印刷 関連トピックス原子力発電所東京電力格納容器に通じるパイプの中を外から見た様子。ここから内視鏡を入れた。上から下にかけて写っているのは温度を測定するための熱電対=東京電力提供 東京電力は19日、福島第一原発2号機の原子炉格納容器内の様子を温度計を付けた内視鏡で調査した。事故が発生した格納容器内の様子を直接調べたのは初めて。ただ、水滴などで視界が悪く、内部にたまっているとみられる水は確認できなかった。気体の温度は約45度で、これまでの温度計の値に近かった。 今回の調査は、燃料取り出しに向けたデータ集めが目的。格納容器の貫通部から直径8.5ミリの内視鏡カメラを入れて、約1時間内部の様子を撮影した。 内部は湯気が充満しており、内視鏡のレンズにも水滴がつくほどだった。放射線の影響と見られる画像の乱れもあり、溶融燃料、配管の損傷の有無などは分からなかった。 水面も確認できなかった。東電は