私はマンガ「のだめカンタービレ」の昔からのファン。 本日は、それが連載されてる講談社のマンガ雑誌KISSの発売日(毎月10日・25日)だったので、ネタバレサイトを探して早速読んだ。 単行本派じゃなくて、本誌派の私は、留学中はいつもこうしてキャッチアップしているのだった。 そんな私は、マンガ雑誌や週刊誌が早く普通のスタンダードな電子書籍になって、 世界のどこからでも読めればいいのに!といつも切に願っている。 電子書籍の話をすると、日本の携帯電話コミックの電子書籍の市場規模600億円とかを出してきて、 誇らしげに「日本は電子書籍先進国だ!」とか言っちゃう人が必ずいるが、携帯コミックは世界から読めないんだよ! これではどんなに先進国でも、またガラパゴスの道を突き進んでしまう。 (→ My Life in MIT Sloan ガラパゴス問題の論点まとめ) でも、私は日本発で、ガラパゴスにならずに、
今日は日経BPのセミナー(参照)で、iPadと電子出版の未来について講演をしてきた。私の講演の内容に関しては、一両日中にネットに上がると思うのでここには書かないが、この講演およびその準備段階を通して学んだとても大切なことを一つ書こうと思う。それは日本の出版社に迫る「コンテンツのガラパゴス化の危機」である。 午後の部でヤッパの伊藤氏の講演を聞いていて少し疑問に思ったので、フォーマットのオープン化に関する質問をした私だが、彼の「まだコンテンツの数が少ないのでオープン化を考慮する必要はない」という返答でヤッパの狙いが明らかになった。セルシスと同じく「クローズドなフォーマットによるコンテンツの抱え込み」である。 ここまでフォーマットのオープン化(すなわち誰でもビューアーをライセンス・フリーで作れること)の大切さが叫ばれている今、時代に全く逆行するビジネスモデルだが、漠然とした危機感を抱いてはいるが
iPad向けにPDF/マンガリーダーCloudReadersを発表してから、いままで直に付き合いがなかった出版業界の人たちからちょくちょくコンタクトをいただくようになった。その中で良くある質問の一つが、「iPad向けに最適化したPDFファイルの作り方」。そこで今日は、そのあたりのノウハウをまとめて書いてみる。 まもなく日本でも発売されようとしているiPadは色々な意味で画期的なデバイスだが、あくまで位置づけはモバイル・コンピューターであり、パソコンではない。画面も大きく、CPUも高速になったとは言え、搭載するメモリ(RAM)の量はiPhone 3GSと同じだ。 そのため、メモリがふんだんにあるパソコン用に作ったPDFファイルを読もうとすると、メモリ不足でアプリが落ちたり、極端に遅くなったりしてしまう。アプリを作る側もいろいろと対応はしてはいるが(参照)、やはり快適にiPad上でPDFファル
2010年05月19日18:09 カテゴリITメディア 「自炊」でできる電子書籍 10年ほど前、Napsterというソフトウェアが世界のレコード会社を震撼させた。CDをハードディスクにコピーして世界中に送れるP2Pソフトの先駆けだった。同じようなことが、いま書籍の世界で起きようとしている。 富士通のスキャンスナップは、100万台を超えるヒット商品となった。ある大学の授業で「この中でスキャンスナップで『自炊』している人は?」と質問したら、誰も手を挙げなかったが、半数ぐらいの学生がニヤニヤしていた。ウェブで検索すると、少年ジャンプなどは毎号、丸ごとzipファイルになって流通している。大学のLANでもこの種のファイルが大量に流通しているようだ。 もちろんスキャンスナップ自体は違法ではない。自分の買ったマンガを裁断してスキャンする「自炊」も合法である。会社の資料や自宅の本をスキャンして紙を捨てれば
スキャナーが約4万円、断裁機が約3万円で計7万円ほどの出費ですが、後述のように、情報管理をする秘書コストや書籍が場所を取らない賃料節約コストに換算すると、たぶん、1千万円単位の金額的価値がある商品ではないかと思います。 この記事をお読みのみなさんもおそらくそうだと思いますし、私もこれを購入した1週間前までは 「スキャンなんてコピー取りと同様、結構面倒くさくて大変な仕事なんじゃないか」 と思っていたのですが、やってみると、すごい技術革新が起こっていて、非常にスムースだということがわかりました。 例えば、みなさんも、レンタルビデオ屋で借りて来たCDをiTunesにコピーする作業が「大変」とは思わないと思います。 書籍のスキャンもそれとほぼ同じくらいの手間でできてしまうわけです。 むしろ、あまりにサクサクとスキャンが進むのが気持ちよくって、一日中スキャンばかりしまくってしまう「スキャン猿」という
パソコン上で小説やマンガなど、さまざまなジャンルの本を読むことができる電子書籍。24時間365日いつでも書籍をダウンロードで入手でき、ノートパソコンやPDAなどの携帯端末があれば、どこでも電子書籍を購入して読むことができる。さらに紙の出版物で必要な物流や印刷などのコストが省かれているため、値段が安いというメリットもある。インプレス刊の「電子書籍ビジネス調査報告書2003」によると、国内における電子書籍の市場規模は現在、約10億円と推測されている。また、2003年6月現在の電子書籍の全刊行点数は約25,000点、毎月発行される新刊タイトルも約1,000点に上るという。そこで今回は、右肩上がりで市場拡大している電子書籍に注目し、電子書籍が配布されているファイル形式や閲覧するためのビューワーソフト、そして実際に電子書籍を販売しているサイトを紹介しよう。 ■ 電子書籍を読むために必要なソフトを揃え
Last-Modified: Tuesday, 27-Jun-2023 21:05:03 JST / PV : 23725447 / Owner : Nihondo
(2010年10月8日追記) AppStoreで販売中のiPhoneアプリ版をVer.2.0にバージョンアップいたしました。 ・フォントサイズの変更ができるようになりました。 ・縦書き/横書きを切り替えられます。 ・文字列の検索機能を搭載しました。 ・画面の輝度調節機能を搭載しました。 ・ページ間移動用のスライダーを搭載しました。 ITジャーナリスト、林信行の『iPhoneとツイッターは、なぜ成功したのか?』が、本日アスペクトより発売されます。 タイトルこそiPhoneとTwitterですが、本書がテーマとしているのは21世紀最初の10年間で起こった巨大な変化、そしてこれからの10年間で起こる変化です。その巨大な変化を「マイクロ化」「永遠のベータ」「原型」「自分」「身体性」という5つのキーワードで読み解いていきます。 詳しい目次は、公式サイト「firstdecade.net」をご覧ください
蔵書2万5000冊の男が断言 小飼弾「紙の本は90パーセント消えます」 G24月19日(月) 15時 0分配信 / 経済 - 産業 書評をメインにした人気ブログで知られる小飼弾氏。小飼氏がブログで紹介した本はベストセラーになると言われるほどで、自宅には出版社から月300冊もの献本が届くという。小飼氏に「本の未来」について聞いた(取材・構成/岸武史) ―小飼さんは、ブログなどで紙の本はいずれなくなってしまうのではないかと発言されていますね。 小飼 僕は100%なくなるとは言っていません。紙の本は90%なくなるでしょう。でも紙の本が完全になくなることはない。この問題で僕がよく例に挙げるのは、ポケベルとファクスです。ポケベルは完全になくなりましたよね。なぜなくなったのかというと、携帯電話のメールで完全に置き換えが可能になったからです。一方でファクスはしぶとく生き残っています。確かにファクスも
朝日新聞社は4月20日、電子書籍「WEB新書」を創刊した。同日開設した有料コンテンツ配信サイト「Astand」で販売している。 WEB新書は、調査報道や注目ニュース、話題となっているトピックの解説などをまとめたもの。朝日新聞出版のほか講談社、時事通信社、小学館、ダイヤモンド社、文藝春秋がコンテンツを提供する。 縦書きと横書きのどちらでも読めるようになっており、自動で文字送りもできる。創刊記念価格として、6月末までは一律105円で販売する。料金はクレジットカードで支払う。開始時はPCのみで見られるが、今後はモバイル端末などにも対応する予定だ。 創刊時には「ネット生中継とツイッター」「職場を去るという決断」など計34商品をそろえた。「政治・国際」「経済・雇用」「社会・メディア」の3分野を中心に、毎月数十点の新商品を追加する。 AstandではWEB新書のほか、専門性が高い書き下ろし連載なども取
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