2月4日、アルペンスキー世界選手権にハイチ初の代表選手として出場しようとしているジャンピエール・ロイさんが、大会に出る目的や抱負を語った(2011年 ロイター/Benoit Tessier) [拡大写真] [パリ 4日 ロイター] ドイツのガルミッシュパルテンキルヘンで8日から始まるアルペンスキーの世界選手権に、ハイチ出身の47歳の男性が同国初の代表選手として出場しようとしている。昨年の大地震で30万人以上の死者を出した母国の問題を世界に訴える狙いがあるという。 カリブ海諸国出身の選手が冬のスポーツに挑戦する姿は、1988年のカルガリー五輪に出場したジャマイカのボブスレーチームが映画「クール・ランニング」でユニークに描かれ、一躍脚光を浴びたこともある。 ハイチ出身のジャンピエール・ロイさんは、若くしてハイチを離れ、現在はパリ西部で働くスキー好きのIT専門家。大地震やコレラ被害に見舞われ