タグ

ブックマーク / typesetterkon.blogspot.com (6)

  • T-h合字

    気がつくと、「あっ」という間に今年も終わってしまいそうです。 今年も仕事に追われる日々でしたが、そんな中でも、いろいろ勉強する機会がありました。仕事で独立すると、自由に仕事を進められるものの、先輩からアドバイスを頂くチャンスが減ってしまいます。自分だけの殻に閉じこもってしまわないよう、アンテナを立てておくことは、とても大事ですよね。幸いなことに、経験豊富な先輩たちのリーズナブルなセミナーやブログなどで、気軽に意見を求めたり、学ぶ機会も増えています。私も時々、スピーカーをすることがありますが、自分の少しばかり経験のある分野を紹介しているにすぎず、まだまだ「はっ」と気づかされることがたくさんあります。 今月は、TypeTalksでもおなじみの、ライナタイプ社のタイプディレクター 小林 章さんが来日されています。興味深いお話が聞けそうなセミナーがありますので、お時間のある人は、ぜひ参加されるとよ

  • InDesignによる欧文組版の基本操作その6

    ハイフネーション その2 今回は、前回に引き続き、InDesignでの「ハイフネーション」について、手動で入れる場合の機能や扱い方について、説明します。 まず、以下のような場合に、手動でのハイフンが必要になります。 1. その単語自体にハイフンが必要な場合。 例)twenty-four hours / ten-year-old boy / half-brother 2. 行末で自動でハイフネーションされているが、 その場所でないところにハイフンを入れたい場合。 1. の場合は、音節ではなく、単語を組み合わせて1つの語句としての意味を持たせるためのハイフンですので、普通のキーボード入力でハイフン入力してよいものです。 2. の場合について説明します。 まず、InDesignの辞書にて、その単語のどこにハイフンを入れることが可能か、 確認することができます(もちろんお手持ちの辞書で確認されても

    InDesignによる欧文組版の基本操作その6
  • InDesignによる欧文組版の基本操作その5

    前回までの基的な事項をまとめます。 1.(段落パネル)コンポーザ=欧文コンポーザ   2.(文字パネル)文字揃え=欧文ベースライン  3.(段落パネル)行送りの基準位置=欧文ベースライン  4.(段落パネル)グリッド揃え=なし   5.(文字パネル)カーニング=メトリクス   6.(引用符)英文引用符を使う。       (半角引用符[いわゆる「まぬけ引用符」は使わない。) ハイフネーション その1 今回は、InDesignでの「ハイフネーション」について、その機能や扱い方について、2回に分けて説明します。InDesignでのハイフネーションは、InDesignの辞書に基づいて自動でハイフンを入れる方法と、手動でハイフンを入れる方法があります。まず、自動でハイフンを入れるための説明をします。 InDesignでのハイフネーションは、そのテキストに対し、「文字パネル」で指定されている「言語

    InDesignによる欧文組版の基本操作その5
  • InDesignによる欧文組版の基本操作その4

    前回までの基的な事項をまとめます。 1.(段落パネル)コンポーザ=欧文コンポーザ   2.(文字パネル)文字揃え=欧文ベースライン  3.(段落パネル)行送りの基準位置=欧文ベースライン  4.(段落パネル)グリッド揃え=なし   5.(文字パネル)カーニング=メトリクス 英文引用符今回は、InDesignでの「英文引用符」についての機能や扱い方について説明します。 まず、念のため、「英文引用符」についておさらいします。 各フォント名の上部にある引用符が、いわゆる「まぬけ引用符」と呼ばれているものですが、InDesignでは「半角引用符」と読んでいます。欧文ではこの半角引用符は使用しません。フォント名の下部にあるものが、そのフォントが持つ「正しい引用符」です。InDesignでは「英文引用符」と呼んでいます。この欧文書体の正しい英文引用符には、左右の向きがあります(openとclose)

    InDesignによる欧文組版の基本操作その4
  • InDesignによる欧文組版の基本操作その3

    今回で基操作第3回目となりますが、このブログでは、InDesignで欧文組版をするための機能やその操作方法を説明しています。もし「InDesignの用語はわかるけど、欧文書体や欧文組版そのものについて、基や言葉の意味がわからない…」または「もっと知りたい!」という方は、小林章氏 著『欧文書体』、高岡昌生氏著『欧文組版』(ともに美術出版社 刊)をぜひお手元おいて確認されるとよいと思います。 前回までの基的な事項をまとめますと、 1.(段落パネル)コンポーザ=欧文コンポーザ   2.(文字パネル)文字揃え=欧文ベースライン  3.(段落パネル)行送りの基準位置=欧文ベースライン  4.(段落パネル)グリッド揃え=なし でした。 今回は「文字設定」のバネルの中の、「カーニング」「言語」(赤枠のところ)について説明します。 まず、文字設定パネルについて、日語版と英語版で比較してみましょう。

    InDesignによる欧文組版の基本操作その3
  • I Love Typesetting

    事後報告となりましたが、2020年1月19日に、TypeTalks 第50回 「TypeTalks 第50回開催記念  デザイナー、組版者、編集者による和文組版ディスカッション」が青山ブックセンターにて開催され、スピーカーの一人として参加させていただきました。 Webサイトはこちらです→http://www.aoyamabc.jp/culture/typetalks50/ 私からは、「組版の流れが乱れる原因」をベタ組みで3つ、ツメ組みで2つ、共通で1つ、合計7つの原因に絞り込んで、InDesignでどのように回避するべきか、というお話しをさせていただきました。 TypeTalks、第100回の頃には、日、そして世界の組版事情がどうなっているか、とても楽しみですね。 ご来場くださったみなさん、ご質問くださったみなさん、当にありがとうございました。

  • 1