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ブックマーク / www.ryuzee.com (11)

  • ベロシティの活用方法を教えてください

    ベロシティを生産性指標として扱おうとする組織やチームは多いですが、これは間違った考え方です。 生産性には2種類あり、1つが「物的生産性」、もう1つが「付加価値生産性」です。 ベロシティは単位時間あたりのおおよその生産量を示しており、これは前者の「物的生産性」になります。 一方で、スクラムアジャイルが目指しているのはプロダクトによる成果であり、重視するのは付加価値です。 スクラムにおいて「付加価値生産性」は「プロダクトによる効果 ÷ 投入資源」となり、これは生産量とは関係ありません。 これを踏まえると、ベロシティはスクラムチーム自身が、現状を把握し、今後の見通しや作業計画を考えるために使うことになります。 例えば、以下の用途に使います。 今回のスプリントで、どれくらいのプロダクトバックログアイテムを完成できそうかを予測する残りのスプリント回数を踏まえると、どのくらいのプロダクトバックログア

    ベロシティの活用方法を教えてください
    sonota88
    sonota88 2023/08/06
  • 意識の問題にしない

    みなさんこんにちは。@ryuzeeです。 今日はTwitter経由で頂いた質問に回答したいと思います。 質問は以下になります。 スプリントで『自分が最初に取り組むプロダクトバックログアイテム(PBI)を終わらせば自分の仕事は終わり』という意識のメンバーが多いです。そのため、PBI每に担当を決めて複数のPBIを並列で進めているのですが、インクリメントが0になる可能性があるのでできればやめたいと思っています。スプリントプランニングで決まったPBIすべてをチームで協力して終わらせるという意識に変えるためにはどうしたらよいでしょうか? 例えば、AさんとBさんとCさんが最初にPBI-1をやる場合、スプリントでPBI-1を終わらせればよい、PBI-2とPBI-3は自分たちのタスクではないという意識になってしまっているという感じです。 ということで考えていきましょう。 スプリントでの開発者の仕事は何か?

    意識の問題にしない
    sonota88
    sonota88 2023/06/21
  • 【書籍発売のお知らせ】レガシーコードからの脱却 ―ソフトウェアの寿命を延ばし価値を高める9つのプラクティス

    著者/訳者:David Scott Bernstein、吉羽 龍太郎、永瀬 美穂、原田 騎郎、有野 雅士出版社:オライリージャパン発売日:2019-09-18単行(ソフトカバー):300ページISBN-13:9784873118864ASIN:4873118867 書は、David Scott Bernstein氏の『Beyond Legacy Code: Nine Practices to Extend the Life (and Value) of Your Software』の全訳です。 著者のDavidはMicrosoftやIBMを含むさまざまな企業での開発経験をバックグラウンドに持つ、特にアジャイル開発における開発者向けの教育に情熱を注いでいる独立のトレーナー/コンサルタントです。 日にも、2019年のDevOpsDays Tokyoでの基調講演やScrum Allianc

    【書籍発売のお知らせ】レガシーコードからの脱却 ―ソフトウェアの寿命を延ばし価値を高める9つのプラクティス
  • 【資料公開】スクラムチームは改善する問題を正しく選んでいますか?

    みなさんこんにちは。@ryuzeeです。 2019/2/22-23に行われたSCRUM FEST Osakaの登壇資料を公開します。 プロダクトを作るのは、一般的には、儲けるためであることがほとんどです。 つまり、「うまく作る・たくさん作る」ことよりも「成果を出す」ことにフォーカスするのが良いと考えています。 成果を形にするには、開発力が必要で、開発力をあげようと思ったら、継続的な投資と学習が必要になります。 社会学的な話も重要ですが、現状では言い訳としても使われていることも多いため、いまいちど当の問題が何なのかを考えてみることをお勧めします。 それでは。 ユーザーストーリーマッピング著者/訳者:Jeff Patton、川口 恭伸、長尾 高弘出版社:オライリージャパン発売日:2015-07-25単行(ソフトカバー):368ページISBN-13:9784873117324ASIN:487

    【資料公開】スクラムチームは改善する問題を正しく選んでいますか?
  • 新しいふりかえりのやり方『闇鍋』

    みなさんこんにちは。@ryuzeeです。 ふりかえり(スクラムだとレトロスペクティブ)には、いろいろなやり方があります。 いちばんよく使われているのは、KPTと呼ばれるもので、Keep(続けること)、Problem(問題となっていること)、Try(次にやってみること)に分けて書き出すアレです。他にも、スプリント中の出来事を時系列で見える化して問題を探るタイムラインや、最近生み出されたFun Done Learnといったものがあります。 これらのやり方で難しいのは、以下の3つの点です。 いろいろ出てきた項目のうち、どれに取り組むべきなのかを決めるのが難しい決める過程で、声の大きい人に発言が集中したり、同調圧力的な力が働いてしまうスプリントを繰り返していると選ばれるアクションアイテムが似たものばかりになってしまうそこで、今日は、僕が勝手に『闇鍋』と呼んでいるやり方を紹介します。ここでは1週間ス

    新しいふりかえりのやり方『闇鍋』
    sonota88
    sonota88 2019/02/06
  • ドキュメントレビューをする際の10のポイント | Ryuzee.com

    みなさんこんにちは。@ryuzeeです。 重厚長大なドキュメントは、動かなかったり嘘が書いてあったり現実と異なっていたり、その上肝心なこと書いてなかったりということで辛いことが多いのが現状です。 今回とある筋からドキュメントをレビューする際のポイントを教えて欲しい、という依頼を受けたので書いてみます。 なお、個人的には、ドキュメントレビューよりソースレビューの方が重要だと思っています。 とはいえドキュメントレビューで肝心なのは、 ドキュメントレビューをするなら、その投資に見合う何を得るのか?を決めておく必要がある当にそのドキュメントは必要か?をよく考える(会社のルールだから!というのは理由にはなっていない)だと思います。 レビューのポイント1. 体裁をレビューするのではなく、中身をレビューするひどい現場だと、文書のインデントやフォントのサイズ、誤字脱字ばかりを重箱の隅をつつくようにチェッ

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    sonota88 2014/06/12
  • 5分で分かるDockerのキホン

    全国100万人のImmutable Infrastructure職人のみなさんこんにちは。 もう誰も彼もがDockerなので、あんまりブログに書こうという気にもならなかったのですが、知り合いからリクエストを貰ったので、5分くらいで分かるようにかいつまんで概略を説明します。 Dockerとは詳しくは家サイト見ればだいたい分かる。仮想化技術コンテナ単位でパッケージングVirtualBoxとかと違って高速、オーバーヘッドが少ない。chrootに近い。LXCには依存しなくなっているコンテナごとにIDが振られるコンテナは差分保存なのでロールバックも簡単一回作ればどこでも動く。JavaっぽいDockerfileでコンテナを作成するDockerfileの1行ごとにコンテナIDがフラれる動作環境Linux Kernel 3.8以降 64bit OSMacの場合はVirtualBoxの中で動かす形になる→

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    sonota88 2014/05/26
  • マイグレーションツール:dbdeployの使い方

    dbdeployはオープンソースで提供されているマイグレーションツール。 http://code.google.com/p/dbdeploy/ にホストされており、ライセンスはLGPLです。 doctrineやrubyのmigrationとは違ってコードではなく、SQL文で変更情報やロールバック情報を記述する点が特徴です。既にSQL文が書かれたファイルで変更情報を管理している場合は導入が比較的容易と言えます。 インストールこれは簡単です。プロジェクトのページからダウンロードして適当な場所に解凍します。また、今回はApache Ant経由で実行しますので、導入していない場合は先にインストールしておいてください。wget http://dbdeploy.googlecode.com/files/dbdeploy-dist-3.0M3-distribution.zip unzip dbdeplo

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    sonota88 2013/01/23
  • Vagrantで簡単仮想マシン構築

    VagrantはOracle VirtualBoxを利用した仮想マシンをコマンドラインから作成してくれるソフトウェアだ。 設定ファイルをRubyで書くことができ、Chef等とも連携できるので、開発環境をコマンドライン一発で作成することができる。更にはCapistranoと組み合わせてアプリケーションのデプロイも一括で行うことで完全自動でいつでもテスト環境をつくれたりもする。 仮想マシンを捨ててしまってもいつでも再構築できること、誰のところにでもすぐ同じ状態に展開できることは開発を進める上で非常にメリットがある。 以下ではまずはVagrantを利用した簡単な仮想マシン構築の手順を説明する(当に説明したい内容はもっと違う話なのだが追って別のエントリで書いていくことにする) Oracle VirtualBoxのインストールhttps://www.virtualbox.org/にアクセスし左ナビ

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    sonota88 2012/07/17
  • コミットメントとは何か? | Ryuzee.com

    みなさんこんにちは。@ryuzeeです。 昨年夏に同人誌として刊行された「Ultimate Agile Stories」に寄稿させていただいたのですが、昨日のJim Coplien氏の認定スクラムマスター研修でもコミットメントの話が出ていましたので、参考までに僕の考えを転載します。 なお、Ultimate Agile StoriesはIteration2として今年も刊行を計画されるそうなので、是非動向をウォッチしておいてください。昨年は平鍋さんをはじめとする日アジャイルコミュニティを牽引するすごい方たちがたくさん寄稿されていました。 システム開発をしていると「コミットメント」という単語をよく耳にするだろう。アジャイル、特にスクラムの文脈においては「コミットメント」は重大な意味を持っている。稿ではシステム開発における「コミットメント」とは何なのかについて考察してみたい。 1. 辞書の定

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    sonota88 2012/04/26
  • より良いテスト駆動開発を行うためのチートシートの紹介

    みなさんこんにちは。@ryuzeeです。 planetgeek.chというサイトでUrs Enzler氏がTDDのチートシートを公開していたのでご紹介します。 Clean Code and Clean TDD Cheat Sheets (PDFファイルでダウンロード可能です) 以下で、チートシート内の一部を意訳にてご紹介しましょう。 Unit Test Smellsテストが何もテストしていない一見するとテストが有効に機能しているように見えるが、実はテスト対象をテストしていない テストに過度なテスト準備が必要とされるテストが環境をセットアップするのに長いコードを必要としている。こういうノイズがテストが当にテストしたいのが何なのか?ということを分かりにくくする。 大きすぎるテスト有用だが大きすぎるテスト。たぶんテストが1つではなく複数の機能をチェックしているか、テストが1つ以上のことをやろう

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    sonota88
    sonota88 2011/04/24
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