東日本大震災を受けて、北海道が見直しを進めてきた太平洋沖で、巨大地震が起きた際の津波の想定結果が公表され、東部にある浜中町で、最大で34メートルを超える津波が押し寄せるなど、沿岸の11の市や町で20メートル以上の津波となり、これまでの想定を大幅に上回る結果となりました。 北海道は、過去にも繰り返し地震が起きている北海道太平洋沖で、最大級の巨大地震が発生した場合に、沿岸部に押し寄せる津波の高さなどの想定結果をまとめ、28日、公表しました。 それによりますと、東部の浜中町琵琶瀬で、34.6メートルとなるなど、3つの地点で、津波の高さが30メートルを上回ると想定されました。 34.6メートルという高さは、ことし3月に国の検討会が公表した、「南海トラフ」付近で巨大地震が起きた場合に想定される津波の中で最も高かった高知県黒潮町の34.4メートルを上回っています。 20メートル以上の津波が想定された市