初めて1人1台端末を用いたオンライン方式で実施した、今年度の全国学力・学習状況調査の中学英語「話すこと」調査で、参加者の12.5%に当たる6100人が正常に回答できなかったことについて、永岡桂子文科相は4月25日、閣議後会見で「音声データを使うことから、CBT(Computer Based Testing、コンピューター使用型調査)方式の中でも技術的に特に難易度が高い。今回の調査を通じて、今後のCBT化の検討に資するさまざまな知見が得られると考えている」と述べ、今後の継続的な実施に理解を求めた。 英語「話すこと」調査は、学校のネットワーク環境などを考慮し、4月18日から5月26日まで実施日を分散して行うが、18日に実施した500校・4万8687人のうち、6100人の音声データが正常に登録されなかった。永岡文科相は回答の不具合が生じた背景として、「ネットワークや端末に不調が発生したことに加え