「読書アシスト」技術は、人間が文章を読む際の視点移動に着目し、無駄なく視点移動を行うように文章を表記することで、自然とスムーズな読書を可能にします。 独自の表示方式の例 文章の改行場所を文節の間に調節した文節間改行方式 隔行単位で背景色を付与するストライプ型背景色 文字のベースラインを文節単位で階段状に下げていく階段状ベースライン方式 冒頭文字を階段状に字下げする表示方式
ネットで古本の買い取り・販売をするバリューブックス(長野県上田市)を立ち上げた中村大樹(なかむらたいき)さんは、大学卒業後に仕事に就かず引きこもりになった。転売ヤーという言葉すらなかった時、古本の「せどり」を始めて人生を大きく変えた。フリーライター・ざこうじるいさんが、中村さんの半生を描く――。 創業17年で売り上げ70倍を達成した古書ビジネス 「実は僕、躁うつ病なんですよ」 そう切り出したのは、長野県上田市で古書ビジネスを営むバリューブックスの創業者、中村大樹さん。躁うつ病は気分が高揚する「躁状態」と気分が落ち込む「うつ状態」が繰り返される精神疾患で、双極性障害とも呼ばれる。 中村さんが2005年に一冊の本を転売したところから始まった古書ビジネスは、Amazonや楽天を通じて成長を続け、2024年6月度の決算で売上高36億300万円を記録した。2007年に法人化してから17年間で約70倍
Amazonの台頭により、かつて書店でしか手に入らなかった「本」は自宅にいながら購入できるようになりました。街中に店舗を構える書店が軒並み縮小していくなか、昔ながらの本屋であるバーンズ&ノーブルが再び成長を遂げています。バーンズ&ノーブルがどのような戦略を採ったのかについて、大衆文化ライターのテッド・ジョイア氏が明らかにしています。 What Can We Learn from Barnes & Noble's Surprising Turnaround? https://tedgioia.substack.com/p/what-can-we-learn-from-barnes-and バーンズ&ノーブルは1886年に設立され、20世紀に繁栄を極めましたが、デジタル時代の到来により衰退の兆しを見せ始めます。 一時期、バーンズ&ノーブルはAmazonのまねをしてオンライン販売を強化し、独自の
人口2万5千人の留萌市から本屋が消えたのは2010年12月。それから7カ月後、人口30万人以上でないと出店しないルールを持つ三省堂書店が出店した。それはどうしてだったのか。 4月だというのに、その日は雪がちらついた。地元の人は5月の連休が明けるまではスタッドレスタイヤを外さないという。ゆったりとした坂道を登りつめると、眼前に日本海が広がる。北海道の西端にある留萌の海岸からは水平線の下へと沈むまん丸で真っ赤な夕陽を見ることができる。 留萌の坂道 美しい地名はルルモッペ(=潮の静かに入るところ)というアイヌの言葉に由来する。明治期ににしん漁により港町として留萌の地が拓けた。炭鉱業も栄え、1910年には留萌本線が開通、続いて1932年には留萌港が竣工した。 昭和の頃、正月ともなると、新年を祝う人たちがこの坂道をぎっしりと埋め尽くしたものですよ。 タクシーの運転手が問わず語りに聞かせてくれた。通り
早川書房は6月1日、新書レーベル「ハヤカワ新書」を立ち上げ、紙の新書にNFT化された電子書籍が付いてくる「NFT電子書籍付」版を発売すると発表した。20日から5冊を販売する。 電子出版取次大手のメディアドゥ(東京都千代田区)の技術を採用、電子書籍ファイル(EPUB)をNFT化した。購入した人は、例えば紙の本を自宅でゆっくり読み、外出先ではスマートフォンで続きを読むなど使い分けられる。電子書籍版のビューアーにはメディアドゥの「FanTopアプリ」を使用する。 NFT化した書籍は、ブロックチェーン技術によって持ち主の証明が行える。これを利用し、メディアドゥは自社のNFTマーケットプレイス「FanTop」内で電子書籍の二次流通の仕組みを提供するという。 これまで本の二次流通は、古書店で本が売れても著者や出版社には何も還元されないことが問題視されてきた。しかしNFTを活用した二次流通なら売買が行わ
欧州国際書店連盟(EIBF)による欧米・オセアニア19カ国を対象にした「RISE消費者行動調査2023年12月」では意外にもイタリアが調査国内の読書率・購買率ともにトップだった。だが日本人の多くはイタリアの出版・読書について何も知らない。イタリア出版者協会(Associazione Italiana Editori, AIE)の各種調査から知られざる読書大国・イタリアの実態を紹介したい。 イタリアの書籍市場まず書籍市場の動向だが、2024年は半期で6.76億ユーロ(約1000億円)で、ここ数年はインフレを考慮しても安定している。Nielsen BookScanによる年間の売上は年間約16.97億ユーロ(約2748億円)なのでニールセン調べの方がやや上振れしているのだが、こちらも安定を見せている。なお電子書籍は8000万ユーロ(130億円弱)、オーディオブックは2800万ユーロ(約45億円)
【10月23日 AFP】ウクライナの首都キーウの書店で、ユリア・シドレンコさん(33)は古本をまとめて処分していた。中には幼なじみにもらった本もあったが、最近になって魅力がなくなってしまったという。 理由は、ロシア語で書かれた本だからだ。 「2月24日以降、わが家にロシア語の本を置いておくスペースはもうありません」と、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領がウクライナ侵攻を開始した日を挙げた。 大切にしていた本もある。「20歳の誕生日に友人たちから寄せ書き入りでもらった本です。(思い出として)写真を撮りました」。さらに児童書を手にし、自分の子どもたちは「ロシア語の物語は絶対に読まないはず」だと話した。 この書店には、シドレンコさん以外にもたくさんの本を運び込む人が次々と訪れていた。スーツケースを携えて来る人や、車に積んで来る人もいる。 同書店は自宅で要らなくな
映画「スターシップ・トゥルーパーズ」の原作として知られる小説「宇宙の戦士」や「月は無慈悲な夜の女王」「異星の客」などで知られるロバート・A・ハインラインの「夏への扉」が、初めて実写映画化されることが決定しました。監督は「ソラニン」「僕等がいた」「ホットロード」「フォルトゥナの瞳」などを手がけた三木孝浩。主演は「キングダム」「劇場」「斉木楠雄のΨ難」など多数の作品で活躍する山﨑賢人です。 映画『夏への扉』オフィシャルサイト https://natsu-eno-tobira.com/ 「夏への扉」は1956年発表の作品で、舞台は執筆当時の近未来である「1970年のロサンゼルス」。今回の映画化では、舞台を日本にして再構築を行っています。 主人公はロボット科学者の高倉宗一郎。亡き父の親友・松下の遺志を継ぎ、愛猫ピートや松下の娘・璃子と穏やかな日常を過ごしつつ、プラズマ蓄電池の開発を進めていたところ
この画像を大きなサイズで見るimage credit:Pixabay 最近本を読む人が少なくなっている傾向があるが、読書をする習慣がある人とない人では、脳の構造に違いがあることが最新の研究で明らかになった。 特に、言葉の意味を理解したり、音を処理したり、人の心を読み解く能力において、読書好きな人は優れた特徴を持つという。 研究者たちは1,000人以上の脳データを分析し、読書能力と脳の特定部位の関係を詳しく調査した。その結果、左脳にある言語や音声に関連する部位が読書の得意さと深く関係していることが分かった。 読書好きな人は脳の構造が違う 楽しみのための読書をする人の数は世界的に見ても減少傾向にある。 最近の英国での調査によると、成人英国人の50%は定期的に本を読まないと答えていて、2015年時の42%から増加している。また、16~24歳の若者の4人にひとりは一度も本を読んだことがないという。
本州最北端の青森県。 青森市、弘前市、八戸市の三市はほぼ同等の人口規模で、それぞれが深い関係を持ちつつも異なる文化を築いてきました。 このうち、江戸時代に八戸藩の藩都が置かれていた八戸市に、全国的にも珍しい市営の本屋さんがあるのをご存知でしょうか? 書籍を扱う行政施設といえば、図書館が真っ先に思い浮かびますが、「八戸ブックセンター」ではあえて貸出機能はもたず、民間の書店同様、書籍の販売をしています。 市が運営する書店、民間の書店とどのような違いがあるのでしょうか?企画運営担当の熊澤直子さんに、開設5年を迎えたブックセンターの活動について、伺ってきました。 八戸ブックセンターを開設したのは、2016年12月。 八戸市では「本のまち八戸」の推進を掲げ、年代に応じた様々な事業を実施していますが、その拠点施設としてブックセンターは位置付けられました。 その動機となったのは、地方都市ならではのある悩
地理系ブックカフェ空想地図@東京駒沢 @fantasycitymap_ 地理系書籍を中心に約1500冊の本が飲食をご注文で読み放題なブックカフェ です。#空想地図 は勿論、リアルな #都市地図、地理系#雑学、#地形、#鉄道、#旅行、#野球、#道路 など世の中の地理的事象本多数。地理系イベントや出版系イベント場所貸し大歓迎。#地理、#地図が好きな方たちのリアルコミュニケーションスペースです instagram.com/fantasycity_map リンク 地理系ブックカフェ空想地図 地理系ブックカフェ空想地図 駒沢大学のカフェ・スイーツ、地理系ブックカフェ空想地図のホームページです。お店の基本情報やおすすめ料理の「1200冊以上の地理系書籍!」「クラブハウスサンド ポテト付き」をはじめとしたメニュー情報などをご紹介しています。 1 user 13
人口減と出版不況。ふたつの「負」を打ち返すように10年続いてきた北海道留萌市の留萌ブックセンター。売り上げが予算を割ったことはない。地域の人と書店員の思いを重ね合って続いてきた10年の物語。 東京・神保町にある三省堂書店本店を訪ねたのは、留萌から戻った翌月、5月半ばの朝だった。留萌市で誘致活動が起こった当時の札幌店長に話を聞くためだ。その人は、応接室に資料の積み上がった書類箱を抱えるようにして現れた。常務取締役の横内正広さんだ。 横内さんは留萌の人たちの熱意が三省堂書店の役員会議を動かした経緯を、時折資料を示しながら詳細に振り返った。90分の取材が終わりにさしかかった頃、その横内さんが思いがけない言葉を口にした。 「あれはほんとうに予想外でした」 横内さんは、腕組みをしてもう一度、同じ言葉を繰り返した。 「確かに私は開店時に言いました。2、3年経って、もし赤字になったら撤退することもあり得
…………日本が誇る“奇書”「ドグラ・マグラ」の初刊行から90周年。近年は電子書籍でも手軽に触れられる時代になったが……各位、読むときは冷静に正気を保ってほしい。 今も本屋で平積みにされる、戦前の“奇書” 読むと精神に異常をきたす本ーー。いつしか巷でそう呼ばれるようになった、“奇書”の存在をご存じだろうか? 1935年に発表された夢野久作の推理小説「ドグラ・マグラ」だ。 本作は、日本の“三大奇書”の一つでもある。他の2作は、小栗虫太郎「黒死館殺人事件」(1935年)と、中井英夫「虚無への供物」(1964年)。 いずれも日本のミステリー史に残る名作として今もカルト的な人気を誇るが、なかでも特に代表的存在になっているのが「ドグラ・マグラ」である。 2025年1月は、この「ドグラ・マグラ」の初刊行からちょうど90周年。これだけの月日が経過してなお本作は、本屋の棚に今も平積みで置かれている。人はなぜ
米オクラホマ州で投棄された約600の荷物について地元保安官事務所による捜査が行われている/Oklahoma County Sheriff's Office (CNN) 米オクラホマ州オクラホマシティー北東部でこのほど、約600個のアマゾンの荷物が発見され、保安官事務所が捜査を行っている。 オクラホマ郡の保安官事務所はフェイスブックへの投稿で、荷物はすべてアマゾンからのもので大みそかに発見されたと明らかにした。一部の荷物は中身が抜き取られていたという。 保安官事務所は、中身を抜き取った人物は読書家ではないようで、配送されていた書籍は残されていたと言い添えた。 保安官事務所によれば、荷物はクリスマスまでに配送される予定だったようで、米郵政公社(USPS)の施設に配送される前にアマゾンの施設から送り出されていた。 多くの荷物が捨てられたり発見されたりした最近の事案としては今回は3件目となる。 昨
ハイブリッド型総合書店サービス「honto」が、2024年3月末をもって紙の本の通販サービス「本の通販ストア」を終了すると発表しました。電子書籍ストアのサービスは継続予定。紙の本の通販については、24年4月1日以降にオンライン書店「e-hon」との連携を開始するほか、「丸善ジュンク堂書店オンラインサイト」の立ち上げも計画しているとのことです。 「honto」が「本の通販ストア」を終了(画像はhontoのお知らせより) 「honto」は大日本印刷が運営する総合書店サービス。紙の本を扱う「本の通販ストア」と電子書籍を扱う「電子書籍ストア」を運営しているほか、全国の丸善・ジュンク堂・文教堂の在庫をネットで検索したり、ネットから希望の店舗に本を取り寄せたりといった、ネット書店とリアル書店を連携するサービスを展開しています。 ハイブリッド型総合書店サービス「honto」 「本の通販ストア」での受注な
台湾・台北で、「銅鑼湾書店」を再開した林栄基店長(中央、2020年4月25日撮影)。(c)Sam Yeh / AFP 【4月25日 AFP】香港で中国本土の禁書を販売していた書店の店長を務め、中国当局から拘束された林栄基(Lam Wing-kee)氏(64)が25日、台湾で書店を再開した。 林氏は昨年、香港政府が本土に容疑者の身柄引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」の改正案を発表したことを受け、台湾に移住。それから1年を経て「銅鑼湾書店(Causeway Bay Books)」を再開した。同条例の改正案は、現在撤回されている。 林氏は、中国の指導者らのスキャンダル暴露本を扱う銅鑼湾書店の関係者で、2015年に中国本土で拘束されていることが後に明らかとなった5人のうちの一人。 林氏は翌年、書店の顧客リストが入ったハードディスクを持って戻ることを条件に香港への帰還が認められた。だが保釈条件を破り
破壊的な地殻変動によって日本が滅亡していく在り様を描き、空前の大ベストセラーとなった小松左京による『日本沈没』の刊行から今年で50年となる。ことに「第二次関東大震災」の描写は圧巻であり、いま読み返してみてもリアリティを失っていない。当時の担当編集者が、SF小説史上に刻む名作誕生の舞台裏を振り返る。 浜井 武 HAMAI Takeshi 光文社の元常務、編集者。1938年東京都出身。62年早稲田大学第一文学部卒業後、光文社に入社。編集者として、小松左京、森村誠一、赤川次郎、斎藤栄らを担当。光文社文庫編集長、取締役を経て2000年8月に常務取締役。05年8月退任。 最初のタイトルは『日本沈没』ではなかった 「僕が小松さんの担当になったのは、小松さんが『日本沈没』を書き始めて4、5年経った頃でした。企画段階から関わったわけではないので、担当としては3代目、小松さんの『日本アパッチ族』がカッパ・ノ
代官山蔦屋書店を視察する(右から)斎藤健経済産業相、小泉進次郎元環境相=23日午後、東京都渋谷区(岩崎叶汰撮影) 斎藤健経済産業相は23日、都内で書店の視察や書店経営者との意見交換を行い、「今夏をめどに(書店振興に向けた)課題を整理する」考えを明かした。ネット通販の普及などによって全国で書店の閉店が相次ぐ中、書店の経営課題などを取りまとめ、政府としての支援策を検討する。 代官山蔦屋書店(東京都渋谷区)と王様書房(同目黒区)を視察し、小泉進次郎元環境相も参加した。 意見交換の場では、蔦屋書店を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブの高橋誉則社長が「書店のビジネス構造は長年変わっていない」とした上で「仕入れ方や売り方を変える機会が訪れている」と指摘。一方、斎藤氏は「書店が減れば、国力が弱まる。(書店の振興を)一歩でも二歩でも前に進めたい」と述べた。 経済産業省は3月、書店の振興に省内横断で
「千葉県版 時刻表」なぜ登場? 編集長が動かされた“いくつかの理由”:週末に「へえ」な話(1/4 ページ) ガタン、ゴトン、ガタン、ゴトン――。鉄道車両の座席で、分厚い雑誌のページをめくっている。その昔、こうした光景を目にするのは珍しくなかったが、スマホの普及によってほぼ見かけなくなった。 鉄道の時刻表は、乗り換えアプリを使えば簡単に検索できるようになった。わざわざ紙の時刻表を持ち歩く必要がなくなったわけだが、ちょっとユニークな取り組みをして、鉄道マニアだけでなく、新たな読者を増やしている事例がある。JTBパブリッシングが手掛けている『JTB時刻表』である。 『JTB時刻表』の前身である『汽車時間表』が登場したのは、1925年のこと。来年、創刊100年を迎えるわけだが、どのような取り組みをしているのか。「スピンアウト」である。 時刻表を見たことがない人は知らないかもしれないが、掲載している
誠文堂新光社は6日、全国に現存する、もしくはかつて存在した鉄道のスイッチバックを紹介する書籍『スイッチバック大全』(江上英樹、栗原 景 編著 / B5判変判、256ページ / 4,950円)を8月17日に発売すると発表した。 鉄道のスイッチバックを分類して解説する『スイッチバック大全』が刊行される スイッチバックは、勾配を克服する鉄道技術のひとつとして知られるシステム。同様の意図を持つループ線やラック式と比べて、とくに日本で特徴的に用いられ、大小含めるとかつて国内に140カ所以上存在したという。しかし、現在は技術の進歩や土木車両性能の向上により、国内のスイッチバックは絶滅の危機に瀕しているとされる。 『スイッチバック大全』は、スイッチバック研究の「決定版」として、豊富な写真とデータ類で魅力を紹介する1冊となる。これまでに存在した全国のスイッチバック約140カ所を網羅し、その歴史や、著名な鉄
※直径18cmのフライパン (スキレット) を使う場合 卵2個 卵黄1個分 グラニュー糖65g 薄力粉 (ふるう)65g 牛乳大さじ1 食塩不使用バター15g ボウルに卵と卵黄をほぐし、グラニュー糖を加え、白っぽくなるまで泡立てる。 (ハンドミキサーを使い低速でゆっくりと泡立ててもよい) 牛乳とバターを60℃位に温めて1に加え、ゴムベラで混ぜる。 薄力粉を2にふるい入れ、粉気がなくなるまでさっくりと混ぜてフライパンに流し入れる。 170℃に予熱したオーブンで約30分、表面が色づくまで焼く。 本レシピは、『ぼくらのなまえは ぐりとぐら』に掲載されたレシピ (料理:植田令子) を元に、一部容量や表記を変更しています。 ぼくらのなまえは ぐりとぐら 詳しくはこちら その他のレシピ にんじんキッシュ おきゃくさまのクリスマスケーキ
黒人の旅行者市場は、グリーンブックの時代から大きく成長した。ある調査によると、パンデミックの前、アフリカ系米国人は年間630億ドル(約6兆5700億円)を旅行に費やしていた。(ILLUSTRATION BY DIANA EJAITA) 黒人は旅行をする。子どもの頃から、私(著者のGlynn Pogue氏)にとってそれは当たり前のことだった。両親がニューヨーク州で経営していた小さなホテルの食堂には、米国だけでなく世界中から来た黒人の旅行者が、入れ代わり立ち代わり訪れた。伝統的な南部風の朝食を取りながら、宿泊客はその日どの美術展に行こうかと計画を立てたり、前日にブロードウェーで観たショーの感想を語り合ったりしていた。 けれど、ホテルで過ごした時間はどんな名所にも勝る旅の思い出だったと、誰もが口をそろえて言っていたのを覚えている。黒人が経営する宿で、自分と似たような人々とともに滞在することで、身
『葉隠』は、江戸時代中期の武士道書です。佐賀藩士・山本常朝(1659~1719)の言葉を、同藩士の田代陣基(1678~1748)が聞き書きし、約7年かけて書物にまとめたものであります。武士のあるべき姿を説いた武士道書であり、「武士道というは、死ぬ事と見付けたり」との名句は、誰でも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。 その『葉隠』を愛読した作家がいました。それは『仮面の告白』『金閣寺』ほか数々の名作で知られ、ノーベル文学賞の候補にもなっていた三島由紀夫(1925~1970)です。 ある程度の年代の人にとっては、1970年11月25日、三島が民兵組織「楯の会」隊員とともに自衛隊市ヶ谷駐屯地に突入し、自衛隊の決起を促す演説をした直後に割腹自決したことのほうを鮮烈に記憶しているかもしれません。今年(2022年)2月に亡くなった作家で元東京都知事の石原慎太郎(1932~2022)は、「三島が
学研が図鑑の制作中に新種の昆虫を数種発見。その1つが「ガッケンホソカワゲラ」と命名され、同書に収録されました。そんなことってあるのか……。 出版社の名を冠して「ガッケンホソカワゲラ」(学名:Perlomyia gakken/ペルロミュイア ガッケン) 早速新版の図鑑に収録(左上) ガッケンホソカワゲラはカワゲラ目ホソカワゲラ科の一種。本州の川辺に分布する6~8ミリの昆虫で、幼虫期は川底の深い砂の間で過ごします。 発見者は同書にカワゲラ担当として参加していた、箕面公園昆虫館館長の中峰空さん。京都の鞍馬川で撮影用のカワゲラを採集していた際に未見の個体が見つかり、オスの交尾器や腹端の構造が既知の種と異なる点が決め手となって、新種と認定されたとのことです。 『学研の図鑑LIVE 昆虫 新版 DVDつき』は、6月23日に2420円で発売。ガッケンホソカワゲラを含め、約2700種以上もの昆虫を全て生き
こんにちは、書評家の卯月 鮎です。最近は「ChatGPT」に聞けば何でもわかる時代ですが(実はそうでもないという話も……笑)、私が子どものころは地球はもっと謎やオカルトに満ちていて、徳川埋蔵金やヒランヤ、UMAやオーパーツにも興味津々でした。 マヤ文明も、オーパーツの「水晶ドクロ」や世界の終末を予言しているという「マヤ暦」などオカルト方面が有名で、よく考えてみると、実際のマヤ文明がどのような文明だったのかはぼんやり。「マヤ文明、名前は知っているけど……」という人は、この本がピッタリでしょう。 古代メソアメリカ文明がわかりやすく一冊に今回紹介する新書は『カラー版 マヤと古代メキシコ文明のすべて』(青山和夫・監修/宝島社新書)。監修の青山和夫さんは考古学者で茨城大学人文社会科学部教授。専門はマヤ文明学。古代アメリカ学会会長。『マヤ文明 密林に栄えた石器文化』(岩波新書)、『マヤ文明の戦争 神聖
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