※これは、夏コミで頒布予定のぼくの個人誌「萌え論」(仮)のアウトテイクです アニメや漫画の登場人物に恋すること。それは昔からありました。過去にそんな経験をされたかたも、いらっしゃるかもしれません。それと萌えは同じものなのか、それとも萌えは、これまでと違う新しい何か、なのでしょうか。 キャラクターを好きになるという点で、それほどの違いはないと、ぼくは思っています。しかし、そうではなく、萌えとは、それを誘発する記号(いわゆる「萌え属性」なども含むでしょう)に飛びついているだけで、つまり対象を「モノ扱い」している、だから萌えとは、暴力的な振る舞いとなってしまう危険なもの、という考え方もあります。だから、キャラクターに対する恋や愛のような思いがあるだろうときに、この萌えという言葉を使うのに慎重になるのだ、というオタクもいます。 実際のカップル同士での暴力沙汰が後を絶たないように、愛と暴力との関連は