(パリ)-2009年9月28日、 西アフリカのギニアで、軍政の治安部隊が、軍事政権に反対する集会を鎮圧し、その際、数百名を殺害したり強姦したりした。この残虐行為は、人道に対する罪にあたる可能性が高い、とヒューマン・ライツ・ウォッチは本日発表した報告書で述べた。前年12月の軍事クーデターで実権を握ったムサ・ダディ・カマラ陸軍大尉に対し、その側近が発砲して負傷させるという事件が12月3日に発生し、ギニアの政治混乱はさらに深刻化している。大統領自身も銃撃した側近も、この9月の虐殺事件に関与しているとみられ、この事件のアカウンタビリティ(真相究明と責任追及)の実現は、この政治危機の沈静化に必須である。 本報告書「血の月曜日:治安部隊による9・28虐殺と強姦」(108ページ)は、西アフリカ・ギニアの首都コナクリにあるスタジアムで行なわれた軍事政権に反対する集会で、ギニア精鋭の大統領防衛隊が中心となっ
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