パンポンとは茨城県日立市で生まれた球技である。日立製作所の日立工場(旧・山手工場。分社化に伴い、現在は日立インダストリアルプロダクツの日立事業所となっている)で1922年頃に始められた。木の板で作られた「ラケット」と同じく木製の「ネット」で行うテニスと卓球に似た球技で、軟式テニス用のゴムボールを用いる。類似の競技としてフリーテニスがある。 パンポンのラケットとその持ち方 歴史[編集] 1920年前後の日立製作所山手工場(現:日立インダストリアルプロダクツ日立事業所)では操業時間中には門が閉じられ外出できないこともあり、休み時間にキャッチボールがさかんに行われていた。しかし頻繁にボールで窓ガラスを割るものがいたため、工場内でのキャッチボール自体が禁止された。それをきっかけに地面に線を引いてコートを描き、ゴムボールを手で打ち合うようになった。その後、手の代わりに廃材の板きれを用いるようになった