ひき肉が加わった滑らかなソースを、太麺のスパゲッティにかけた料理です。ソースは胡椒で極めてスパイシーに仕上げられているのが大きな特徴です。また、そこに片栗粉でとろっとした濃度が付けられているた

                                                名もなきまかない料理が「あんかけスパゲッティ」と名付けられるまで | 稲田俊輔「西の味、東の味。」
                                              • 「100均でこの完成度!」料理のプロが選んだ〈卵グッズ7選〉 - with class -講談社公式- 家族の時間をもっと楽しく

                                                稲田俊輔「卵好きに捧ぐ。ゆで卵に味玉、温泉卵にだし巻き卵に……!」【いそがし家庭は金で解決だ!】第52回 毎日の料理の手間や負担が減らせる調理器具があれば、ごはん作りはラクになる、そしてよりおいしくなる! お掃除を自動掃除機に頼るなら、料理も便利な道具を活用しませんか? アイデア溢れる料理家としても人気の高い稲田俊輔さんが、おすすめの製品を使った夕ごはんに役立つオリジナルレシピを提案します。忙しい家庭にとって一番惜しいのは「時間」。優秀な調理器具や調理家電で貴重な時間を手に入れる=【お金で解決しよう!】という連載です。 100円ショップやハンズ等で多種多様に展開されているアイデア調理グッズ。「本当に使えるのか?」「買う価値はあるのか?」…… 前回に続いて、料理のプロ・稲田俊輔さんがそれらをリアルにお試し+本音でレビュー! 今回取り上げるのは〈卵グッズ〉。思わずつっこみたくなるものから、10

                                                  「100均でこの完成度!」料理のプロが選んだ〈卵グッズ7選〉 - with class -講談社公式- 家族の時間をもっと楽しく
                                                • 西のうどん、東の蕎麦……「黒いつゆ」論争に新解釈を与えてみる | 稲田俊輔「西の味、東の味。」

                                                  博覧強記の料理人、美味の迷宮を東奔西走す! 日本の「おいしさ」の地域差に迫る連載。 前回は、「名古屋の長崎ちゃんぽん」から、稲田さんの「ローカルフード周圏論」が提唱されました。 今回は、東西といえば、まずはこの話題。そばとうどんのつゆの違いについてです。 蕎麦という文化① 「あんな真っ黒けなうどん、からいばっかりでよう食わんわ」 これは、関西人が東京の食文化に不満を述べる台詞の古典中の古典です。皆さんもかつて何度となく耳にしたことがあるのではないでしょうか。もううんざりってとこでしょうし、こと最近では、よその食文化を安易にディスるのは良くないこと、という良識がかなり一般化しつつあるので、今となっては炎上案件です。 個人的には、(それがあくまで個人の嗜好に基づく一意見であることをはっきりさせた上でなら)みんなもっと自由闊達に嫌いな食べ物のことを語った方が面白いんじゃないかと思っていますが、そ

                                                    西のうどん、東の蕎麦……「黒いつゆ」論争に新解釈を与えてみる | 稲田俊輔「西の味、東の味。」
                                                  • カツカレー論争 「別々に食べたい」という否定派に猛反論する愛好家たちのロジック | マネーポストWEB

                                                    カレーライスのトッピングの王道といえば「カツ」。多くのレストランや食堂で「カツカレー」が人気のメニューとなっている。しかし、そんなカツカレーに対して、予備校講師でタレントの林修氏が展開した持論が、ちょっとした物議を醸した。 2021年11月28日放送の『日曜日の初耳学』(TBS系)で、飲食店プロデューサーの稲田俊輔氏にインタビューした林氏。稲田氏がカツカレーについて「1+1が1.5くらいにしかならない」と評すると、林氏も賛同したのだ。林氏は、カツがおいしいお店だからといっておいしいカレーが作れるわけではないし、カレーがおいしいお店はカツをおいしく揚げる技術をもっているわけではないなどと持論を展開。「カレーとカツは別々に食べたい」と話した。 そんな林氏の主張について、カツカレー愛好家たちは黙っていない。ネット上では〈カツカレーは日本人の最も偉大な発明の一つ〉、〈ルウが染み込んでフニャついた衣

                                                      カツカレー論争 「別々に食べたい」という否定派に猛反論する愛好家たちのロジック | マネーポストWEB
                                                    • 沼津の名店は、あんかけスパゲッティ界の“シーラカンス”かもしれない | 稲田俊輔「西の味、東の味。」

                                                      博覧強記の料理人、美味の迷宮を東奔西走す! 日本の「おいしさ」の地域差に迫る連載。 前回に続き、名古屋のローカルフード、あんかけスパゲッティについて考察します。 ローカルフード周圏論② 名古屋で生まれた独特な洋食スパゲッティは、一時はやや廃れそうにもなりましたが、「あんかけスパゲッティ」という名称を得たことで新たにローカルグルメと認知され、ブームに乗って復活・大躍進を果たしました。そしてその躍進の陰で、主流とは異なるタイプのそれは、残念ながら淘汰されていった、というのが前回までの話です。 淘汰された中には、主流のあんかけスパゲッティよりおそらく歴史自体は古いと推定される「ハーブ系」のあんかけスパゲッティがありました。僕がこれに初めて出会ったのは、愛知県ではなくお隣の岐阜県です。 岐阜駅からほど近い場所にあったその店のあんかけスパゲッティは、少なくとも主流のものとは大きく異なりました。とろみ

                                                        沼津の名店は、あんかけスパゲッティ界の“シーラカンス”かもしれない | 稲田俊輔「西の味、東の味。」
                                                      • 飲食店を悩ます「客が水しか飲まない問題」、根源に“粗利率=料理15%・飲料60%”問題

                                                        「gettyimages」より 居酒屋で水しか飲んでくれないお客さん 「最近は居酒屋で水しか飲まないお客さんがいる」という類の話題が昨今、インターネット上でしばしば盛り上がります。大抵の場合、それは 「最近の若者は非常識だ」 「そんなことをされたら飲食店の経営は成り立たない」 「最近の人は年長者と飲みに行くことを嫌うので、酒場でのマナーが継承されない」 といった非難の声から始まりますが、それらに対して 「メニューに載っている以上、何をどう頼むのも客の自由」 「注文にルールがあるというのなら、それを明示するべき」 といった反論が巻き起こるのも常です。 この問題には明確な正解を与えるのは難しいですし、また「ここまでならOK」という線引きも曖昧にならざるを得ません。ですが、個人的には後者の「水だけを否定することはできない」という意見のほうにいささか分があるようにも思えます。あくまで理屈の上では、

                                                          飲食店を悩ます「客が水しか飲まない問題」、根源に“粗利率=料理15%・飲料60%”問題
                                                        • サイゼリヤとTwitterの「ある法則」 - アオヤギさんたら読まずに食べた

                                                          Twitterでサイゼリヤが盛り上がっている。全く関係はないと思うが株価も上がっている。 今回サイゼリヤがTwitterで盛り上がった原因は大きくふたつあり、ひとつが1月19日にriokaさん(@moorioka)が投稿した「おてんばだった幼なじみとサイゼリ●でデートしてみた。」漫画、もうひとつがクレハさん(@KU_RE_HA)による「サイゼで喜ぶ彼女」イラスト。 riokaさんは2月4日にサイゼデート漫画の続編「おてんばだった幼なじみとコ○ダ珈琲店でデートしてみた」を投稿していて、漫画内の食べ物描写をめぐってTwitterが荒れていた。時系列的には、コメダ漫画によってアテンションが上がっていて、1月に投稿したサイゼ漫画も想起され、その流れかもしくは同時多発的にクレハさんが投稿したサイゼで喜ぶ彼女イラストでさらにサイゼが想起され、いろいろな人がそれぞれサイゼを語って言及数が増え、その言及を

                                                            サイゼリヤとTwitterの「ある法則」 - アオヤギさんたら読まずに食べた
                                                          • 「30分チキン」から「学生ステーキ」まで! 稲田俊輔さんの『ミニマル料理』はどのレシピも作りたくなる - 週刊はてなブログ

                                                            わたしは「学生ステーキ」と「くたくたブロッコリー」を作りました! この本は、いかに少ない食材とシンプルな調理法でおいしい料理をつくるか、ということを基本テーマにしています。 稲田俊輔『ミニマル料理 最小限の材料で最大のおいしさを手に入れる現代のレシピ85』(柴田書店) 2023年2月に発売された、料理人・飲食店プロデューサーの稲田俊輔さんによる料理書『ミニマル料理』。 「最小限の要素で最大のおいしさを手に入れる」ための「ミニマル料理」のレシピだけでなく、稲田俊輔さんによる読みごたえのある前書きや、ユーモラスな語り口の説明文も魅力的な料理本です。 はてなブログには、そんな本書のレシピを使って料理したというエントリーが数多く投稿されています。 今回は、稲田俊輔さんの『ミニマル料理』に掲載されているレシピを参考にして料理を作ったはてなブロガーのみなさんのエントリーを紹介します。 肉の旨味をしっか

                                                              「30分チキン」から「学生ステーキ」まで! 稲田俊輔さんの『ミニマル料理』はどのレシピも作りたくなる - 週刊はてなブログ
                                                            • 吉本ばななが考える「もっと海外の人に読んでほしい日本の作家」 | 作家の本棚をのぞいてみたら

                                                              作家たちは日々、どんな作品を、どんなふうに読んでいるのだろうか? ベストセラー『哀しい予感』の英訳版が10月に出版されるなど、海外にも多くのファンをもつ作家・吉本ばななに、米紙「ニューヨーク・タイムズ」がインタビュー。彼女の濃密な読書体験について聞いた。 最近やっと読み終えた「名作」 ──ベットスタンドにはどんな本がありますか? ほとんどの本はKindleで読んでいます。紙の本でいうと、管啓次郎の『エレメンタル 批評文集』(2009)や、柴田元幸が編集長を務める文学雑誌「MONKEY」、それから稲田俊輔の『食いしん坊のお悩み相談』(2023)が置いてあります。どれも読み応えがあり、何度も読んでいます。 ──最近読んだなかで、いちばん良かった本はなんですか? 管啓次郎の『エレメンタル 批評文集』でしょうか。まるで美しい小説のように読めます。前書きは若い人に向けて書かれていますが、それもまた見

                                                                吉本ばななが考える「もっと海外の人に読んでほしい日本の作家」 | 作家の本棚をのぞいてみたら
                                                              • お客さん物語 | 稲田俊輔 | 連載一覧 | 考える人| シンプルな暮らし、自分の頭で考える力。知の楽しみにあふれたWebマガジン。 | 新潮社

                                                                はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。 「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。 どうして自分が「考える人」なんだろう――。 手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな

                                                                  お客さん物語 | 稲田俊輔 | 連載一覧 | 考える人| シンプルな暮らし、自分の頭で考える力。知の楽しみにあふれたWebマガジン。 | 新潮社
                                                                • 稲田俊輔さんのレシピ「スパムで!ポークビンダルー」を作る

                                                                  料理研究家リュウジさんとゲストがお互いのレシピをトレードし、料理をしながら語り合う本連載。今回のゲストは、南インド料理店「エリックサウス」創設を始め、さまざまな飲食店のプロデュースを手がける料理人、稲田俊輔さんです。 直接会うのはこの日が初めてですが、稲田さんが執筆した記事(※)のなかで言及していた、「バズるレシピ」に対する見解に、かねてから共感と感銘を覚えていたというリュウジさん。稲田さんが編み出した、本質を抑えながら簡単に作れるインドカレー「ポークビンダルー」を学びます。 ※外部サイト参照:「バズるレシピ」のルーツはグッチ裕三!?ネットが生み出す新しい家庭料理の文化 - 稲田俊輔 材料(2人分) スパム(⾓切り)…1/3⽸分(110g) ガラムマサラ…2g トマトケチャップ…30g ⽶酢…15g スープの素(顆粒)…3g ⽔…80g 基本のマサラ(2⼈分) ⽟ねぎ(粗みじん切り) …1

                                                                    稲田俊輔さんのレシピ「スパムで!ポークビンダルー」を作る
                                                                  • 「至高のビール煮」を稲田俊輔さんが作る

                                                                    料理研究家リュウジさんとゲストがお互いのレシピをトレードし、料理をしながら語り合う本連載。今回のゲストは、南インド料理店「エリックサウス」創設を始め、さまざまな飲食店のプロデュースを手がける料理人、稲田俊輔さんです。 稲田さんが選んだリュウジさんのレシピは「至高のビール煮」。選んだ理由はずばり「かっこいいから」とのこと。ビールを豪快に使って作る食べ応え抜群の肉料理、思い切り調理してもらいました。 材料(2人前) 豚ロースかたまり⾁(バラブロックなどでも可)…400g ⽟ねぎ…1個(250gほど) ニンニク…2⽚ ビール(350ml)…1⽸ コンソメ…⼩さじ1半 オリーブオイル…⼤さじ1くらい 塩こしょう(⾁の下処理⽤)…適量 塩(⽟ねぎを炒める際に)…ひとつまみほど 仕上げに ⿊こしょう…適量 乾燥パセリ…適量 わさび…適量 作り⽅ 1. ⽟ねぎをスライスする。 2. にんにくは⽪を剥いて

                                                                      「至高のビール煮」を稲田俊輔さんが作る
                                                                    • 17分55秒キーマカレー - #つくりおき

                                                                      id:hitode909です。エリックサウスの本を買ってから高速にカレーをつくるブームが来ています。カレーしか作ってない。先週は鯖缶カレーでした。 tsukurioki.hatenablog.com これは昨日作った豆のカレー、スキルを横展開したいので妻に調理してもらって、僕は材料を冷蔵庫から出したりしまったりしたら早く進みました。 今日はキーマカレーにします。晩御飯は鍋だけど、晩御飯の前にカレーでも作るかという、素振りみたいな雰囲気になっている。3回目なので分量や時間を覚えていて、本を見ずに作れるようになり、せっかくなのでちょっとスパイスを足してみるかという気持ちも芽生えてきています。 この情報を見たので油は太白ごま油を使っています。今回つくる2食分の油だけで材料代が67円かかっている。 spice-ganesh.com 本では洗い物を減らすことに重きをおいているのでフライパンごと計量し

                                                                        17分55秒キーマカレー - #つくりおき
                                                                      • フードサイコパス稲田俊輔が語る「低評価レビュー」の原因

                                                                        稲田俊輔さんは、南インド料理専門店「エリックサウス」の総料理長にしてナチュラルボーン食いしん坊。鹿児島県生まれで京都大学に進学し、在学中は1Kのコンロ1つの下宿を「ベッド付きキッチン」に改装してテーブルにカセットコンロを増設、招いた友人にフレンチのフルコースを振る舞っていた、とのこと。 卒業後に酒類メーカーを経て友人に誘われ飲食店の経営に携わり、そこで手がけた南インド料理の店がヒット。現在のブームの火付け役となりました。エッセー、レシピから小説、そしてSNSまで旺盛に執筆・発信をされており、近著に『食いしん坊のお悩み相談』(リトル・モア)、『ミニマル料理 最小限の材料で最大のおいしさを手に入れる現代のレシピ85』(柴田書店)などがあります。今回は最新刊となる『お客さん物語 飲食店の舞台裏と料理人の本音』(新潮新書)のお話を中心に伺ってきました。 初めまして。稲田さんのTwitter、今はX

                                                                          フードサイコパス稲田俊輔が語る「低評価レビュー」の原因
                                                                        • 店では最初に何をするのか|料理人という仕事|稲田 俊輔|webちくま

                                                                          料理人・飲食店プロデューサーの稲田俊輔さんによる「料理人という仕事」。第3回のテーマは「入店」です。もちろん客ではなく、働き手として店にはいる時、どんな動き、どんな言葉が必要でしょうか? はじめての職場で仕事をするときに誰もが直面する問題です。 さあ、入店! さて、あなたは何らかの手順を経て飲食店に入店を果たし、これから料理人になるための第一歩を踏み出します。具体的に先ずそこでは何をするのでしょうか。その初日を具体的に追っていってみましょう。 出勤すると、制服を渡され、着替えや私物の保管、タイムカード(実際は最近はほぼPCのアプリに置き換わっていますが、やはりそれはタイム「カード」と呼ばれ続けています)の操作法などを教えられます。着替えてタイムカードを押したら、早速、キッチンに入ることになるでしょう。おっと、その際にとても大切なことがあります。元気に挨拶! です。 「今日からお世話になりま

                                                                            店では最初に何をするのか|料理人という仕事|稲田 俊輔|webちくま
                                                                          • 「冷凍さぬきうどんを長く茹でると伊勢うどんになるのか」という実験|玉置標本:私的標本

                                                                            エリックサウスの料理長であるイナダシュンスケ(稲田俊輔)さんが、「冷凍さぬきうどんを18分茹でる」と伊勢うどんっぽいとツイートされていたので、試してみることにした。判定してねと指名されたので。 そういえば伊勢うどんが無い時のジェネリック伊勢うどん、いくつか試した中で「冷凍さぬきうどんを18分茹でる」が一番いい感じだったので、いつか玉置さんに判定してほしいです https://t.co/H66Nseqbdq pic.twitter.com/G7ZgDJeON8 — イナダシュンスケ (@inadashunsuke) March 25, 2024 なんでこういう話になったかというと、以前イナダさんにお会いしたときに、「伊勢うどんってなんですか?」という私が書いた同人誌をお渡しさせていただいたからです。ちゃんと読んでいただいて大変ありがたい。 そして皆様にも買っていただけると超ありがたい。詳細は

                                                                              「冷凍さぬきうどんを長く茹でると伊勢うどんになるのか」という実験|玉置標本:私的標本
                                                                            • そして「バル」だらけになった……スペインから導入されたあまりにも万能すぎる業態 | 稲田俊輔「異国の味」

                                                                              よみタイ新着記事 連載 4/6 西の味、東の味。 極私的ナンバーワン、甘くない「京都のきつねうどん」 稲田俊輔 連載 4/5 消費される階級 お金への興味とチャレンジ精神の多寡が、格差や序列に比例する未来がすぐそこに? 第22回 遅ればせながらの金融教育 酒井順子 連載 4/2 育ちの良い人だけが知らないこと ある彫師の壮絶な人生──劣悪な家庭環境、親友の自殺、完成直前に死んだ客【育ちの良い人だけが知らないこと 第3回】 かとうゆうか 連載 4/1 モラハラ・DVから 逃げる技術! 「この結婚失敗かも……?」と思ったら知っておきたいTips50 セルフケアは大切!【逃げる技術!第12回】不調があれば通院を 藤井セイラ 新着をもっと見る 稲田俊輔 イナダシュンスケ 料理人・飲食店プロデューサー。鹿児島県生まれ。京都大学卒業後、飲料メーカー勤務を経て円相フードサービスの設立に参加。 和食、ビス

                                                                                そして「バル」だらけになった……スペインから導入されたあまりにも万能すぎる業態 | 稲田俊輔「異国の味」
                                                                              • あんなに「パリ」好きな日本人なのに…「フランス料理」を食べたい人はどこにいる? | 稲田俊輔「異国の味」

                                                                                よみタイ新着記事 特集 8/31 【リポストキャンペーン】「京都国立博物館」の直筆イラスト付きお土産プレゼントを1名様に! 明 特集 8/30 「原作のその先を見せてもらえる映像化に涙。私ほど幸せな原作者はいない」…ドラマ『クラスメイトの女子、全員好きでした』原作者・爪切男の撮影現場レポート 爪切男 連載 8/27 体重減・筋肉増のおばあさんになる!「あすけん」式 人生最後のダイエット 「あすけん」健康度のありえない点数に一念発起…!? 第2回 「あすけんの女」未来さんと出会ってしまった! 上田惣子 連載 8/26 推し博物館 ひとり旅 京都市東山区の「京都国立博物館」~涼しく快適! 夏期講座で大人の学びなおしの楽しさを学ぶ旅 明 新着をもっと見る 稲田俊輔 イナダシュンスケ 料理人・飲食店プロデューサー。鹿児島県生まれ。京都大学卒業後、飲料メーカー勤務を経て円相フードサービスの設立に参加

                                                                                  あんなに「パリ」好きな日本人なのに…「フランス料理」を食べたい人はどこにいる? | 稲田俊輔「異国の味」
                                                                                • 昔は「まずいもの」がいっぱいあったーー「天才」プロデューサーが憂う、保守化する食のトレンド#昭和98年(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)

                                                                                  街の飲食店は、時代を映す鏡だ。グルメブーム、コロナ禍を経て、日本の飲食業界は目まぐるしく変化している。食そのもののレベルは高水準に達し、外国人客が日本に美味を求めて押しかける一方で、日本の若者たちは飲酒を好まず、チェーン店の味に安心感を覚える-----。令和の天才飲食店プロデューサーと称される稲田俊輔(53)は自らも料理人でありながら、チェーン店から珍店まで好奇心のおもむくままに食べ歩き、「日本の食の現在」を静かに俯瞰している。稲田は言う、「オモウマい店は、はっきり言ってライバル」。(取材・文:山野井春絵/撮影:殿村誠士/Yahoo!ニュース オリジナル特集編集部) 南インド料理専門店「エリックサウス」のオーナー料理人、稲田俊輔は、天才飲食店プロデューサーとも称される、飲食業界のカリスマ。というと、さぞかしキレキレの、どっちかいうとバブリーな男性を想像されるかもしれないが、実際は穏やかな印

                                                                                    昔は「まずいもの」がいっぱいあったーー「天才」プロデューサーが憂う、保守化する食のトレンド#昭和98年(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)