名古屋活版地金精錬所が廃業を考えているそうです。 以前、名古屋活版を取材させていただいたことがあるんですが、『印刷雑誌』のバックナンバーを調べてみると、もう6年も前になるんですね。 最近名古屋を訪れた嘉瑞工房の高岡昌生さんの話だと、資金繰りに困っての廃業とは違うようですが、注文の低迷にやる気をなくしているようです。それにしても、このまま廃業してしまうのはなんとももったいない。ない文字は母型から製作してくれるし、活版印刷まで請け負ってくれる、貴重な鋳造所だと思うんだけど。なんとかならないものだろうか……。 当時書いた記事(『印刷雑誌』2006年3月号)を、少し加筆訂正して転載します。活字が足りなくて困っている方々、注文するなら今のうちです。そして、名古屋活版存続のために、できれば、継続的な発注を。 *関東地方からの発注の際には、必ず旧角・新角のご確認を。下記「一緒に組めない6号活字」を参照く