常用漢字表に「詮」と「喩」が入って、入屋根と人屋根の区別が厄介になった。 まさか教育現場で入屋根を書かせたりしないよね。いや、どうだろうか。 区別可能なのは明朝体だけなのだが。 上から、弘道軒清朝、游築見出し明朝、SW(小篆)
常用漢字表に「詮」と「喩」が入って、入屋根と人屋根の区別が厄介になった。 まさか教育現場で入屋根を書かせたりしないよね。いや、どうだろうか。 区別可能なのは明朝体だけなのだが。 上から、弘道軒清朝、游築見出し明朝、SW(小篆)
改定常用漢字表をチェックしなおしていたところ、「斎」の字体が気になった。中の「示」の横画が左右にくっついておらず、「齐」の中に「示」が浮き上がって見える。これに対し、常用漢字表の「斎」は、中の「示」の横画がいずれも左右にくっついており(戸籍統一文字の151020と同様)、かなり見た目が違う。そもそも、常用漢字表の「斎」は、当用漢字字体表や当用漢字表以来、ずっと使われてきたものなのだが、今回の改定常用漢字表で字体を変えようというのだろう。 「齐」の中に「示」が浮き上がって見える「斎」は、実は、戦前の標準漢字表で示されていた字体で、そこから石井明朝体経由で『大漢和辞典』やJIS C 6226規格票に入り込んだ。その結果、平成明朝体を含む現代の日本語フォントの多くが、常用漢字表とは微妙に異なる「斎」のデザインを採用している、というのも、また事実だったりする。この事実を素直に受け入れて、改定常用漢
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