業界観測筋によると、Intelは今後5~10年以内に、次世代半導体プロセス技術の開発を終了し、新しいウエハー工場の建設も中止して、他の多くのライバル企業と同じように、これらの重要なサービスを専業ファウンドリーに依存していく見込みだという。ただしIntelからは、この件に関する正式発表はまだない。 ここで一度明確にしておこう。これはつまり、最後の旧世代IDM(垂直統合型半導体メーカー)が、今まさに消滅しようとしているのだ。IntelのCEO(最高経営責任者)であるBob Swan氏は先週(2020年7月20日の週)、アナリストたちに向けて、「Intelは2022年までに、次世代プロセス技術の社内開発を継続していくのか、またはファウンドリーの活用を拡大していくのかどうかについて、決断を下す予定だ」と語っている。 また同氏は、「顧客企業向けに、最も優れた予測可能性と性能を提供することが可能なプロ