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ブックマーク / shiromoji.hatenablog.jp (47)

  • パッケージに学参 - しろもじメモランダム

    DyDo ぷるりんフルーツゼリー <みかん> のパッケージ。 新丸ゴ。どういう意図があるのか(あるいは無いのか)は知らないが、学参フォントが使われている。 学参 新丸ゴ | フォント製品 | 株式会社モリサワ 新丸ゴ | フォント製品 | 株式会社モリサワ 普通の新丸ゴと字形を比較してみると、こんな感じ。 学参フォントは元の書体の字形を一部変えただけなのだが、一部変えただけなので逆にバランスが悪くなり、違和感が生まれているように思う。その字全体を一から作り直せば、学参用の字形であってももう少し違和感の無いものができると思うんだけど。まぁコストの問題ですかね。

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  • 漢字テストのふしぎ - しろもじメモランダム

    東京ビデオフェスティバル2007 | 作品視聴 漢字テストのふしぎ 小中高200名の先生による漢字テストの採点のバラツキや基準の曖昧さに着目し、要因を解明する行動の取材記録。教育委員会、文化庁などの関係部門に基準はなく、入試基準か先生のこだわりなのか。様々な発見や矛盾を高校生が明らかにしていく。 東京ビデオフェスティバル2007 | 作品視聴 ちょうど1年ほど前に、東京ビデオフェスティバルで大賞を受賞した作品。長野県梓川高等学校放送部が制作。この作品についての記事は読んだことがあったが、実際の映像は初めて見た。よくできている。 問題の常用漢字表などはこちらから。 → http://www.bunka.go.jp/kokugo/frame.asp?tm=20080305220419 小学校のころの私は、先生の言うことを真面目に受け入れる素直な良い子(笑)だったので、漢字も先生の書くとおり、教

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  • アイヒャーと Rotis - しろもじメモランダム

    オトル アイヒャー タイポグラファと「ホモ ポリティクス」 朗文堂のイベントに行ってきた。タイポグラファのオトル・アイヒャー(Otl Aicher, 1922–91)についての講演。タイポグラファを語るときには、その人の作品や仕事に関しての話が中心となることが多いが、この講演ではアイヒャーの思想や哲学などにスポットライトが当てられている。私は(思想や哲学に思いを巡らすこともなく)普段からのうのうと生きているので、今日の話は新しい見方でなかなか噛みごたえがあった。 さて。 Otl Aicher - Font Designer of Rotis 上のリンクにあるように、アイヒャーは Rotis(ローティス)という書体の制作者。会場でお会いした狩野さんにも写真で見せていただいたが、Rotis といえば小田急線新宿駅*1。 「e」や(上の写真にはないが)「c」の口が開いているのが特徴的。Rotis

  • lb, ℔, # - しろもじメモランダム

    歴史的には、メソポタミア地方で大麦1粒の重さを元にグレーンが定められ、その倍量単位としてポンドが定められた。古代ローマではこの単位を「リブラ(libra)」(天秤の意味)と呼んでおり、これがポンドを表す記号“lb”の由来である。また、通貨の単位のポンドの略号“£”もlibraに由来する。「×××リブラの重さ」を“××× libra pondus”と言い、このことから“pondus”がリブラの別名となった。 ポンド (質量) - Wikipedia とのことで、質量の単位ポンドは “lb” という記号で表される。 一方、番号記号やナンバーサインや井桁などと呼ばれている*1 “#” も、アメリカではポンドの意味で使われることがあり、例えば 3# は3ポンドを表す。では、“lb” と “#” にはどのような関係があるのか。Wikipedia英語版を引いてみると、 At first "lb."

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  • ナウの新旧「な」 - しろもじメモランダム

    はてダの(正確にはログアウトした状態での)トップページにナウが使われているというのを以前書いたが、OpenType 版になるときにかな部分はリニューアルしていたらしい。 ナウ(ゴシック系)「ナウ(ゴシック系)」は、力強い骨格とキレのよいエレメントで構成し、シャープな直線と優雅な曲線が調和したゴシック体です。 画数が多い文字でもツブレの少ないヌケの良さを持った濃度の均一した書体で、縦組み・横組みとも良質な組版が行えます。可読性と誘目性に優れ、強い印象を与えてくれる書体です。 ウェイトは、M,B,E,Uの4種類が揃い、文組みから見出しまで使用できます。 さらに、OpenTypeフォントでは仮名をリニューアルしました。 デザイン:水井正 フォント紹介 ― リョービ 拡大図左の「な」が TrueType 版で、3画目の点と4画目の縦線が繋がっている。はてなはこっち。右が OpenType 版で、

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  • もじもじカフェ「中華書体事情」後編 - しろもじメモランダム

    前編からの続き。へんな時間に更新。 新聞・雑誌の組み方 (ここらへんは見るのに夢中であまりメモをとっていない) 中国の新聞 横組。 基的に文は明朝体、見出しは明朝体かゴシック体。 段落の頭は2字下げが基。 カギカッコの代わりにダブルクオート「“”」を使う。 句読点は「,」「。」を使い、並列の中黒「・」の代わりに「、」を使う。 「卡洛斯・戈恩」(カルロス・ゴーン)のように、外国人*1の姓名の区切りに中黒を用いる。 「;」「:」は普通に使われており、「?」「!」「〜」「«»」「――」なども。 禁則処理はあまり考えられておらず、行頭に中黒が来ているところも。 台湾の雑誌 縦組もあり。 来2字下げだが、1字下げにする組み方も。 横組であろうと縦組であろうと、「,」「。」「、」はマスの真ん中に置かれる。 「;」「:」は縦組でも向きが変わらず、点が上下に並んだ恰好のまま。 カギカッコを使う。

    もじもじカフェ「中華書体事情」後編 - しろもじメモランダム
  • もじもじカフェ「中華書体事情」前編 - しろもじメモランダム

    もじもじカフェ > 第11回「中華書体事情」 今回のゲストはダイナコムウェアの小畠正彌(こばたけ・まさや)さん。中華圏の看板・印刷物において、書体がどのように使われているのか?というのが今回のテーマ。 以下、内容を簡単にまとめてみる。用語は繁体・簡体の両方で示すのは面倒なので、日の字体のまま。文中の「中国」は主に中華人民共和国*1を指すが、一部では台湾を含んだ総称として使用しているので注意。 繁体字と簡体字 繁体字 fántǐzì 台湾・香港・マカオなどで使用。漢字の構成要素が省略されていない、伝統的な字体。 簡体字 jiǎntǐzì 中国・シンガポールなどで使用。構成要素が省略された字体。 上の「簡体字」は、厳密に言えば次のように(狭義の)簡体字と簡化字 jiǎnhuàzì に分けれられる。 簡体字 字全体が簡略化されたもの。 簡化字 偏旁など、字の一部が省略されたもの。 これが来の

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