イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)はインターネット上の動画サイトに脅迫目的の映像を公開するなど、ネットを使った情報戦を展開している。1月20日、日本人人質2人への身代金を要求する映像が公開された直後から、ツイッターなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)ではIS関係者とみられる人物による日本語での発信が始まった。各サービスを提供する各社は、ISのこうした動きに歯止めをかけようと警戒を強めている。 【タイムラインで振り返る】「イスラム国」日本人人質事件 27日夜、人質の1人、ジャーナリストの後藤健二さん(47)の新たな動画が動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開された。後藤さんを名乗る男性の声は「私には24時間しか残されていない」などと英語で訴えた。 千葉市出身の湯川遥菜さん(42)と後藤さんを人質に、日本政府に2億ドルを要求した20日午後の最初の映像も、24日午後11