ケータハム『セブン160』の企画は、日本から始まったものであった。 「日本に長く住んでいて、大の軽自動車好きでもある、ケータハムカーズジャパンブランドマネージャーのジャスティン・ガーディナーが、スペース的に軽のエンジンが収まることから、軽のセブンをやったら面白いのではと考えたのが始まりだ」とは、ケータハムカーズジャパンディーラーセールスマネージャーの大谷明弘さんの弁。 「2010年ごろに、当時の本国の社長に何度も提案をしたが、最初は難色を示していた」という。しかし、「あまりの熱心さに、1度やってみろとエンジンが載っていないボディを送ってきた。そこに軽のエンジンを搭載。本国から社長とチーフコマーシャルオフィサーのデイビッド・リドリーが来日し、実際に試乗した。その結果、これは良いじゃないかスタートした」と経緯を述べる。 スズキのエンジン搭載に関しては、「スズキに企画を提案し、何としてもエンジン