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ブックマーク / kaikai00.hatenablog.com (17)

  • テストの意味を考える必要がある - 今日行く審議会

    【学力テスト】「当面は抽出」に不満の声「議論深められなかった」 【学力テスト】根強い批判も「抽出方式」継続へ 専門家会議が報告書案公表 ある日の会話 「全国学力テストが抽出調査になるそうですよ」 「これじゃ子どもの状況を把握できなくなりますね 何を考えているんだか」 「現場のことなんか何も考えていませんね 今度の期末テストの問題どうします?」 「適当で良いんじゃないですか 期末テストは子どもの状況を把握するものじゃないから」 「今度,県の学力テストもありますね あれも現場のことを考えてない」 「あれも子どもの状況を把握できませんからね」 「県の教育委員会もそう言ってますよ 全国学力テストじゃないと駄目だって」 「そうなんですか? 全国学力テストが悉皆調査になるのが一番良いんですけどね」 「あれしか子どもの状況を把握できませんからね」 「あれが無いと こちらは何の対応もできませんから」 こう

    テストの意味を考える必要がある - 今日行く審議会
  • 全国学力テストをめぐる噛み合わない議論 - 今日行く審議会

    【金曜討論】全国学力テスト 澤田利夫氏、梶田叡一氏 澤田氏と梶田氏の主張はどちらも一方通行で議論が噛み合っていない。直接議論したものではないからこうなのかもしれない。 澤田氏は,全国学力テストの目的を 学力調査の目的は、学習指導要領の目標に照らして児童生徒の学習習得状況を把握し、今後の教育施策や指導改善に役立てること。 とし,抽出調査をと主張している。 梶田氏は,全国学力テストの目的を そもそも学力調査についての大きな誤解があって、単なる統計をとるだけの行政調査だと思われている。学力調査は一人一人の子供の学力向上に役立てるという考えに基づいてできたものだ。 とし,全員参加方式をと主張している。 これを見るだけでも両者の議論が噛み合うはずがないことが分かる。こうなるのは,全国学力テストの目的について両者が異なる見解を持ち,そこから主張をしているのだから当たり前のこと。例えば,http://s

    全国学力テストをめぐる噛み合わない議論 - 今日行く審議会
    takehikom
    takehikom 2010/05/08
    『全国学力テストの目的がそもそも何かというところからきちんと議論をしていかなければならない』
  • 素人の議論をしているのはどっちか - 今日行く審議会

    事業仕分け 教育予算、仕分けの影に日教組の影響? この記事に, 「子供や教師一人一人に自らの課題を把握させるという全国学力テストの趣旨を全く理解していない、素人の議論だ」 中教審副会長で全国学力テスト専門家会議座長の梶田叡一兵庫教育大学長は、この日の事業仕分けの議論をこう批判した。藤原氏らが「経年比較ができる調査に変えるべきだ」と主張したことについても、梶田氏は「単なる行政調査と勘違いしている。現場が学力低下から立ち直りつつある時期に、抽出化と縮減は痛手だ」と懸念を示す。 という梶田叡一氏のコメントがある。 梶田氏こそ素人の議論をしているではないか。全国学力テストは行政調査だ。それはアメリカのNAEPも同じこと。教育政策を立案し,実施していく上で必要だから行う調査であり,それが経年比較もできないものであるとしたら,数年にわたる教育政策をどうやって評価するのか。 梶田氏は,全国学力テストは教

    素人の議論をしているのはどっちか - 今日行く審議会
  • きちんと区別すること - 今日行く審議会

    抽出方式、来年度にも=全国学力テスト?文科副大臣が方針 全国学力テストは誰のために必要なのか。国か自治体か,学校か個々の子どもか,それをきちんと区別して考えるべきだ。全国学力テストは民間の全国模試とは違う。そういうことさえ区別せずに抽出調査では駄目で,悉皆調査でなければいけないというような主張がある。 国が必要とする調査と自治体が必要とする調査,学校が必要とする調査,個々の子どもが必要とする調査はそれぞれ妥当な規模や妥当な方法が異なる。全国学力テストがそれらすべてをカバーできるかのような捉え方はやめるべき。 国が全国学力テストを始めると決めたとき,自治体がやっていた独自の学力テストを止めた自治体がある。その自治体の教育委員会はなぜ独自の調査を止めたのか。その自治体は,全国学力テストが自分たちの必要とする調査の代わりになると考えていたのかもしれない。犬山市教育委員会は国の調査は自分たちの必要

    きちんと区別すること - 今日行く審議会
  • 全国学力テスト 政治的駆け引きのネタで終わらせない - 今日行く審議会

    全員参加か抽出か?どうなる全国学力テスト 民主党が政権を取ることで全国学力テストが抽出調査に変わるだろうと言われている。しかも,そのウラには日教組がいるそうで,日教組が自分たちの保身のために抽出調査に変え,最終的には廃しするんだというようなことも言われている。そうして,全国学力テストを,政治的駆け引きのネタとしてあーだこーだと言っているのは面白いことかもしれないし,耳目を曳きやすいと思う。けれど,そういうネタとして全国学力テストを持ち出すのは止めるべきだ。 http://benesse.jp/berd/center/open/berd/backnumber/2005_04/fea_ikeda_01.htmlで池田央氏が, 1957年のスプートニク・ショック以後、ベトナム戦争、公民権運動など、多くの社会的問題を抱えたアメリカ教育の面でもその見直しと改革を迫られていました。教育政策を考える上

    全国学力テスト 政治的駆け引きのネタで終わらせない - 今日行く審議会
  • 全国学力テストの「意義」というもの - 今日行く審議会

    【解答乱麻】教育評論家・石井昌浩 学力テスト継続の意義 全国学力テストは,強制的なものでもなければ,悉皆調査である必然性もない。 アメリカの例で言えば,アメリカでは調査を充実させるために抽出調査を採用している。それが,日では悉皆調査でとなる。数十億円という予算を毎年投入できるのであれば,アメリカのように調査項目の拡充や精度の向上のために抽出調査を行う方向に向かったとして何か支障があるだろうか。 石井氏は,記事の中で 今も、もっともらしい理屈の反対論が繰り返されている。「3回目の調査で全国の学力水準や格差の実態が把握できたはずだ。事実、1回目と2回目は、ほぼ調査結果が固定化しているではないか。毎年50億円もの費用をかけて実施するまでもない。悉皆調査をやめて抽出調査にせよ」という抽出調査転換論は、見直しを装いつつ、当は調査の廃止が狙いなのだ。 とし,さらには, 国の教育政策の基礎として継続

    全国学力テストの「意義」というもの - 今日行く審議会
    takehikom
    takehikom 2009/05/06
    試験や答案、点数といった形でしか、学力をとらえることができないと信じる人々がいるのですかね
  • 全国学力調査という魔法の杖 - 今日行く審議会

    全国学力テストに初参加へ=2年連続見送りの犬山市教委−愛知 犬山市教育委員会が全国学力調査に参加することを決めた。そこで,いくつか。 時事通信のこの記事に寄せられているコメントなどを読みながら感じたのは,全国学力調査が魔法の杖のように見えているのではないかということ。その魔法の杖は,その妥当性を考えずに,それを使うことで様々なことができてしまうように見せてしまう。 犬山市が行ってきた「教育」がそれで評価できると言うけれど,その根拠はどこにあるのだろうか。全国学力調査で教師の力量が評価できるという俗説と同じ。 全国学力調査では,提灯と釣り鐘に例えたように,比べられないものでもランキング化してしまえば何か評価した結果を眺めているような気になる。そこからしか話が始まらないから,ランキングの順位,平均より上か下かという話が中心になる。 ランキング化してしまえば,競争をしているような気にもなる。百メ

    全国学力調査という魔法の杖 - 今日行く審議会
  • ここによく表れている日本の学力をめぐる論議のおかしさ - 今日行く審議会

    学力テスト1位「秋田に学べ」は大丈夫? 大学進学率は低迷 日における学力をめぐる議論のおかしさがこの記事にはよく表れている。以前,http://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20071206/1196896313で次のようなことを書いた。 PISAの結果についてマスコミはそろって不安を煽り始めている。そういう状況の中で出てくる主張は,時間増,いわゆる「ゆとり教育」からの脱却といった的外れなものばかり。 考えておかなければならないことは,PISAの「リテラシー」という概念が当に日で育成されようとしているのか,育成されてきたのかということ。http://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20071130/1196370772で「日型」という言葉で表現したけれど,日において一般的に「学力」として想定されてきたもの,されているものはPISAの「リテラシー」

    ここによく表れている日本の学力をめぐる論議のおかしさ - 今日行く審議会
    takehikom
    takehikom 2008/10/28
    id:shinchuさんのアドバイスを受けコメント変更。id:kaikai00さんの想定・期待する「学力観」が何なのか、リンクを見ても、読み取れなかった。
  • 全国学力調査について少しだけ - 今日行く審議会

    【主張】学力テスト結果 公表し上位の地域に学べ まず, 市町村教委は学校や教員が評価されることを恐れず、積極的に学力を公表し、地域の子供たちの学力向上に役立てるべきである。 という主張には同意できない。その理由は,全国学力調査の調査結果のどこを見れば学校や教員を評価できるのか。それが妥当な評価であるのか。それを明らかにしないまま,評価を恐れるなというのは的外れなものだから。 また, データを有効に生かし、互いに切磋琢磨(せっさたくま)しなければ全国一斉学力テストを行う意味がない。 旧文部省は昭和41年に全国一斉テストを断念し、数年ごとの抽出調査に切り替えた。だが最近、ゆとり教育による学力低下が深刻化したこともあり、昨年から一斉テストが再開された。 という。しかし,http://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20080918/1221676391やhttp://d.hate

    全国学力調査について少しだけ - 今日行く審議会
  • 全国学力調査 情報公開という空念仏 - 今日行く審議会

    橋下知事「学力テスト、市町村別の点数公表を」Comments 以前,http://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20070831/1188491144で牧昌見氏がアカウンタビリティーについて指摘しているのを紹介した。 また,http://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20080811/1218465873では,情報公開ということが言われながら議論すべきことがきちんと議論されていないことを指摘した。 情報公開という空念仏を唱えてみせることは非常に簡単だ。けれども,誰がどんな情報をなぜ必要とするのか。それは誰がどうやって決めるのか。結果として出てくる問題は何か。その問題を解決するためにはどうするのか。そういうことをきちんと議論することは大変だし,難しい。 マスコミも知事も率先してそうした大変で難しいことを議論する環境を作ってほしい。

    全国学力調査 情報公開という空念仏 - 今日行く審議会
    takehikom
    takehikom 2008/09/03
    読んで思い出したもの: http://d.hatena.ne.jp/takehikom/20071012
  • 自ら進んで教育に手足を縛られたいと思う人たち - 今日行く審議会

    竹島の問題についてもう少し書いておきたい。http://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20080717/1216245437,http://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20080715/1216078288この二つのエントリーでははっきりと書いていなかったけれど,竹島の問題について報道されていること,それに対する反応などを見ながら書いた。 竹島をめぐる韓国側の対応は冷静さを欠いている。http://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20080717/1216245437で少し書いたけれど,政治が問題を教育を利用して取り繕い,その場しのぎを行う。政治教育を利用し,問題から目を反らす。結果,政治が冷静な対応をいくら考えていても,彼らはその教育の結果に手足を縛られ,冷静な対応ができなくなっている。それは彼ら自身が招いた結果であって,彼らの手足

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  • 評価に関する誤解と誤用と偏見と - 今日行く審議会

    「1」がつかない!? 公立中で通信簿の“インフレ” 通信簿に“インフレ現象” 評価「1」つかない!? 以前から,http://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20070528/1180333941やhttp://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20070131/1170214060,http://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20060809/1155114539,http://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20060529/1148878048などでも「評価」について取り上げてきた。繰り返しになる部分もあるけれどもう一度書いておきたい。 まず,いわゆる絶対評価(目標に準拠した評価)は現状の入試では使えない。そのごく当たり前のことと思われていることがなぜか通用しない。その典型的な例が,今回取り上げている記事やhttp://

    評価に関する誤解と誤用と偏見と - 今日行く審議会
  • いろんな図式の中からまずは抜け出すこと - 今日行く審議会

    学校選択制は、「ダメな学校」を構造的に作り出す ?「教育の質の選択」という神話 広田氏の主張については様々な意見が寄せられて議論が深まればいいなと思う。寄せられているコメントなどを読みながら考えたことをいくつか書いておきたい。まず必要なことは蛸壺化した議論(広田氏の議論は必ずしも蛸壺化しているとは思わないけれど,毎回こういう批判が出ることは残念なこと。)の元になっている様々な「図式」からまずは抜け出してみることが必要だろうと思う。 一つ目の図式は,「公教育」という言葉をめぐる図式。「公教育」ということばが「公立学校」や「公立学校の教育」とほぼイコールの意味で語られる図式からまず抜け出すことが必要だろうと思う。 以前,http://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20060813/1155484412でラバリーの論文を紹介した。これは「公教育」を前提として論じられている。その

    いろんな図式の中からまずは抜け出すこと - 今日行く審議会
  • こんな国語力なんて要らない - 今日行く審議会

    平仮名の作文、「八つ」を「はちつ」=国語力低下、教師9割が実感?岩波書店調査 「八つ」を「はちつ」、平仮名だけで作文−。小学生の国語力が低下していると感じる教師が約9割に上ることが8日、「岩波書店」(東京都千代田区)が教師100人を対象に行った調査で分かった。同社は「現場の先生が危機感を持っている表れではないか」としている。 岩波が何の目的か,全くの親切心か,こんな報道をさせ,それに乗って子どもの学力について嘆いてみせる大人がいるなら,そんな「国語力」なんぞ要らない。 自分たちは心配してます,不安ですと言って安全地帯に逃げ込み。子どもたちに上から石つぶてを投げつけている。なんて滑稽で,なんて恐ろしい姿か。 この国の教育が,こうした悪意に満ちた,善意を装った手でかき乱される。それにどうして怒らずにいられるだろうか。野暮だと言われようが,そっちこそ偽善だと言われようが,こうしたことはこれからも

    こんな国語力なんて要らない - 今日行く審議会
  • フィンランドは「反「学力」」 - 今日行く審議会

    [asin:4750507105:detail]より引用。 なぜフィンランドがPISA2003でうまくいったのか。フィンランド国家教育委員会は、次のように公式に説明している。 1.家庭、性、経済状態、母語に関係なく、教育への機会が平等であること。 2.どの地域でも教育へのアクセスが可能であること。 3.性による分離を否定していること。 4.すべての教育を無償にしていること。 5.総合制で、選別をしない基礎教育。 6.全体は中央で調整されるが実行は地域でなされるというように、教育行政が支援の立場に立ち、柔軟であること。 7.すべての教育段階で互いに影響し合い協同する活動を行うこと。仲間意識という考え。 8.生徒の学習と福祉に対し、個人に合った支援をすること。 9.テストと序列付けをなくし、発達の視点に立った生徒評価をすること。 10.高い専門性を持ち、自分の考えで行動する教師。 11.社会構

    フィンランドは「反「学力」」 - 今日行く審議会
  • モンスターペアレントって言うな - 今日行く審議会

    社説:モンスター親 先生を孤立させない体制を 「ニート」「ゆとり教育世代」に続いて今度は「モンスターペアレント」という言葉をマスコミが多用しだした。 http://blog.livedoor.jp/kaikai00/archives/50385495.htmlで,「ゆとり教育世代って言うな」というのを書いたことがある。「ニート」や「ゆとり教育世代」という言葉がマスコミで多用され,ネガティブなイメージだけが先行したように,「モンスターペアレント」という言葉も同じような役割を果たしている。 http://blog.goo.ne.jp/madographos/e/96a709487d635c943c13a9ee17b7f65dやhttp://shiozaki.info/mt/archives/2007/06/post_1002.htmlにあるように,「モンスターペアレント」という言葉とイメージは

    モンスターペアレントって言うな - 今日行く審議会
    takehikom
    takehikom 2007/07/09
    『「モンスターペアレント」という言葉とイメージは,教師と保護者の相互不信を深めて,互いのことを理解しようとしなくなるのではないか。』
  • いただいたコメントへの返答 - 今日行く審議会

    小学生の父親ですさん、コメントありがとうございます。いただいたコメントにここでまとめて返答します。 http://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20070425/1177477785 http://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20070425/1177451991 http://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20070425/1177451446 http://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20070425/1177432941 http://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20070425/1177431247 まず、「当事者」ということについて。私は、当事者として関わるということは、何でも駆り出されたり、何でも出て行くということではないと考えます。私は、自分たちの役割を互いに確認し、その中で責務を

    いただいたコメントへの返答 - 今日行く審議会
    takehikom
    takehikom 2007/04/26
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