2009年07月29日13:30 カテゴリ書評/画評/品評Value 2.0 資本主義の難点 - 書評 - 新しい資本主義 たつをさんとこと同様オトバンクより献本御礼。 新しい資本主義 原丈人 率直にいって、著者の主張のどこが新しいのか、前著「21世紀の国富論」と比較してすら分からなかった。「資本主義の一種」としての著者の主張は、古きよき「ものづくり至上主義」に過ぎない。 しかし、同じ「新しくて古い」主張としては、本書の方が優れている。 なぜなら、本書からなぜ著者がそれを唱え始めたかの動機がきちんと書かれているからだ。 本書「新しい資本主義」が、前著と比べて新しいのは実は一カ所である。 それが、あとがき。 P. 185 私は、ベンチャーキャピタリストとして、富豪を500人以上は生み出してきたが、見ているとみな、その後ろくな人生を送っていない。 いちばんお金持ちになったのは、ネットバブルのと