ぎんざRuby会議LT資料
待望されたYarnサポートの入ったRails5.1が2017年4月にリリースされました。 Ruby on Rails 5.1 Release Notes — Ruby on Rails Guides 他にもjQueryがデフォルトdependencyから外されたり、Optionalでwebpackサポートが入ったりしており、Railsのフロントエンドは大きな転換点を迎えたと言ってよいでしょう。本エントリではRailsのフロントエンド技術の今を振り返り、今後どうなっていくかをまとめてみたいと思います。 DisられてきたRailsフロントエンド Railsのフロントエンド技術スタックは、フロントエンドを専業とするエンジニアにDisられるものでした。具体的には下記の技術要素です。 jQueryCoffeeScriptAssets Pipeline (sprockets)gemのエコシステムに乗っ
はじめに こんにちは。KitchHikeエンジニアの小川です。KitchHikeでは主にサーバーサイドを担当しています。 少し前のものですが、「DHHはどのようにRailsのコントローラを書くのか (原文)」というすばらしい記事があります。Railsのコントローラ分割の(DHH流)ベストプラクティスについて解説した記事なのですが、私はこの記事に大変感銘を受け、KitchHikeのルーティング定義にもこのプラクティスを取り入れるようになりました。 本日はこのDHH流ルーティングを取り入れることで得られるメリット、実際の routes.rb でのルーティング定義のしかたについて紹介したいと思います。 DHH流ルーティングとは?何がうれしいの? 詳しくは元記事を是非とも読んで下さい・・・なのですが、かいつまむと、ここで示されているのはたったひとつの単純明快なルールです。 コントローラはデフォルト
Ruby on Railsの開発者DHH(David Heinemeier Hansson)氏は、Rails 5.0の正式版がリリースされたことを発表しました。あわせてドキュメントの「Ruby on Rails Guides」もバージョン5.0対応にアップデートされました。 Rails 5.0では、RailsからWebSocketsを直接扱えるフレームワークの「Action Cable」、バックエンドとJSONで通信するようなアプリケーションを構築するためにAPIで通信可能になる「API mode」などを備えているのが特長です。 Action Cableを用いることで、HTTPをポーリングするといった実装に依存することなくWebScocketを用いてクライアントとサーバ間で効率的な通信が可能となり、API modeではJavaScriptやネイティブなモバイルアプリケーションとバックエンド
ども、@kimihom です。 Rails5.0 の正式版がついにリリースされた。 Riding Rails: Rails 5.0: Action Cable, API mode, and so much more Rails 5といえば、 ActionCable での WebSocket によるサーバープッシュのリアルタイム処理が注目されがちだが、個人的には今後のシステムの開発指針を Rails が示した重要なリリースになっていると感じている。その原動力となっているのが、 あの "Turbolinks" だ。 マルチプラットフォーム開発に対する提案 ではどんな話かっていうと、まず Rails としては JavaScript で複雑なロジックをたくさん書いたり状態を管理するような処理を書かないことを選んでいる。以下の動画は今後の Rails において非常に重要な意味を持っている。 Rail
ども、@kimihom です。 ここ最近、ずっと React.js か jQuery かみたいな話題が定期的に持ち上がってきている。事実、私も最近の JS ライブラリの人気に疑問を呈した人物の一人である。この記事を書いたのも1年前か。 なんだかんだで SPA から jQuery に戻った話 そして、現在も jQuery(厳密に言えば jquery-rails) でアプリケーションを書いている。そしてその決断を特に後悔したことはない。本記事では、よく聞くReact とかに移りたい理由をもとに、私なりの回答を記すことにする。 jQuery の DOM 地獄から解放されたい 「jQuery で DOM 操作なんてもうしたくないんです」これこそ React や Angular を使う最大の理由であることが多いかと思う。確かに jQuery の DOM 機能は頑張ればいろいろなことができるので、無法
プログラミング初学者へ向けたRailsを使ったWebアプリづくりの教科書。簡単なサンプルアプリを題材に、その動作と仕組みを解説し、他の書籍や資料では省かれがちなRailsおよびWebアプリの基礎の部分を丁寧に説明していきます。基礎力を付け理解を助ける、最初の1冊に。Rails 7.0対応。 関連サイト本書の関連ページが用意されています。 githubレポジトリ内容紹介プログラミング初学者へ向けたRailsを使ったWebアプリづくりの教科書。簡単なサンプルアプリを用意し、その動作と仕組みを解説し、他の書籍や資料では省かれがちなRailsおよびWebアプリの基礎の部分を丁寧に説明していきます。Railsの世界を歩くための基礎力を付け理解を助ける、最初の1冊に。 本書は2012年から2年間、一橋大学で筆者が行ったRubyとRailsの講義で使われた資料を書籍の形式にまとめ、最新のRails 7.
MOONGIFTはオープンソース・ソフトウェアを紹介するブログです。2021年07月16日で更新停止しました Ruby on Railsには便利な機能がたくさんありますが、特に有名なのがデータベースのマイグレーションではないでしょうか。それまでのデータベース管理はとても煩雑なものでしたが、コードでバージョン管理できるのはとても新鮮なものだったと言えます。 今回はそんなマイグレーションをビジュアル化するRyakuzuを紹介します。 Ryakuzuの使い方 Ruby on Railsのプロジェクトに組み込んで使います。インストールすると、 http://localhost:3000/ryakuzu というURLでRyakuzuにアクセスできます。 カラムを増やしたりリネームしたりして、実際にマイグレーションを実行するとところまでWeb上でできます。 現在のデータベース構造をCSVに出力できます
クックパッドの社員が発表するCookpad TechConfというイベントの第一回が今日行われ、「Railsアプリ開発環境の高速化」というテーマで話してきた。 開発環境の改善について 僕が技術部に入る前、サービス開発をやる中で一番不満だったのが開発環境のパフォーマンスだったので、技術部に配属されたころからこの仕事をやりたいと思っていた。 今回は先輩方が既に行っていた開発環境のパフォーマンスチューニング - クックパッド開発者ブログの一部を紹介しつつ、その続きとして自分がやってきたことを発表した。 業務で出した成果のうちいままで外部で発表したのはbyebugの高速化くらいだったので、普段僕がどんな仕事をやっているのか紹介する良い機会になった。 発表内容の補足 思ったより15分の枠で話せたことが少なかったので、発表内で話し足りなかったことについて書く。 libsassおすすめです 急いでて全然
Ruby on Rails’ phenomenal rise to prominence owed much of its lift-off to novel technology and timing. But technological advantages erode over time, and good timing doesn’t sustain movements alone over the long term. So a broader explanation of how Rails has continued to not only stay relevant but to grow its impact and community is needed. I propose that the enduring enabler has been and remains
はじめに ここ一年くらいずっと Rails の何がダメでどうすれば良くなるのかを考えていました。 Rails を使ってそれなりの規模のアプリケーションを作ったことがある人なら、メンテナンスのしづらさを感じたことがあるのではないでしょうか。 メンテナンスの問題は Rails 以外の開発でも発生することですが、実のところメンテナンスしやすいアプリケーションはどうすれば作れるのでしょうか? この難問に対して私も答えを持っていませんが、考え続けています。 少なくとも、 Rails Way や Rails Tutorial をベースにしたアプリケーション開発は、業務で用いるには簡単すぎるように思います。 「レールに乗る」という言葉がありますが、私は考え方を変えました。 Rails は規模の大きいフレームワークですが、土台に過ぎません。 Rails Way の設計方針は小規模な開発では有効ですが、規模
Raspberry Pi 2にRuby on Rails 4の環境を作ってみたので、構築手順をメモ。まあ例によってRaspberry Pi 特有の事情はほとんどなく、Rubyのインストール(ビルド)には結構時間がかかった以外は、普通のサーバにRails環境を構築するのとほとんど変わらなかった。 検証に使ったバージョンは以下。 ruby 2.2.2 rbenv 0.4.0-148 rails 4.2.1 sqlite 3.7.13 Rubyインストール Raspberry pi 2デフォルトのRubyは1.9.3と古かったため、最新版をインストールする。rbenvをまず入れて、rbenvから最新版Rubyをインストールする デフォルトのRubyを確認 pi@raspberrypi~ $ ruby -v ruby 1.9.3p194 (2012-04-20 revision 35410) [a
RubyとRailsにおけるTime, Date, DateTime, TimeWithZoneの違いRubyRails 2021.2.11追記:DateTimeクラスは非推奨なクラスになりました DateTimeクラスは非推奨なクラスとなり、DateTimeクラスではなくTimeクラスを使うよう、公式にアナウンスされました。 参考1 But we consider use of DateTime should be discouraged. - matz (Yukihiro Matsumoto) https://bugs.ruby-lang.org/issues/15712#note-4 参考2 DateTime は deprecated とされているため、 Timeを使うことを推奨します。 https://docs.ruby-lang.org/ja/latest/class/DateT
おぐらです、RubyKaigi 2013の会場からこんにちは。 現在、弊社で開発中のqnypというサービスは、少し前にRails 3.2.13からRails 4.0.0.rc1へとアップデートを行いました(サービス自体はまだ非公開なのでアクセスはできません)。 このアップデート作業を通じて、 Railsに依存するgemを減らしていく JavaScriptライブラリをラップしただけのgemを使わないようにする という点について重視するようになりました。 1. Railsに依存するgemを減らしていく 特にActiveRecordなどRailsの内部に深く関わるようなgemにおいて、Railsのメジャーアップデート時の対応速度が迅速ではなさそうなものがあったため、できるだけそれらのgemを利用しないようになりました。例えばauditedは、現時点の最新版がactiverecord ~> 3.0
はじめに かつてはJavaやC#を書いていた僕がRailsを始めてから、かれこれ3年ぐらい経ちます。 Railsを始めるとき、最初にトライした学習資料が「Ruby on Railsチュートリアル」でした。 Railsプログラマとしてはかなり経験値を積んだので、初心者レベルはすでに脱したと思っています。 そんな僕が最近ふと「もう一回Railsチュートリアルをやってみよう」と思いました。 さらに、単にRailsチュートリアルをやるだけだと面白くないのでコーディングする様子をスクリーンキャストにして配信することを思いつきました。 そして完成したのが「Railsチュートリアル第3版・コーディング実況動画」です。 今回のエントリでは僕が作ったこの動画(スクリーンキャスト)を紹介します。 「Railsチュートリアル第3版・コーディング実況動画」について 「Railsチュートリアル第3版・コーディング実
pragprog.com 読み終わったのはもう先月ですが、学ぶことが多い本だったので紹介しときます。 @1syoさんと@miyohideさんとやってる読書会の前回の課題図書でした。 どんな本? まずは目次を見てみると良いと思います。 心に残った章だけちょっと抜粋すると、以下のような内容が書いてあります。 Beautiful controllers: コントローラのAPIを共通化して、コードを減らす方法 User interactions without a database: Formオブジェクトとか作って、コントローラからコードを減らそう Dealing with fat models: fat model を回避するには / FormオブジェクトととかServiceオブジェクトはこんな風に作るといいよ Taming stylesheets: BEMを "実践的に" 取り入れて、CSSも
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く