米NPD Groupは米国時間2010年2月3日、電子書籍閲覧用デバイス(電子書籍リーダー)に関する調査結果を発表した。それによると、電子書籍リーダーの利用者の93%が現在所有しているデバイスに「大変満足」あるいは「ある程度満足」しているという。不満を示した回答者はわずか2%だった。 気に入っている機能としては、60%が「無線接続」を、23%が「タッチスクリーン」を挙げた。今後強化してほしい点や搭載を希望する機能は、「利用可能な電子書籍タイトルの増加」(42%)、「バッテリ寿命の延長」(39%)、「カラー・スクリーン」(34%)などが挙げられた。 また約3割の所有者は、電子書籍を読むためにパソコンや携帯電話など電子書籍リーダー以外のデバイスも利用している。 調査は1000人以上の電子書籍リーダーの所有者を対象に、2009年11月にオンラインでアンケートを実施したもの。 [発表資料へ]
ITproが米Amazon Web Servicesのクラウド・サービス「Amazon EC2」を使い始めてから1年半。当時ベータ版だったEC2は、正式サービスになり、データセンターの数が増え、米国東海岸だけでなく西海岸のデータセンターも選べるようになった。 これまで運用を担当してきて気がついたことがある。データセンターによってCPUの新しさが違うのだ。 データセンターによるCPUの違いを確認できるのは、起動するセンターをユーザーが選べるからだ。仮想マシンを時間貸しするサービスであるEC2は、米国東海岸に4センター、同西海岸に2センター、欧州に2センターの計8センターを抱える。それぞれのセンターの場所は同時障害の恐れが少なくなるよう、物理的に離れている。 ユーザーはこれらのセンターを、冗長化などの目的で明示的に指定できる。起動後にCPUを確認するコマンド(Linuxならcat /proc/
電子書籍の価格を巡ってアマゾンのKindleとアップルのiPadが早くも激突しています。 今回、バトルの舞台になったのは大手出版社、マクミランです。 マクミランは電子書籍をアマゾンの言い値である$9.99で販売することには強い不満を持っていました。 そこでアップルのiPadが発表されたのを機に、「もうアマゾンで電子書籍を売るのは、止める」と宣言したのです。 アップルはiPadを発表するにあたって「電子書籍の価格は出版社が決めて良い。アップルとしては$12.99から$14.99くらいを希望する」という態度を取っています。 出版社の立場からすると当然、高く売れるアップルの方を支持したいわけです。 また単に高く売れるというだけでなく、原理原則として、「本の値段は出版社が決めるべきであり、アマゾンに一律$9.99と決められるのは筋違い」という気持ちが強く働いています。 さらに「今、ここで$9.99
2010/01/15 米アマゾン傘下のAmazon Web Servicesは1月14日、クラウドコンピューティング上でシステム構築を行う場合のベスト・プラクティスをまとめた「Architecting for the Cloud: Best Practices」を公表した。 これまでにも同社は、AWSのサービスを組み合わせてスケーラビリティや可用性を実現する事例を紹介したり、具体的なサービスの組み合わせ方などを解説する文書を公開してきた。今回新たに公開されたホワイト・ペーパーは、こうした解説の集大成と言えるもので、自社だけでなくマイクロソフトやIBM、グーグルが公開しているホワイト・ペーパーも参照している。 20ページの英文PDFはクラウド一般のメリットや特徴から説き起こし、AWSの各サービスの簡単な解説を続けた後に、クラウドの各種の特性を最大限に引き出すシステムについて、一般論としての概
先日、ほぼ全ての国内メディアをすっぱ抜いて見っけてきたAmazonの70%ルール。そのままもうちょっと深読み編へ。 頭よさそうな人たちのトリッキーな戦略を、無駄に深読みするのは楽しす。 ・印税が70%に 直接的にはiSlateに対する牽制と思われ。ただ、これは苦渋の選択というよりはAmazon的には折込済みなんじゃないかと。独占配信中は暴利を貪りつつ、競合がでた瞬間に規模をいかして焦土戦をしかけるというのは、プラットフォーム争奪戦としては定石手かなと。 AmazonもAppleも儲けはデバイス販売で回収できるようになってるんよ、多分。 ・書籍の価格帯は$2.99~$9.99の範囲であること 裏返せば、この価格帯がKindleのメインターゲットですよ!というのが見える。 深読みするとリスクコントロール。 何に対してかというと、(将来を見越して)写真集や学術書など、高価格帯および広帯域書籍のコ
ソースはAmazon。本日1/20日にプレスリリース。とりあえずの概要と、雑感。 正式には30%の印税オプションと、70%から通信料を差し引いた印税を受け取るオプションの2種類を選択可能になる模様。 現在の通信料のレートは$0.15/MB。 Amazonの電子書籍の容量の最頻値中央値(注意:平均値ではない)は368KB。つまり一般的な本は1冊につきおよそ$0.06の通信費となる。 これにより、一般的には辞書辞典、写真集以外の電子書籍はほぼ70%の印税を取得できると考えてよい。 ただし印税率70%を選択する場合は以下の条件を満たさなければならない。 ・価格が$2.99 ~ $9.99 の範囲 ・リアル書籍版の最低価格より20%以上安くなければならない。 ・著作者が権利を持つ全ての地域で購入可能でなければならない。 ・KindleとKindle Storeの全オプション(Text to Spe
電子書籍の時代の幕を切って落としたのはAmazonだということで異論はまあないだろうと思う。ソニーは早くから電子ブックリーダーを手がけてきて、それなりに売れてはきたのだろうけど、やはりAmazonが電子書籍の閲覧から購入、配信まで、ワンストップのユーザーエクスペリエンスを提供したことで米国での電子書籍の本格普及が始まったという見方で間違いないと思う。 では今の電子書籍の形がインターネット上の最終形態かというとそうは思わない。ほかのサービスや商品を見てもそうだけど、最初は既存の形をデジタルに変換するところから始まるんだけど、それがやがてデジタルの特性をより生かしたものに進化する。 例えば、広告。最初に登場したバナー広告は、いわば雑誌の広告をデジタルにしただけのようなアイデアだった。そこに、よりインターネットらしいキーワード広告が登場した。 メディアサイトも同じ。最初は新聞のように情報を集めた
「Web年賀状サービス」をAmazon EC2で運用するベンチャーに聞く、クラウド上でのシステム運用術 リプレックス 直野典彦社長 太田智久CTO 高尾知則スペシャリスト 東京・原宿にあるベンチャー企業リプレックスが運営する「ウェブポ」は、住所を知らないネット上の知り合いに対してでも年賀状が送れるというサービスだ。クライアントに「Adobe AIR」を採用し、Webブラウザだけで年賀状をデザインして住所録を作り、発送できる。このウェブポは、サーバーに「Amazon EC2」、データベースに「Amazon SimpleDB」を全面採用する。同社の直野典彦社長や開発メンバーにAmazonを使う上での運用ノウハウを聞いた。(聞き手は中田 敦=日経コンピュータ) ウェブポはどのようなサービスですか? 社長の直野典彦氏:Webブラウザを使って年賀状を作成し、当社が利用者に代わって年賀状を印刷し、投函
ついに無制限に解放されたGoogle App Engine/Java。RoRやPHP、もちろんJavaも試そう 4月8日に発表されたGoogle App Engine/Java。利用できるのは1万人までと制限がついていたのですが、それが撤廃されてだれでもサインアップして利用できるようになったと、Google App Engine Blogが伝えています。 Google App Engine/Javaは発表されてまだ2カ月と少しですが、はやくもJava VMの上にPHPやRuby、それにJavaのフレームワークなどの実装が行われています。今回はそうしたGoogle App Engine/Javaの活用情報をまとめてご紹介しましょう。 Google App Engineの基礎知識 ITproで、Google App Engineの入門記事が掲載されています。アカウントの取得方法やSDKの入手方
Amazonクラウドを運営するAmazon Web Servicesの日本法人、Amazon Data Services Japanが活動を開始しました。現在、同社には社員が2人在籍し今後さらに陣容を拡大していくと、同社のマーケティングマネージャー 小島英揮(おじまひでき)氏が、昨年の12月25日に行われた「Amazon EC2ユーザ会」で明らかにしました。 Amazon Data Services Japanマーケティングマネージャの小島氏。前職はアドビシステムズでFlashなどのマーケティング担当だった マーケティングマネージャの小島氏がAmazon Data Services Japanに入社したのは昨年の12月。同社にはデータセンターを担当するもう1人の社員がおり、現在さらにテクニカルサポート、ソリューションアーキテクト、営業統括などの役割を担う社員を募集中。「われこそはと思う方は
2009年09月22日 日本に居たままAmazon KindleをiPhoneから利用する方法を試してみた 全国の活字中毒の皆さ〜ん!今日も増え続ける本の置き場所に困っていますか〜?嫁さんに嫌がられてますか〜? そんな活字中毒の全人類に福音をもたらすべくAmazonが、取り組んでいるのが、電子書籍の配信・販売プラットフォームであるKindleですね。 でも、これ、日本では利用できません・・・。インターネットに国境の壁なんか、関係ねぇ!と思いながら、日本人として寂しい限りです。 こんなんでは、日本人はどんどんと、ガラパゴスで、イリオモテヤマネコみたいな絶滅寸前の珍獣になってしまう! 日本人をイースター島のモアイにしないためにも、「グローバル・スタンダード」の書籍流通のプラットフォームを利用してみたい!梅田望夫さん風に言えば、Kindleも使えないような「知のデジタル・ディバイド」から抜け出し
米Amazon.comが、電子ブックリーダーKindle向けの電子ブックをiPhoneまたはiPod touchで読めるようにする「Kindle for iPhone and iPod touch」をリリースした。この発表で注目すべきなのは、これまでハードウエアを軸に展開してきたKindleプラットフォームをコンテンツ主体に切り換えた点だ。 これまでAmazonは、Whispernetを通じて電子ブックリーダーのKindleから直接Kindle対応書籍を購入できるようにするなど、Kindleにおいてパソコン不要の電子書籍利用をアピールしてきた。パソコンでもKindle書籍を購入できるが、Kindleに転送できるのみでパソコンでは読めない。多くのベストセラーが9.99ドル(約990円)で販売されているKindle書籍を読むにはKindleリーダーが必要だった。 AmazonはKindleの販
12月14日に米 Amazon.com が、iPhone アプリ「Kindle for iPhone」を日本を含む60カ国以上で公開した。早速 App Store からダウンロードし利用してみた。 「Kindle for iPhone」をダウンロードしただけではコンテンツが無いので、Amazon.com で電子書籍を購入。購入した書籍は米国でベストセラーとなっている「Googled: The End of the World As We Know It 」である。ハードカバーの場合 $16.34 であるが Kindle Edition の場合、約 $5 お得な $11.99(日本円で約990円)である。当然のことながら配送費用もかからないで、$11.99 オンリーである。 「Kindle for iPhone」から iPhone Safari で動作する「Kindle Store」にはシー
Amazon S3は安いか高いかという議論を、この2日間で立て続けに3個所で耳(目)にした。 1人はネットサービスベンチャーのCTOで、クラウドへの移行を検討しているものの、Amazon S3やEC2の実際の価格や使い勝手がよく分からないという話だった。コスト的に見合うなら、もうサーバ運用に煩わされたくないと漏らしていた。 もう1つは、ベンチャーキャピタルとして知られるYコンビネーターの掲示板で見かけた「Does Amazon S3 really save money?」で始まる議論。1GB当たり1カ月で0.15ドルと聞くと安いようにも思えるが、1TBの月額は150ドル、2年にすると3600ドル(1ドル92円として約33万円)にもなる。しかも転送量に応じた課金もあるため、実際にはこれ以上になる。今や1TBのドライブ単価は1万円を割っていて、2年で3600ドルとは比較にもならない。「クラウド
2009/10/27 米アマゾンの子会社でクラウド関連サービスを提供するAmazon Web Servicesは10月27日、スケーラブルなMySQLサービス「Amazon RDS」(Amazon Relational Data Service)をベータサービスとして提供開始した。同時に、Amazon EC2の価格を11月から15%下げること、32/64GBと大容量のメモリモデルのインスタンスも提供することを発表した。 Amazon RDSはMySQLの全機能が利用できるサービス。セキュリティパッチやバックアップはアマゾン側が自動で行い、運用にかかわる作業をせず、データベースが利用できるのが特徴。運用規模によってDBインスタンスのサイズは選択できるが、このサイズはAPI経由で変更可能だ。DBインスタンスのリサイズやパッチなど、メンテナンスにかかわる作業は世界協定時刻(UTC)の日曜日早朝の
クラウドはバズワード的で何がいいのか良くわからないという人も多いことでしょう。その感覚は正しい。クラウドという言葉だけだと、意味が広すぎて、焦点がぼける。 例えば、同じように思われているAmazonのEC2とGoogle App Engineは、まったく違うものです。 Amazonのほうは持続的イノベーション、Googleのほうは破壊的イノベーション。 EC2は、過去の技術をそのまま使える(汎用的な仮想化サービス)ので、連続的な技術なのです。 それに対してGAE/Jは、できることをかなり制限して、しかもRDBMSをすててBigTableにのりかえるっていう非連続ぶり。 どっちがいいというものではありません。 クリステンセンのイノベーションのジレンマ-技術革新が巨大企業を滅ぼすときを読むと、マーケットリーダーである優良企業が、なぜ、ずっと成長を続けることができずに、破壊的イノベーションに滅ぼ
モバツイ以外にも実運用で回してるEC2な人たちは結構いると思うのですが、参考までに。 モバツイッターがAmazon EC2の人柱をやってくれている モバツイッターがAmazonEC2に移行しようかなとのこと。 さっそく性能問題にぶち当たったらしいし、ナイス人柱。 前にあるイベントで、EC2を活用されているHeartRailsの方にモバツイの構成をEC2に移転したらどうなるか?みたいな話をお伺いしたら、すぐ8万円/月ぐらいに構成になってしまう、と言われたのですが、大体、どんぴしゃな感じでした。 (追記:なお個人でWebサービスをスモールスタートする場合は、サーバの運用知識がそこそこある前提で、まずは自宅サーバから運用すると良いです。月間600万PVぐらいまでなら、HP ML115G5 + Phenomでこなせるハズなので。その辺についてはまたいずれ書きます。) ■EC2とは? 既にご存じの方
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く