濱田庄司と親交があったアサヒビール初代社長山本爲三郎の孫で、アサヒビール芸術文化財団の山本爲久常務理事が2月24日、益子参考館を東日本大震災後初めて訪れた=写真左から2人目。 山本さんは濱田の息子晋作さん、孫友緒さん親子と懇談。被災した石蔵の様子などについて「被害が大きく驚いた」と述べ、再建に取り組む濱田さん親子をねぎらった。 また同財団が運営するアサヒビール大山崎山荘美術館(京都府)の内藤規夫館長は、同美術館に設置した募金箱に寄せられた浄財を益子参考館震災再建基金に寄付した。 山本爲三郎は濱田らが推進した民芸運動を支援。同運動に参加した作家らの作品を収集した。収蔵品は「山本コレクション」として、同美術館で公開されている。