インドネシア・パプア(Papua)州ジャヤプラ(Jayapura)のセンタニ湖(Lake Sentani)のフェスティバルに参加する現地の女性(2011年6月20日撮影)。(c)AFP/ROMEO GACAD 【7月23日 AFP】世界最大の言語の宝庫、パプアの言語が、「無関心」という波間に人知れず消えていこうとしている。 インドネシアのチェンデラワシ大学(Cendrawasih University)の人類学者、ヨゼフ・ウォリー(Yoseph Wally)氏は、現地の村落を訪れては、村人たちが話している言葉に耳を傾ける。「インドネシア語を話す人がどんどん増えていて、今もその地域に古くからある言語を話すのは高齢者だけになっている」。村人が現地語をまったく理解しない村もいくつかあると言う。 ニューギニアには1000を超える言語があり、うち約800はパプア・ニューギニアの、残る200ほどはイン