久高島上空付近から沖縄本島を後方に見た渦=1日午前9時40分ごろ、南城市の久高島上空(第11管区海上保安本部提供) 久高島の北約3キロの海上で直径約5.5キロの巨大な謎の渦が見つかったと第11管区海上保安本部が2日発表した。同本部によると、台風7号の強い風が吹き付けた影響で「海底の堆積(たいせき)物が巻き上げられたことによる現象」とみられるという。 渦は同本部のヘリコプターが台風7号の被害を調査中、知念半島と久高島の間約300メートル上空で、1日午前9時半ごろに発見した。 同本部海洋情報部によると、久高島と沖縄本島の間は海水の動きが少ない部分があり、そこに南か南東の強い風が吹き付けて海水を混ぜるなどの影響を与えて渦が出来上がり、海底の堆積物が巻き上がり白く見えるという。 【関連記事】 総額2億4268万円 台風7号農林水産被害 停電3日 困惑と怒り 本島北部、住民「早く復旧を」