「ドラえもん」の声で知られる俳優・声優の大山のぶ代さん(81)が認知症であるとラジオ番組で公表した夫で俳優の砂川啓介さん(78)が15日、東京都内で記者会見した。大山さんの近況について「完全に彼女は子どもになっている。やんちゃな幼い娘ができたという感じがします」と打ち明け、「いとおしさのようなものを感じる」と妻への思いを語った。 砂川さんによると、大山さんは会話が難しく、外出もほとんどしないという。「お風呂にも入りたがらない」(砂川さん)。テレビでドラえもんを見ることもある。だが声優として演じた記憶が残っているのかどうか、よくわからないという。 砂川さんとマネジャー、家政婦が身の回りの世話をしている。介護保険の通所サービスなどは利用していないという。砂川さんは「ギリギリになったら頼もうかと思うが、あまりしたくない」「僕ができる範囲まではなんとか」と胸の内を語った。 砂川さんや関係者によると