タグ

800 記号論に関するsatoschiのブックマーク (5)

  • Kyushu Institute of Technology of Academic Repository(Kyutacar): 文字の還元と記号の生成

    言語を「記号」と見なすことは、言語に関する普遍妥当的な観点をとること でもないし、何らかの中立的な立場に立つことでもない。それは、歴史的相対 性を帯びた見方に過ぎない。この言語記号観を克服するためには、これまで単 に外面的なものと捉えられていた言語と文字との関係を、認識主観の形成過程 における両者の相互作用という観点から捉え直さなければならない。 というのも、言語記号観は、文字というものを或る言語がもつ固有の音的構 造の単なる受動的な反映として扱うことで成立しているからだ。しかし、実際 には、文字は言語構造を一方的に押し付けられることで成立する媒体ではなく、 個別の言語的諸現象を同一の文字の下に凝集し、統合する役割も果たしている。 文字は、この役割によって音声を分割し分類するための音声カテゴリー1 を形 成し、言語の構造的把握を可能にしているのである。したがって、言語と

  • 記号の系譜 小山亘 著 三元社 | 一言語学徒のページ

    記号の系譜 小山亘 著 三元社 著者 小山亘 出版社 三元社 定価  4,830円(税込み) 全体、再帰、批判(内在的批判)、歴史。 ボアス以来の人類学、パースからヤコブソンへと展開してきた記号論を融合した社会記号論系言語人類学。「知」が断片と化したこの時代、ことばと社会、文化歴史の学として体系性と包括性、全体性を求める、その反時代的な営みの可能性を明らかにする。 【目次】 序 パース記号論、ボアス人類学、フンボルトの宇宙誌、あるいは「文化と自然」について  009 第1章 社会記号論と言語人類学:全体、再帰、批判、歴史 第1節 導入  020 (1)概要  020 (2)「言語学」と「人類学」の間:言語人類学とパース記号論  030 第2節 言語人類学・社会記号論とは何か?   037 (1)言語人類学、及び「言語と社会」に関わる関連諸分野:重複と差異   037 (2)「記号論」の基

    記号の系譜 小山亘 著 三元社 | 一言語学徒のページ
  • http://ocw.u-tokyo.ac.jp/course-list/interfaculty-initiative-in-information-studies/information-semiotics-2005/index.html

  • 16記号学から見た漢字

    記号学から見た漢字 加納喜光(茨城大学教授) (漢文教育学会講演、『新しい漢文教育』25、1997.11 に収録) 1 私が日ごろ興味を抱いている漢字の分野に三つあります。一番目は博物学的な分野、二番目は現代日の漢字状況、三番目は漢字の記号学といった領域です。 最初の博物学ですが、これは中国の古典、特に『詩経』の研究から、その方面へ入っていきました。『詩経』にはたくさんの動植物が出てきます。この漢字で書かれている動物、あるいは植物は、現在の何であろうと、突き詰めていきますと、伝統的な草学にぶつかります。また、同じく伝統のある詩経名物学も追跡する必要があります。こういった分野は辞書の歴史とも深い関係があり、特に日の古代辞書も眼が離せません。 この方面の研究はかつて青木正児氏がやっておりましたが、最近は研究者が少ないようで、私は若い人たちにも是非奨めたいと思っております。博物学方面の漢

  • 初心者のための記号論:目次

    <訳者より> テキストは英国のウエールズ大学のダニエル・チャンドラー博士による記号論への入門書のオンライン版であり、インターネット上で公開されているものです。このオンライン・テキストは評判が良く、1995年公開以来のアクセス回数は56万回(2004年2月時点)にもなっています。 訳者は2002年4月まで35年間、企業の研究所に勤務していたシステム分析が専門の技術者ですが、記号論のの中に、「システム」という言葉がたびたび出てくることから記号論に興味を覚え、インターネット上で調べていたところテキストと出会いました。記号論の主要トピックスをソシュールの記号学および構造主義をベースに、丁寧に説明しており具体的な例も多く観念的でないことから、記号論を勉強してみたいと思っている人、記号論の勉強を始めたがよく分からず挫折した人にとって良い参考書になるのではないかと感じました(残念ながら、日では、

  • 1