県や関係市町村などでつくる南紀熊野ジオパーク推進協議会はこのほど、絵本「南紀熊野の民話 瀞(どろ)のぬしさん」(縦24センチ、横21センチ、18ページ)を制作した。新宮市熊野川町日足の市立熊野川中学で美術を教える大江みどり教諭(38)が絵を、3年生の6人が背景の一部を描くなどした。 南紀熊野ジオパークは、プレートの沈み込みに伴い生み出された独特の景観や自然が残る県南部の9市町村と、奈良県十津川村の一部からなる“大地の公園”。絵本は、ジオパークへの理解や関心を深めてもらうと共に地域の文化を後世に伝えていこうと、同協議会が地域に伝わる民話を基に2021年度から制作している。3作目となる「瀞のぬしさん」は、校区内にあり、和歌山、奈良、…