「ローマ人の物語」シリーズを、「緻密なリサーチに基づいた大河歴史小説」とか「混迷の時代に光をもたらす新しい文明論」とか騒ぎたがる人は結構いるみたいなんですが、実体は全く違います。このシリーズは実は、塩野七生おばさんの趣味が炸裂した「萌え文学」に他なりません。2巻はスキピオ萌え、4〜5巻はカエサル萌え、7巻はティベリウス萌え、8巻はドミティアヌス萌え、9巻はハドリアヌス萌え、14巻はユリアヌス萌え、とかみたいな感じで。歴史考証はよく間違ってるし。っていうか明らかに萌えに目がくらんで都合悪い史料を無視してるだろあんた。このシリーズから「日本は今後国家としてこういう進路をとるべきだ」とかいった教訓を導くことは、正直お勧めしません。 そしてシリーズの最後を飾るこの15巻の萌え対象は、ゲルマン人だったにも関わらず「最後のローマ人」と呼ばれたスティリコです。私もローマの武将の中でスティリコが一番好きな
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