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第4次中東戦争の検索結果1 - 40 件 / 60件

  • ガザ危機と中東の激動 | 東京大学

    ── 2020年以降は、どのような動きがあったのでしょうか? 2020年にアラブ首長国連邦(UAE)とイスラエルが国交を正常化しました。これ以後、湾岸諸国やアラブ諸国の間でイスラエルとの関係を見直し、正常化に向かう動きが進みました。これをユダヤ教、キリスト教、イスラーム教に共通する預言者アブラハムにちなんでアブラハム合意と呼びます。アメリカのバイデン政権は、サウジアラビアとイスラエルの国交正常化に向けた交渉を仲介し、サウジアラビアがイスラエルとの国交を正常化すれば、アメリカはサウジアラビアの安全を保障すると確約していました。 サウジアラビアのサルマーン国王周辺は、1967年の戦争以前の国境での二国家共存によってパレスチナ問題を解決し、アラブ諸国がイスラエルを承認して国交正常化する、という2002年アラブ平和イニシアチブの原則に変わりがないことを一貫して明言しています。しかし、ムハンマド皇太

      ガザ危機と中東の激動 | 東京大学
    • 「県民、密告は義務です」「帰宅したい?罰金な」~日本列島から自由が消えた日 ”私権制限に慎重な戦後日本”の緊急事態~|枢密院勅令

      「県民、密告は義務です」「帰宅したい?罰金な」~日本列島から自由が消えた日 ”私権制限に慎重な戦後日本”の緊急事態~ 総員自粛せよ! 西暦2020年、世界は立憲独裁の炎に包まれた。陽気なホームパーティを阻止する為に警官隊が突入し、マスクを着用しない人間は異端審問の後に反則金切符という十字架を背負う。あらゆる権利自由は消え去り、世界はマッポーめいたアトモスフィアに支配されている。我が国においては、普段は「私がモテないのはどう考えても憲法が悪い」と言わんばかりの某与党も、「改憲だけはせんといてくださいよ(CV沢城みゆき)」な某野党も、こうした立憲独裁の春に口をポカンとしながら、仲良くドン引きしている事もあり、そこまでには至っていない。それでも呪符のように飲食店に張られている「臨時休業中」の張り紙達は、これまで私達が本来享受する事が出来たはずの権利と自由が失われてしまった事を如実に教えてくれる。

        「県民、密告は義務です」「帰宅したい?罰金な」~日本列島から自由が消えた日 ”私権制限に慎重な戦後日本”の緊急事態~|枢密院勅令
      • 「サザエさん」コロナ禍で45年ぶりの再放送対応 - 芸能 : 日刊スポーツ

        フジテレビ系アニメ「サザエさん」(日曜午後6時30分)が17日から当面の間、新作の放送を休止して再放送を行うことが9日、発表された。 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、新作制作継続が困難になったため。レギュラー枠での再放送対応は同番組50年7カ月の歴史で、1975年2月2日から3月2日までの5週にわたり行って以来、45年ぶり2度目となる。 17日は、18年5月27日に放送された「夫婦は以心伝心」「宿題ちゃん、こんにちは」「父さん危機一髪」の3話を放送する。マスオさんの声は、今年3月21日に亡くなった声優増岡弘さん(享年83)が演じている。オープニング映像は現在放送中の「東京バージョン」を、次回予告の後のサザエさんとの「じゃんけん」は新たなものを放送する。 同局では「4月7日の緊急事態宣言を受けてドラマの撮影休止、バラエティーなどはできる限り感染予防の措置を取った上で可能ならば収録するなど

          「サザエさん」コロナ禍で45年ぶりの再放送対応 - 芸能 : 日刊スポーツ
        • “北方領土 2島引き渡し+α も検討” ソビエト外交機密文書で | NHKニュース

          1973年に行われた当時の田中総理大臣とソビエトのブレジネフ書記長との首脳会談を前にソビエト政府は、日ソ共同宣言に基づく歯舞群島と色丹島の引き渡しを日本が受け入れない場合は、これに加えて国後島や択捉島への日本漁船の寄港などを認めるという提案も検討していたことが、ソビエトの外交機密文書で明らかになりました。 1973年、当時の田中総理大臣とソビエトのブレジネフ書記長は、モスクワで首脳会談を行いましたが、ソビエト側は、北方領土の帰属の問題などには踏み込まず、日本側にとって厳しい交渉だったとされています。 しかし、ソビエト政府は、会談を前に北方領土問題をめぐって具体的な提案を検討していたことがロシアの国立公文書館で見つかったソビエトの外交機密文書で明らかになりました。 それによりますと、ソビエトは「1956年の日ソ共同宣言の規定を実行し、歯舞群島と色丹島の引き渡しを定める項目を条約に含めることに

            “北方領土 2島引き渡し+α も検討” ソビエト外交機密文書で | NHKニュース
          • ハマスの攻撃、イスラエルに衝撃もたらす ガザ住民にも不安 - BBCニュース

            画像説明, ガザ地区から発射されたロケット弾が落下したイスラエル・テルアヴィヴ市内の現場で、ショックをあらわにする住民 1973年10月の第4次中東戦争は、ユダヤ教で大事な「ヨム・キプール」(贖罪の日)に始まった。あの時はイスラエルが、エジプトとシリアの奇襲を受けた。あれから50年たち、またしてもユダヤ教の祭日に大規模な奇襲攻撃が仕掛けられた。今回はパレスチナの武装勢力が、イスラエルに対して。

              ハマスの攻撃、イスラエルに衝撃もたらす ガザ住民にも不安 - BBCニュース
            • イスラエル情報機関元トップが語る「ハマスを怪物にしたのは?」 | NHK

              「ハマスとは軍事部門だけではなく、イデオロギーそのものでもある。イデオロギーは軍事力では破壊できない」 そう語るのは、イスラエルの情報機関で長官を務めたアミ・アヤロン氏です。 ハマスせん滅を掲げ、地上作戦に向けて突き進むイスラエル。双方の犠牲者が増え続け、憎しみの連鎖が続く今回の事態をどう見るのか。 アヤロン氏から聞いたのは「現在の状況を招いたのは他ならぬイスラエル自身だ」という、意外な言葉でした。 (国際部記者 飯島大輔) 話を聞いたのは モサドと並ぶイスラエルの情報機関の1つで、国内情報を担当する「シンベト」の長官を務めたアミ・アヤロン氏です。 イスラエル情報機関「シンベト」元長官 アミ・アヤロン氏 アヤロン氏はイスラエル海軍で指揮官などを歴任。その後、占領下においてきたパレスチナの抵抗運動に関する情報を一手に握るシンベトの長官を1996年から4年間、務めました。 2000年に退任した

                イスラエル情報機関元トップが語る「ハマスを怪物にしたのは?」 | NHK
              • 新たなガザ戦争: 中東危機の引き金になるのか、ハマスの狙いは何か/最悪のシナリオは?(川上泰徳) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                7日に起きたパレスチナ自治区のガザを支配するイスラム組織ハマスの大規模な奇襲攻撃で、10日時点で1000人近いイスラエル人が死んだという。イスラエルのネタニヤフ首相は正式に宣戦布告した。すでに激しい空爆がガザ市内に行われ、地上部隊のガザ侵攻も避けれれない状況だ。ネタニヤフは治安閣議の中で「敵にすさまじい代償を払わせる」と述べているが、軍事力には雲泥の差があり、一方的な戦争になることは目に見えている。新たなガザ戦争が日本と世界にもたらす最悪のシナリオは、パレスチナ危機が湾岸を舞台とした新たな中東危機の引き金になることである。 ■歴史的敗北の再来 今回のハマスの奇襲攻撃について、イスラエル紙ハアレツの軍事専門記者は、1973年10月6日にエジプト軍による奇襲攻撃で始まった第4次中東戦争(十月戦争、ユム・キプール戦争)に匹敵する政治、軍事上の衝撃を与えているという論評を出した。 50年前、エジプ

                  新たなガザ戦争: 中東危機の引き金になるのか、ハマスの狙いは何か/最悪のシナリオは?(川上泰徳) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                • イスラエルのネタニヤフ首相、退任秒読みか ハマスの奇襲を阻止できず

                  (CNN) 30年以上にわたる政治活動で、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相には選挙の当選回数と同じくらい多くのニックネームがある。 窮地を脱して勝利をもぎとる超人的能力から「魔術師」と呼ばれることがある。イスラエル政界のトップとして最長任期を誇ることから「キング・ビビ」とも呼ばれる。また、必ずしも愛着を込めてというわけではないものの、広く使われている呼び名が、いたってシンプルな「ビビ」だ。さらにもうひとつ、本人もお気に入りの呼び名「ミスター・セキュリティー(安全保障)」もあるが、こちらの評判は今や地に落ちたようだ。どこでどう間違ったのだろう。 1000人を超えるイスラム組織ハマスの戦闘員が、イスラエルにこれほど壊滅的な奇襲をかけることができた経緯はいまだ分かっていない。イスラエルのイツハク・ヘルツォグ大統領の言葉を借りれば、1日のユダヤ人死者数としてはホロコースト(ユダヤ人の大虐殺)

                    イスラエルのネタニヤフ首相、退任秒読みか ハマスの奇襲を阻止できず
                  • 最新パレスチナ情勢 なぜイスラエルと衝突?ハマスって?解説 | NHK

                    終わりの見えないイスラエル軍のガザ地区への攻撃。悪化する人道状況。 そもそも、イスラム組織「ハマス」ってどんな組織? 狙いは何? 今回の攻撃をパレスチナの人たちは支持しているの? そんな「そもそも」を、パレスチナ情勢に詳しい東京大学の鈴木啓之 特任准教授に解説してもらいました。 (国際部記者 松本弦) 話を聞いたのは東京大学の鈴木啓之 特任准教授 鈴木氏は、東京大学中東地域研究センターの特任准教授です。 専門は中東の近現代史、特にパレスチナ問題です。自身も2018年から2019年までエルサレムに留学経験があり、多くのパレスチナ問題に関する論文のほか、著書を発表しています。 東京大学 中東地域研究センター 鈴木啓之 特任准教授 (以下、鈴木特任准教授の話) ハマスとは? どう生まれた? ハマスが設立されたのは1987年12月です。それまでガザ地区を中心として、社会福祉活動を行っていた団体が、

                      最新パレスチナ情勢 なぜイスラエルと衝突?ハマスって?解説 | NHK
                    • ロシア軍大誤算:戦車キラーの攻撃ヘリが全く活躍できない 今後、欧米供与の戦車等によるウクライナ軍攻勢に打つ手なし | JBpress (ジェイビープレス)

                      第1次世界大戦以降、戦場の主役は戦車だと言われてきた。 その後、第4次中東戦争(1973年)で対戦車ミサイルの威力が証明され、一時期、戦場の主役から「戦車不要論」が言われるようになった。 さらに対戦車ミサイルを搭載した攻撃ヘリ(対戦車ヘリ)が、地上戦では「戦車キラー」の一つであり最強であった。 こういうことから、米軍は攻撃ヘリ「AH-1コブラ」「AH-64アパッチ」を多数保有し、日本の陸上自衛隊も同様の機種を保有しているほどだ。 自衛隊の戦術教育や図上戦術の際に用いる「相対戦力比較」では、攻撃ヘリ1機は戦車7両に匹敵するとして計算していた。 筆者が陸自指揮幕僚課程(CGS)学生や幹部高級課程(AGS)の戦略教官であった時も、その見方は変わってはいなかった。 しかし、露軍のウクライナでのこれまでの戦いでは、その攻撃ヘリの活躍は、侵攻初期を除いてほとんどない。 露軍は、「戦車キラー」と呼ばれる

                        ロシア軍大誤算:戦車キラーの攻撃ヘリが全く活躍できない 今後、欧米供与の戦車等によるウクライナ軍攻勢に打つ手なし | JBpress (ジェイビープレス)
                      • 武井彩佳『歴史修正主義』(中公新書) 9点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

                        11月23 武井彩佳『歴史修正主義』(中公新書) 9点 カテゴリ:歴史・宗教9点 既存の歴史の書き換えを図る「歴史修正主義」(revisionism)、近年この言葉を聞く機会が増えましたし、それが良くないことであるとの認識も広がっています。 ただし、「何が歴史修正主義なのか?」という難しい問題でもあります。ここ最近、織田信長について今までの「革命児」的なイメージが否定され、「意外と保守的で常識的な人物であった」との見方が研究者の間で強まっていますが、今までの歴史の見方を修正するものであってもこれを「歴史修正主義」とは言わないでしょう。 本書はこの捉えにくい概念である「歴史修正主義」と、さらにそれを一歩進めた「否定論」(denial)をとり上げ、その問題点と、歴史修正主義と歴史学を分かつもの、ヨーロッパで歴史修正主義の代表である「ホロコースト否定論」がいかに法的に禁止されるに至ったかを紹介し

                        • プーチン氏は裸の皇帝

                          プーチン氏の行動を理解するには、クレムリンの内部情報に対する検証が重要になる/AFP/AFP/RIA NOVOSTI/AFP via Getty Images (CNN) ウラジミール・プーチン氏は気がふれてしまったのか? でなければどうしてロシアの大統領ともあろう人物が、かくも無謀なやり方で世界を想像もつかない危機の瀬戸際に追いやれるのだろうか? クレムリンの外から見れば全く正当化できず、勝ち目もないウクライナでの戦争によって。 そう。この戦争に勝ち目はない。たとえロシア軍がウクライナの民主的な政府に銃剣を突きつけ、ロシアの傀儡(かいらい)政権と入れ替えて国を占領しても、クレムリン(大統領府)が直面するのは血みどろの内乱であり、壊滅的な経済の悪化だ。 プーチン氏にはまだ実感がないかもしれないが、本人が最も恐れるのは草の根の運動によってその地位を追われることであり、そうした事態は当人が自ら

                            プーチン氏は裸の皇帝
                          • 書評 「The Parasitic Mind」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                            The Parasitic Mind: How Infectious Ideas Are Killing Common Sense 作者:Saad, GadRegnery PublishingAmazon 本書は進化心理学者ガッド・サードによる一冊.ガッド・サードは消費者心理やマーケティングを進化心理学的に分析考察する業績で知られている.題名は「寄生性の心:どのように感染性のアイデアが常識を殺すのか」という意味であり,一見したところミーム論の本のように見える(私としては進化心理学者の書いたミーム論だと思って手にした一冊になる).しかし実際に読んで見るとこれは現在アメリカのアカデミアで一大勢力を振るうウォークプログレシブによるキャンセルカルチャー告発の書であった.アカデミアのキャンセルカルチャーの問題を扱った心理学者がかかわった本としては以前にルキアノフとハイトの「The Coddling

                              書評 「The Parasitic Mind」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                            • 死者双方で1100人超に イスラエルはハマスに宣戦布告

                              パレスチナ自治区ガザ市で、イスラエル軍の空爆を受けた建物(2023年10月8日撮影)。(c)MAHMUD HAMS / AFP 【10月9日 AFP】(更新)イスラエルは8日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)から前例のない大規模な攻撃を受け、ハマスに宣戦布告した。イスラエルとガザ双方の死者数は1100人を超えている。 ハマスは7日、イスラエル側に3000発超のロケット弾を発射。イスラエル領内に侵入した多数の戦闘員が民間人を射殺し、少なくとも100人の人質を取った。 イスラエル側の死者は700人を超え、1973年にエジプトとシリアから攻撃を受けた第4次中東戦争(1973 Arab-Israeli war)以降で最多となっている。 一方、ガザ側の死者について、ガザ当局は少なくとも413人としている。 イスラエルは基本法第40

                                死者双方で1100人超に イスラエルはハマスに宣戦布告
                              • アングル:ハマスの奇襲、前例ない情報戦でイスラエルの「虚を突く」

                                [9日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスは、今回のイスラエルに対する大規模な攻撃を仕掛けるにあたり、計画がイスラエルによって察知されるのを防ぐため、2年も前から入念な偽装工作を行っていた。ハマスが戦闘を望んでいないと思い込んだイスラエルは、周到に仕組まれた奇襲作戦によって完全に虚を突かれた。 ハマスに近い消息筋は1973年の第4次中東戦争以来の規模となった今回の攻撃について「イスラエルに対して戦闘準備が整っていないという印象を与えた」と偽装工作の内幕を明かした。「大規模な作戦を準備する一方、イスラエルとの戦闘や対立を望まないという印象を広め、イスラエルを欺くため、数カ月間にわたり過去に例のない情報戦を展開した」という。

                                  アングル:ハマスの奇襲、前例ない情報戦でイスラエルの「虚を突く」
                                • ROLESCast#012ハマースによる越境攻撃とイスラエル情勢:現状と展望:池内恵,松田拓也 | ROLESCast | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト

                                  「先端研創発戦略研究オープンラボ(ROLES)」による動画配信「ROLES Cast」。10月14日収録の第12回では、ROLES代表の池内恵氏と東京大学先端科学技術研究センター・グローバルセキュリティ・宗教分野の特任研究員に着任した松田拓也氏が、同月7日に発生したハマースによるイスラエルへの越境攻撃の初期状況を踏まえ国際政治に与える影響を展望した。ハマスの越境攻撃からの情勢変化を捉える記録として、ROLESCast#012、#013(上・下)を同時公開。 ※両氏の対談内容をもとに、編集・再構成を加えてあります。 池内 今回は松田拓也特任研究員との議論を通じて、現状分析をしていきたいと思います。テーマは10月7日に発生した、ガザ地区のハマースによるイスラエルへの越境攻撃です。今回の攻撃が中東の国際関係、そして国際社会全体に及ぼす影響について検討します。 松田さんは10月1日付で当センターに

                                    ROLESCast#012ハマースによる越境攻撃とイスラエル情勢:現状と展望:池内恵,松田拓也 | ROLESCast | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト
                                  • まっとうな憲法報道に向けて 日本の立憲主義の課題は何か - 長谷部 恭男|論座アーカイブ

                                    まっとうな憲法報道に向けて 日本の立憲主義の課題は何か 長谷部恭男 早大教授に聞く 長谷部 恭男 早稲田大学法学学術院教授、東京大学名誉教授 海外の研究者との幅広い人脈を持ち、米国の大学でも教鞭をとるなど、日本を代表する憲法学者の一人として知られているのが、長谷部恭男・早大教授だ。長谷部教授が最近、英語の論文集『Towards a Normal Constitutional State : The Trajectory of Japanese Constitutionalism』(早稲田大学出版部)を出版した。タイトルを日本語に訳すと「まっとうな立憲国家に向けて 日本の立憲主義の軌跡」。近代立憲主義を受け入れ、発展させてきた日本がいま直面している課題を、「主権」「憲法上の借用」「戦争権限と国家緊急権」「司法と憲法の論理」を柱に描いている。今年は日本国憲法の施行から75年。改憲勢力が勢いづい

                                      まっとうな憲法報道に向けて 日本の立憲主義の課題は何か - 長谷部 恭男|論座アーカイブ
                                    • 「ミサイルになりきり護衛艦を攻撃する飛行機」がある 海自U-36A多用機 その目的は… | 乗りものニュース

                                      海上自衛隊には、対艦ミサイルに化ける小型ジェット機があります。そのような任務が与えられた有人機は世界的に見てなものレアです。このジェット機が訓練に参加することは、どんな意味があるのでしょう。 対艦ミサイルへの対処は護衛艦にとって必須 現代の海戦では、対艦ミサイルの脅威は侮れないものがあります。実際に1967(昭和42)年10月にイスラエルとエジプトのあいだで起きた「エイラート事件」や、同じ地域で1973(昭和48)年に起きた第4次中東戦争、1982(昭和57)年にイギリスとアルゼンチンの間で起きたフォークランド戦争などで、艦艇や攻撃機から放たれた対艦ミサイルが戦果を上げています。 拡大画像 海上自衛隊のU-36A多用機。小型ビジネスジェット機がベースで、なおかつ目立つように主翼や尾翼、胴体下部が黄色く塗られている(画像:海上自衛隊)。 そのため、海上自衛隊の護衛艦も対艦ミサイルの攻撃に対抗

                                        「ミサイルになりきり護衛艦を攻撃する飛行機」がある 海自U-36A多用機 その目的は… | 乗りものニュース
                                      • 2023年パレスチナ・イスラエル戦争 - Wikipedia

                                        2023年パレスチナ・イスラエル戦争(2023ねんパレスチナ・イスラエルせんそう)は、2023年10月7日より続いている、パレスチナのガザ地区を支配するハマース(ハマス)とイスラエルとの間の戦争(「紛争」とも呼称される)である。 戦闘はハマースの攻撃で開始され、ハマースはイスラエル領内に数千発のロケット弾を撃ち込むとともに、ガザ地区近隣のイスラエル南部各地に戦闘員を侵入させて民間人多数を殺傷・拉致した(レイム音楽祭虐殺事件など)。これに対してイスラエルは軍を動員して反撃を開始し[9]、領域内のハマースを押し返した後ガザ地区を閉鎖、さらに大規模な空爆及び地上侵攻を行った。現在も戦闘は継続中であり、ガザ地区の一般市民などを中心に多数の死傷者が出ている。 なお、パレスチナ自治政府は対イスラエル奇襲には関与をしておらず、パレスチナの大統領マフムード・アッバースは「ハマースはパレスチナ人の代表ではな

                                          2023年パレスチナ・イスラエル戦争 - Wikipedia
                                        • イスラエル

                                          パレスチナの地にヨーロッパ各地から移住してきたユダヤ人が、アラブ人との対立を深めパレスチナ問題が深刻になると、第一次世界大戦以来この地を委任統治していたイギリスがその期間満了を機に国際連合に解決を一任した。 その結果、1947年の国際連合総会において、パレスチナ分割案勧告決議が成立した。それは、パレスチナの地を二分するが、両者の区域が混在する複雑な区分であった。ユダヤ人はそれを受け入れて、1948年5月14日にイスラエルという新国家を建設し独立宣言を行った。初代首相はベングリオン。イスラエルの建国は、19世紀後半に起こったシオニズムの帰結であった。ユダヤ人は古代のパレスチナがローマの属州になって滅亡し、ユダヤ人が離散してから約2000年を経て、ようやく民族の国家を再建したこととなり、そのことを旧約聖書の「出エジブト」(エクソダス)に喩えている。 イスラエルの国旗 すでに1897年の第1回シ

                                          • イスラエルにイスラム組織「ハマス」が大規模攻撃 何が起きた? | NHK

                                            10月7日、パレスチナ暫定自治区のガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスが突如、イスラエルへの攻撃を開始。イスラエル側も激しい空爆で応酬し、双方の死者は1週間あまりで4000人を超えています。(15日時点) 「これはイスラエルにとっての911だ」 イスラエル側がアメリカで起きた同時多発テロになぞらえて語った今回の軍事衝突。 何が起きているのか?なぜ、ハマスは攻撃に踏み切ったのか?戦線の拡大は? 専門家の分析を交えて、最新の情勢を読み解きます。 (国際部記者 小島明 / エルサレム支局長 田村佑輔) そもそもガザ地区って? パレスチナは、1948年のイスラエル建国とその後の中東戦争、それに内部の対立を経てヨルダン川西岸地区とガザ地区に分断されています。 このうちガザ地区は、地中海に沿った、鹿児島県の種子島ほどの広さの土地に220万人以上が暮らしていて、イスラム組織「ハマス」が実効支配してい

                                              イスラエルにイスラム組織「ハマス」が大規模攻撃 何が起きた? | NHK
                                            • ハマースの10月反攻に関する最初のコメント(ジルベール・アシュカル)

                                              10月7日、ハマースがガザ地区からイスラエルに対する大規模な攻撃をおこないました。この攻撃と、それに対するイスラエルのガザ畜への激しい空爆とさらなる戦争準備については、マスメディアを通じてさまざまな言説が流されています。ここで紹介するのは、『アラブ革命の展望を考える-「アラブの春」の後の中東はどこへ?」や『中東の永続的動乱-イスラム原理主義・パレスチナ民族自決・湾岸・イラク戦争』(いずれも柘植書房)の著者であるジルベール・アシュカルが自身のブログにアップした「ハマースの10月反攻に関する最初のコメント」を訳したものです。極めて示唆に富む内容だと思います。 原文は、以下で読むことができます。 https://gilbert-achcar.net/on-hamas-october-offensive ハマースの10月反攻に関する最初のコメント ジルベール・アシュカル 2023年10月9日 10

                                              • 戦闘の死者900人超に イスラエル「第4次中東戦争」以来50年ぶり大被害

                                                【カイロ=佐藤貴生】パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとイスラエル軍の大規模戦闘で、双方の死者は8日午後に計900人を超えた。イスラエル有力紙ハーレツ(電子版)などが伝えた。双方とも攻撃を続ける構えで、事態の悪化は必至の情勢だ。 ロイター通信は、イスラエルが受けた攻撃でこれほどの被害が出たのは1973年10月の「第4次中東戦争」以来、50年ぶりだと報じた。緒戦でエジプト、シリア両軍に攻め込まれた戦争として知られ、イスラエル市民は危機の再来に衝撃を受けている。現地メディアでは、ネタニヤフ政権が攻撃への警戒を怠ったとの批判も出ている。 報道によると、イスラエルでは死者数が600人に達し、2千人以上が負傷。ガザ保健当局は313人が死亡、約2千人が負傷したとしている。 ネタニヤフ首相は7日、「今日起きたことは過去にない出来事だ」と事態の深刻さを表現し、「ガザの至る所で強力

                                                  戦闘の死者900人超に イスラエル「第4次中東戦争」以来50年ぶり大被害
                                                • 神話化された「コストカット」という成功体験:時事ドットコム

                                                  怒りなき社会が放置する経済の停滞(2) 日本テレビ経済部長 菊池正史 日本経済の成功体験 経済財政諮問会議で「構造改革と経済財政の中期展望」改定素案の議論に臨む小泉純一郎首相(中央)。手前は竹中平蔵金融・経済財政担当相、奥は塩川正十郎財務相=2002年12月13日、東京・首相官邸【時事通信社】 前回(「地方行政」2022年3月24日号)、首相の岸田文雄が元首相・小泉純一郎の推し進めた構造改革について、日本経済の「体質強化、成長をもたらした」と述べたことに対し、「日本経済を成長させるための体質強化はなされていない」と指摘した。 当時、小泉の「ワンフレーズポリティクス」「劇場型政治」は人々を刺激し、5年半にわたって国民的な人気を博したことは事実である。景気は2002年2月から好転し、約70カ月も続く「いざなみ景気」が始まったとされている。 しかし、この景気回復をめぐっては「偽り」「見せ掛け」と

                                                    神話化された「コストカット」という成功体験:時事ドットコム
                                                  • ヘンリー・キッシンジャー氏が100歳で死去 評価分かれる米外交の大物

                                                    (CNN) 米国の国務長官や安全保障担当のアドバイザーを務めたヘンリー・キッシンジャー氏が29日、死去した。100歳だった。同氏のコンサルティング会社、キッシンジャー・アソシエーツが明らかにした。 同社の声明によるとキッシンジャー氏はコネティカット州の自宅で息を引き取った。死因は明かされていない。 少年時代にナチス政権下のドイツを脱出したキッシンジャー氏は、米国の歴史上最も大きな影響力を持ち、物議を醸した外交官の一人となった。 同氏は1970年代の米国外交の代名詞であり、ノーベル平和賞も受賞した。ベトナム戦争における米軍の関与終結に向けた調整に寄与したことが受賞理由となった。また秘密外交を通じ、当時のニクソン大統領による72年の訪中を実現したことでも評価された。 一方で、ベトナム戦争時のカンボジア爆撃を巡り、多くの人々から非難を浴びた。この爆撃は大量虐殺を行った政治勢力「クメール・ルージュ

                                                      ヘンリー・キッシンジャー氏が100歳で死去 評価分かれる米外交の大物
                                                    • イスラエル・ハマス武力衝突、石油供給に影響する「2つの可能性」のインパクト:小山 堅 | 21世紀グレートゲーム時代のエネルギー地政学 | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト

                                                      イランのアミール・アブドラヒアン外相はイスラエルと米国に対し、「ガザへの攻撃を止めなければ混乱がもたらされる」と警告した[10月22日、テヘラン](C)EPA=時事 10月18日にイランが発した対イスラエル石油禁輸の呼びかけに対し、イスラム諸国の同調は今のところ見られない。だが、この武力衝突が石油供給に与える影響を考えるなら、やはり最大の焦点はイランだろう。ハマス奇襲にイランの関与を疑う声が高まれば、共にその蓋然性は低いが、第1に「米国が対イラン制裁を強化」、第2に「イスラエルが対イランで報復措置を実施」の2つの可能性が浮上する。現在、イランが国際石油市場に供給する約140万B/Dが低下するリスクのみならず、イスラエルがイラン石油関連施設を攻撃すれば地政学リスクも一気に高まる。 ハマスによる大規模奇襲攻撃に始まった今回のイスラエル・ハマス間の激しい武力衝突は中東情勢に激震をもたらした。奇襲

                                                        イスラエル・ハマス武力衝突、石油供給に影響する「2つの可能性」のインパクト:小山 堅 | 21世紀グレートゲーム時代のエネルギー地政学 | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト
                                                      • イスラエルの強硬姿勢とサウジとの国交正常化交渉 ハマス攻撃の背景 | 毎日新聞

                                                        パレスチナ自治区ガザ地区を支配するイスラム組織ハマスが7日、イスラエルに対する前例のない水準の攻撃を始めた。背景には、「史上最も右寄り」とされるイスラエルの右派政権がパレスチナに強硬姿勢を見せ、武装パレスチナ人らを200人以上殺害していることや、米国が仲介するイスラエルとサウジアラビアの国交正常化交渉が進み、パレスチナが譲歩を迫られていることなどがありそうだ。 ハマスは7日、イスラエルとガザの境界にある有刺鉄線を破り、十数人がバイクに乗ってイスラエル側に向かう動画を公開した。イスラエルは7日、ユダヤ人の祖先がエジプトを脱出したことを記念する祝日「仮庵(かりいお)祭」だった。エジプトとシリアがイスラエルに奇襲攻撃を仕掛けた1973年の第4次中東戦争も、祝日だった10月6日に始まっており、ハマスはイスラエルにとって苦い記憶を喚起する時期を狙い、「サプライズ…

                                                          イスラエルの強硬姿勢とサウジとの国交正常化交渉 ハマス攻撃の背景 | 毎日新聞
                                                        • エジプト ムバラク元大統領死去 「アラブの春」で辞任 | NHKニュース

                                                          エジプトで30年にわたって権力を握り、9年前に「アラブの春」と呼ばれた民主化運動で辞任に追い込まれたムバラク元大統領が死去しました。 ムバラク元大統領は軍出身で、1981年に当時のサダト大統領が暗殺されたあと、副大統領から大統領に就任し、その後、30年にわたって権力を握りました。 在任中は、「アラブの盟主」を自任し、欧米とも協調して国際的な影響力を強めたほか、アラブ世界でイスラエルと国交がある数少ない国としてイスラエルとパレスチナの仲介などに重要な役割を果たしました。 一方で内政面では野党勢力やメディアへの締め付けなど強権的な支配体制を続け、2011年に「アラブの春」と呼ばれた民主化運動によって辞任に追い込まれました。 その後、デモの参加者の殺害を指示した罪や公金を横領した罪などで起訴され、このうち横領の罪で実刑判決を受けましたが、殺害を指示した罪では無罪となり、3年前に釈放されていました

                                                            エジプト ムバラク元大統領死去 「アラブの春」で辞任 | NHKニュース
                                                          • イスラエル情報機関「最強」神話揺らぐ ハマス、SNS戦も有利に

                                                            パレスチナ自治区ガザから発射されたロケット弾を迎撃するイスラエルの防空システム=8日(ロイター)パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスによる攻撃で、「中東最強」とされるイスラエル情報機関の威信は大きく揺らいだ。ガザで大規模攻撃が計画されていることを察知できず、国内の情報機関元トップからも厳しい批判が出た。ハマスは交流サイト(SNS)で戦果を喧伝(けんでん)し、情報戦でもイスラエルを脅かしている。 イスラエルが国土を侵攻され、1日で数百人の死者を出したのは過去半世紀で例がない。国民の脳裏には、1973年の第4次中東戦争の苦い経験がよみがえった。67年のエルサレム占領で戦勝気分が広がり、油断したところをアラブ連合軍に奇襲され、2千人以上の死者を出した。今回のハマスの攻撃は、第4次中東戦争の開戦50年に合わせて起きた。 イスラエルは人口930万の小国だが、対アラブ戦争で常勝を誇る。原動力は情報機

                                                              イスラエル情報機関「最強」神話揺らぐ ハマス、SNS戦も有利に
                                                            • なぜウクライナへの軍事侵攻を計画するのか? 知っておきたいプーチン大統領の狙いとは(亀山陽司) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                              12月7日、米露首脳電話会談が行われたが、そのメインテーマはウクライナ情勢だった。日本にいるとなかなか感じられないが、欧州ではロシア軍のウクライナ侵攻は秒読みだとの緊迫感が漂っている。 ロシア軍大集結のウクライナ国境先立つ12月3日のワシントンポスト紙は、米政府のインテリジェンス文書を引きながら、年明け早々にもロシア軍が多方面攻撃を予定しているとの見方を紹介している。現在、ロシアとウクライナの国境付近の数か所に総勢7万人規模の兵力が終結しており、近く17万5千人にまで増強されると予測されている。自衛官の数が15万人程度であることを考えると、とんでもない数字だということがわかる。 対するウクライナの軍事力だが、ロシアを除けば欧州最大とされており、人数25万人、戦車2430台、装甲車両11435台、多連装ロケット砲550基等となっている。仮に全面衝突することになれば激烈な戦闘となることは明らか

                                                                なぜウクライナへの軍事侵攻を計画するのか? 知っておきたいプーチン大統領の狙いとは(亀山陽司) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                              • ウクライナ侵攻で激変 エネルギー専門家に聞く「今後の読み方」 | 毎日新聞

                                                                世界のエネルギー市場が揺れている。近年「脱炭素」がキーワードになってきたエネルギー情勢だが、ロシアによるウクライナ侵攻で、地政学や安全保障が再びクローズアップされるようになった。原油価格の高騰は今後も続くのか。焦点の一つは中東産油国が増産に動くかどうかだ。日本エネルギー経済研究所の小山堅専務理事に、各国の思惑が絡み合うエネルギー情勢の「読み方」を聞いた。【聞き手・松岡大地】 ――ウクライナ侵攻が世界のエネルギー情勢に与えたインパクトをどうみますか? ◆地政学が要因になってエネルギーの安定供給を揺るがした点で、1973~74年の「第1次石油危機」と共通点があります。当時はアラブ諸国とイスラエルの間で発生した第4次中東戦争を発端に、アラブ諸国が原油の生産量を大幅に減らし、イスラエルを支持する国々に対する禁輸を実施しました。 原油価格は4倍になり、世界経済や日本経済には急ブレーキがかかりました。

                                                                  ウクライナ侵攻で激変 エネルギー専門家に聞く「今後の読み方」 | 毎日新聞
                                                                • ハマスはイスラエルに「必要」な存在だった...パレスチナ「75年間の歴史」で、紛争を基礎から理解する

                                                                  <イスラエルとハマスの奇妙すぎる関係史を解説。ガザという名の監獄を解体しない限り「囚人たちの反乱」はまた起こる> イスラム組織ハマスとイスラム聖戦が10月7日、イスラエルに仕掛けた奇襲攻撃──その驚くべき光景と恐怖のせいで、この事件の原因と再発防止策を正しく理解するのが困難になっている。 この襲撃に関する報道は、残虐性と半世紀前の第4次中東戦争との不気味な類似を強調してきた。1973年当時、イスラエルの情報機関は全知全能で、プロ集団の軍は事態をしっかり管理しているという「神話」が流布していたが、スエズ運河付近やゴラン高原で勃発した緊急事態はそんな評判を粉々に打ち砕いた。 ■【画像】パレスチナ紛争75年の歴史まとめ「年表」と、領土変遷マップ だが今回の失敗のショックはさらに大きい。この攻撃が占領地の駐留軍ではなく、イスラエル領内の民間人に対するものだったからだ。 目撃した虐殺の原因を知りたい

                                                                    ハマスはイスラエルに「必要」な存在だった...パレスチナ「75年間の歴史」で、紛争を基礎から理解する
                                                                  • 日本の賃金が上がらない構造@『政経研究時報』2023年4月号 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

                                                                    公益財団法人政治経済研究所というところが出している『政経研究時報』2023年4月号に、去る3月13日に行った「日本の賃金が上がらない構造」という講演の概要が載っています。 Ⅰ 日本型雇用システムにおける賃金 ⑴ 雇用システム論の基礎の基礎 日本の賃金について考える前提として、まず日本の雇用システムという構造的な部分に遡って議論を始める。 日本の雇用システムの本質は雇用契約に職務(job)が明記されず、使用者の命令によって定まることである。日本の雇用契約ではその都度遂行すべき特定の職務が書き込まれるのである。つまり、日本における雇用とはジョブ型雇用ではなく、メンバーシップ型雇用である。 ⑵ ジョブ型とメンバーシップ型の対比 ジョブ型雇用では、職務を特定して雇用するので、その職務に必要な人員のみを採用し、必要な人員が減少すれば雇用契約を解除する。ジョブ型雇用では職務以外の労働を命じることは契約

                                                                      日本の賃金が上がらない構造@『政経研究時報』2023年4月号 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
                                                                    • エジプトのムバラク元大統領死去 独裁30年、アラブの春で退陣 | 共同通信

                                                                      【カイロ共同】エジプトの国営テレビは25日、エジプトで約30年にわたり独裁政権を率い、2011年2月に民主化運動「アラブの春」と大規模な反政府デモで退陣したホスニ・ムバラク元大統領が死去したと伝えた。91歳だった。 ムバラク氏は11年5月、反政府デモ隊の殺害に関与した罪などに問われ、いったん終身刑を言い渡されたが、13年のクーデターを経て誕生したシシ政権下で旧ムバラク政権幹部に寛容な司法判断の流れが強まり、無罪が確定。17年3月に釈放された。 1973年の第4次中東戦争で対イスラエル電撃作戦を指揮。サダト大統領暗殺を受け81年10月、大統領に就任した。

                                                                        エジプトのムバラク元大統領死去 独裁30年、アラブの春で退陣 | 共同通信
                                                                      • エルサレムで振り返る 2022年の世界【岩間陽子】【池内恵】

                                                                        『公研』2022年12月号「対話」 ※肩書き等は掲載時のものです。 ロシア-ウクライナ戦争に翻弄される1年となった。 国際政治学は人類の今を掴まえることができるのだろうか? 世界宗教の首都エルサレムで2022年に起きたことの意味を考える。 エルサレムで人間観がひっくり返る 池内 今日は「2022年の世界を振り返る」をテーマにお話ししていこうと思いますが、言うまでもなく今年はロシア・ウクライナ戦争に明け暮れた1年でした。この戦争の経緯については、節目ごとに様々に議論されてきましたから、メインテーマであることは間違いないでしょう。私自身は2022年の半分くらいをイスラエルで過ごしました。首都のエルサレムに生活拠点を置きながら、テルアビブ大学のモシェダヤン中東アフリカ研究センターに上級訪問研究員として通勤していました。 この10月には岩間先生をイスラエルにお招きする機会もありました。先生はドイツ

                                                                        • ロシアのウクライナ侵略で「天然ガスショック」がやってくる

                                                                          ロシア軍のウクライナ攻撃を「侵攻」という言葉で表現するのはおかしい。これは一方的な「武力による主権侵害」で、どうみても国際法上の侵略(aggression)である。侵攻という言葉は、昔の教科書問題のときできた言い換えで、わかりにくい。 70年代の石油ショックの再来か ロシア軍はウクライナ国内のパイプラインへの爆撃を開始し、ヨーロッパのガス先物は4日間で41%も上がった。 ヨーロッパのガス先物価格(ブルームバーグ) これは1973年の第4次中東戦争に似ている。当時アメリカ政府はベトナム戦争で大きな赤字を抱え、インフレになっていた。そこに1973年10月のOPECの原油輸出禁止で原油価格が一挙に4倍になり、世界のサプライチェーンは大混乱になった。 当時のケインズ政策では、不況のときは財政赤字を増やして需要不足を補い、インフレになったら金利を上げて需要を抑制するのが常識だったが、英米では財政支出

                                                                            ロシアのウクライナ侵略で「天然ガスショック」がやってくる
                                                                          • ウクライナとイスラエル、バイデン米大統領は現実を見るべき

                                                                            (CNN) バイデン米大統領が署名した950億ドル(約15兆円)規模の軍事支援パッケージは、現実的な交渉が成し遂げた偉業に他ならない。それはウクライナとイスラエルへの資金拠出を念頭に置いた施策であり、数カ月に及ぶ連邦議会での抜け目ない駆け引きを経て実現した。しかし今回の支援で両国の戦争目的が増大する場合、それはこの種の現実的な交渉を阻害する恐れがある。そうした交渉こそが、両国の戦争に終止符を打つ唯一の方法であるにもかかわらず。 民主国家が反自由主義的な敵に立ち向かうのを支援するバイデン氏は正しい。イスラエルとウクライナは、侵攻という最悪の罪に苦しんでいる。しかし無条件の支持を声高に唱えることは、交渉による和平を妨げるという点でかえって助けようとする国々を傷つけかねない。民間人の命を守り、地域の安定を回復するのはその種の交渉だからだ。 資金の提供によって、ウクライナとイスラエルには勝ち得ない

                                                                              ウクライナとイスラエル、バイデン米大統領は現実を見るべき
                                                                            • 『ロレンスになれなかった男 空手でアラブを制した岡本秀樹の生涯』 - HONZ

                                                                              社会人になってよく考えることがある。「仕事中に個人として意見したり行動することって、そんなに良くないことですか?」たとえば、あるミーティングで、私自身の意見を述べるときに、必要以上にプレッシャーを感じて「私個人の意見としましては……」なんて、いきなり真面目口調になってしまう。また、ミーティング後に上司から「会社の発言となるから、勝手な意見は言わないように」と注意された時にたまに感じる違和感はどこから来るのだろうか。 最初から小さな悩みの吐露ではじまり恐縮だが、個人として、会社の一員として、日本人として、大人としてなど、日々の生活のなかでいろんな文脈に配慮しながらの行動を求められることに窮屈に感じることがあるのだ。その配慮が何のためのか、また何を生み出すのか、漠然とした気持ちに答えを探して本と向き合うことが最近多い。 本書『ロレンスになれなかった男 空手でアラブを制した岡本秀樹の生涯』のなか

                                                                                『ロレンスになれなかった男 空手でアラブを制した岡本秀樹の生涯』 - HONZ
                                                                              • 連載1回:アメリカとイスラエルの「特別な関係」:巨額の軍事援助で結びつくアメリカとイスラエル(中岡望) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                                本記事は連載の1回目の記事です。 2回は「バイデン政権が前のめりでイスラエルを軍事支援する理由」 3回は「プロテスタント・エバンジェリカがイスラエルを支持する理由」 4回は「アメリカ社会とユダヤ系アメリカ人の関係」 5回は「補論:なぜ諜報大国イスラエルはハマスの攻撃を阻止できなかったのか」 を取り上げます。 【目次】(記事の字数:5017字) ■アメリカ人の56%は「親イスラエル」/■アメリカのイスラエルに対する軍事援助の経緯/■イスラエルへの軍事援助総額は約23兆円/■アメリカとの技術援助で構築されたイスラエルの防衛体制/■一方的な軍事援助から武器提供の相互依存へ ■アメリカ人の56%は「親イスラエル」 多くの日本人は、イスラエル・ハマス戦争を見ていて、どうしてアメリカはそこまでしてイスラエルを支援するのか不思議に思っているのではないか。このテーマを歴史的、政治的、社会的、宗教的な観点か

                                                                                  連載1回:アメリカとイスラエルの「特別な関係」:巨額の軍事援助で結びつくアメリカとイスラエル(中岡望) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                                • 具体的警告にもかかわらず、なぜイスラエルはハマスの攻撃を阻止できなかったのか

                                                                                  10月7日、パレスチナ人武装勢力は国境のフェンスを破って攻撃を仕掛け、イスラエル南部から人質を拉致する一方でイスラエルに向けてロケット弾を一斉に発射した。(ソーシャルメディアから) イスラエルとガザ地区北部の間のエレズ検問所に向かって走るパレスチナ人とエゼディン・アル・カッサム旅団(ハマスの軍事部門)の戦闘員たち。2023年10月7日(AFP/File) 2018年4月13日に撮影されたこの写真では、パレスチナ人の抗議デモ参加者がフェンス沿いに集まる中、イスラエル軍の兵士たちがガザ地区と国境を接する南部のキブツ、ナハル・オズで警戒に当たっている。ハマスの戦闘員は10月7日の大規模攻撃の際、このハイテクを備えた壁を易々と越えた。(AFP/File) イスラエルがハマスの戦闘計画の写しを攻撃前に入手していた以上、失敗がより明確になった ソーシャルメディア上では陰謀説が飛び交い、イスラエル政府は

                                                                                    具体的警告にもかかわらず、なぜイスラエルはハマスの攻撃を阻止できなかったのか