「自粛警察」危うい正義感 強まる圧力「店シメロ」―専門家が警鐘・新型コロナ 2020年05月09日13時33分 千葉県八千代市の駄菓子屋「まぼろし堂」で4月下旬に見つかった貼り紙(同店提供) 新型コロナウイルスの感染拡大とともに、自粛要請に応じない人を攻撃する風潮が社会で強まりつつある。営業を続ける店や県外ナンバーの車などが標的となっており、インターネット上では周囲に自粛を強いる人を指す「自粛警察」という言葉が話題に。専門家は「正義感に基づいていても、嫌がらせ行為は許されない」と戒める。 「自粛警察」の怖さ 「虎の威を借る狐」たち 「コドモアツメルナ。オミセシメロ」。千葉県八千代市の駄菓子屋「まぼろし堂」では4月下旬、何者かがこんな貼り紙をした。店は3月下旬から既に休業しており、店主の村山保子さん(74)は「恐怖感がすごかった。今はこんなことではなく、みんなの気持ちを明るくすることを心掛け