タグ

ブックマーク / michikaifu.hatenablog.com (35)

  • 取材する力と、グーグルの成功譚と・・ - michikaifu’s diary

    昨日の続き。 毎日新聞という企業が今後どうなるかは時の流れに任せるとして、「エセ記者」と「ブロガー」の両方ともにスタンスを持つ私として、やや複雑な思いを持つのは、「取材を仕事にするプロ」をこのあとどうやって確保していくのかなー、という点である。 記者のまねごとをしたり、メディアの方とお話したりして、つくづく思うが、やはり給料をもらって、毎日毎日取材をするプロの記者というのは、どうしても必要な存在だと思う。片手間でやっているブロガーとしての私では、どうしてもできないことは多い。ふだんからのリサーチ、記者会見への出席、人のつながり、インタビュー先を探し出す手法、足でかせぐインタビュー。同じ記者会見に出席しても、質問の仕方やそのための覚悟が、アマチュアとプロでは違う。(プロでもヘタな人はいるが、それはとりあえずおいといて、全体のレベル、という意味で・・・)表現の仕方も、まとめ方も、プロはプロであ

    取材する力と、グーグルの成功譚と・・ - michikaifu’s diary
  • 映画の夏−「どうせCGでしょ」にかみついてみる - michikaifu’s diary

    アメリカでは5月から夏休み映画のシーズンが始まっているが、なんとなく今年は、例年に増して、企画にも俳優にもCGにも、お金と手間をふんだんにかけた作品が多いような気がする。我が家では、長男が「完全な子供映画」年齢層を卒業したため、子供と一緒に見る映画の幅がちょっと広がったことも原因かもしれないが、それにしても、子供も私も見たい映画が多く、なんだか毎週、映画館に通っているような気がする。 夏シーズンにはいってから、「スピード・レーサー」(「マッハGoGoGo」のハリウッド実写版)、アメコミのヒーローもの「Iron Man」、「カンフー・ハッスル」の動物アニメ版みたいな「Kung Fu Panda」ときて、今日はスティーブ・カレル主演のお笑いアクション映画「Get Smart」を見てきた。長男は友達と一緒に、アダム・サンドラー主演のおバカ映画「You Don't Mess With Zohan」

    映画の夏−「どうせCGでしょ」にかみついてみる - michikaifu’s diary
  • ドコモは「幕末の日本国」なのかも - michikaifu’s diary

    明日になったら、どうせ3G iPhoneの話一色になるだろうから、その前に、日iPhoneの話関連のアンカテさんのエントリーに、ちょっとコメントを付け足しておきたい。(拙著もご紹介いただき、ありがとうございます) ドコモはアップルの出入り業者になる覚悟があるのか - アンカテ ここで「ドコモの内部方針としてこう思っているとするならば〜・・・」というくだりがあるのだけれど、問題は「ドコモの内部方針」というものが一だけ存在するのではない、というのが、ドコモに対する、アンカテさんのモヤっとした感想の原因では、と思う。 つまり、ドコモの内部で、上記エントリーで言う「鎖国派」と「開国派」が大抗争を繰り広げた(そしておそらく現在も進行中)のではないだろうか、と想像するのだ。 NTTという組織は、私が「パラダイス鎖国」で書いた日の特徴に似てるところがある。その昔ならば「積滞解消」*1とか、最近で

    ドコモは「幕末の日本国」なのかも - michikaifu’s diary
  • 「日本でのiPhone」に私が期待するもの - michikaifu’s diary

    ある日の朝時、私が「ねこ鍋」の話をしたら、家族の誰も知らなかったので、「日におけるねこ鍋の定義およびその沿革」の説明をした。すると、亭主が早撃ちガンマンよろしく、腰のホルダーからiPhoneをサッと取り出し、YouTubeで検索して子供たちに見せた。動物好きの次男坊は「ふぁー、かわいい〜!」、ナナメに構えている長男は「なんじゃ、このエレベーター・ミュージックは!」との反応。「ねこ鍋」ぐらいの動画は、iPhoneで見てもちょうどよくキレイに見える。 iPhoneの魅力は、コレなんだろうと思う。「これまでの携帯電話やブラックベリーでできていた」機能を並べると、一つ一つは見劣りするところもある。でも、忙しい朝時、パソコンのないキッチンでもすぐに、はるかに遠い日で少し前にはやった「ねこ鍋」を見つけて、キレイな画面で見ることができる。「わー、こんなことができるの!」という、自分の世界が一気に

    「日本でのiPhone」に私が期待するもの - michikaifu’s diary
  • グーグルやマイクロソフトは「メディチ家」か - Tech Mom from Silicon Valley

    今年のWeb2.0Expoは、予想通り、昨年より大幅に盛り下がっている。世の中的にも、「もうWeb2.0は終わりね」という雰囲気が蔓延しているのはご承知のとおり。初日のキーノートで、Tim O’Reilly自身が、いろいろしゃべったあとで「それでもWeb2.0は終わりだと思うか?」と反語的に問いかけたことが、それを如実に反映している。私も、ちょっと用事があったので来ているが、そうでなければもともと来る気はなかった。キーノート講演者のラインアップも、去年はJeff BezosとかEric Shmidtなど大物がいたのに、今年はせいぜい、SlideのMax Levchin、Mark Andreesen、Jonathan Shwartzぐらいなもの。 Expoの運営戦略による要因はとりあえず置いておき、業界全体のこの温度差の違いのキーポイントは、「広告」じゃないかと思っている。去年は、SNSを中

    グーグルやマイクロソフトは「メディチ家」か - Tech Mom from Silicon Valley
  • 「ネットによるクラスター化」と「40代女」の実力 - Tech Mom from Silicon Valley

    「パラダイス鎖国」に、「ネットによるクラスター化」の話を書いた。簡単に言うと、「ネットがあれば、同じことに興味を持つ人が集まり、議論したり行動に移したりすることが、リアルだけの場合と比べて格段に簡単にできる」ということだ。環境問題、教育問題などといったマジメな運動はもちろん、例えば「ぬれ煎」の銚子電鉄の話が、2Chで語られるうちに、支持者が集って電車内の吊広告をまとめて買うという支援にまで成長した例のような、楽しい例もある。この種の「草の根活動」は、欧米の人はネットがなくても割りに抵抗なくやるのだが、シャイな日人には敷居が高かった。だから、「ネットによるクラスター化」現象は、欧米人よりも日人にとってインパクトが強いのではないかと思っている。 そんな楽しい話がまた一つ飛び込んできた。後輩の女性(アメリカ在住の日人)が、子供のころ好きだった「バスター(Buster)」というイギリスの

    「ネットによるクラスター化」と「40代女」の実力 - Tech Mom from Silicon Valley
  • Xboxの「真の敵」とは? - Tech Mom from Silicon Valley

    いろいろな事情を経て、我が家にXbox360がやってきてから2週間ほど。もちろん、メインユーザーは小学生の息子。その様子を見ていると、「ふーむ、実はコレって、すごいもんじゃないか・・・」という思いが私の中でどんどん育ってきている。 相変わらず、日では任天堂が賞賛されている。WiiもDSも大人気。アメリカでも、Wiiは「店で品切れ」だとか、「大人でも楽しめる」とか、メディアの話題を常に集める。Wiiは「ゲームを敵視してきた人々」(メディアも含む「大人」たち)に対するゲーム業界の「太陽(北風じゃなくて)政策」として、大成功を収めており、そのコンセプトは正しかったと私も思う。 ところが、ゲーム好きの息子に言わせるとWiiは散々である。全然面白くない、という。息子の友達で、Wiiを持っている子は、私の知っている範囲では一人しかいない。品切れで手に入らないという面もあるのだろう。しかし、その少数派

    Xboxの「真の敵」とは? - Tech Mom from Silicon Valley
  • 「あなたに会えてよかった」 - Tech Mom from Silicon Valley

    私と同じくワーキングマザーの方が、「パラダイス鎖国」の感想をブログに書いてくださった。その中で、「人を育てることというのは、相手が育っていくプロセスそのものがインセンティブ」という考え方がすごくいいな、と思って印象に残った。 2008-04-04 この中で、「あなたに会えてよかった」という言葉が出てくる。異質な他人と関わることは、実はラクなことではないのだけれど、それはそれ自体で価値がある、と私も思う。"Nice to meet you" "It was nice talking to you" という英語は、社交辞令として普段何気なく使っているけれど、日語で「あなたに会えてよかった」とはなかなか気軽に言えない。それでも、日語でもそう言いたくなるような、出会いがたまにある。金銭的な見返りがあるわけでもなく、ただ、会ったこと、話したことそのものが、価値がある。 CTIAの帰り、ラスベガ

    「あなたに会えてよかった」 - Tech Mom from Silicon Valley
  • 変人列伝(1) Sir Richard Bransonのおもてなし - michikaifu’s diary

    イギリスのヴァージン・グループ総帥、リチャード・ブランソンといえば、派手で「flamboyant」(目立ちたがり)で「キンピカ」のメディア・エグゼキュティブ、というイメージを持っていた。その彼が今日はCTIA初日のキーノートに登場した。 私の先入観を覆し、ブランソン氏はdown-to-earthでフレンドリーで魅力的な人だった。彼のスピーチには、「consumer」や「customer」というコトバが何回登場したか、数えられないぐらい、「consumer oriented」を強調。特に面白かった話は、たとえばこんな話・・・ ヴァージン・グループの「ブランド・ベンチャー・キャピタリズム」。「ヴァージン」というブランドを核として、全く関連のない事業を次々と展開するという考え方。なかなか真似できるものではない。彼だからできるんだろうね。 最初に始めた音楽プロデュース会社の名前を「ヴァージン・レコ

    変人列伝(1) Sir Richard Bransonのおもてなし - michikaifu’s diary
  • ねじれ人生との折り合い - michikaifu’s diary

    いわゆる自分の経歴については、このブログでも「パラダイス鎖国」のでも、それ自体を目的としてはほとんど書いていない。では、私が過去に観察してきた風景を書いているけれど、私自身のことは意識的に避けた。「そんなもん、読むほうもつまんないだろう」というのと、「自分をさらけ出すのがちょっと怖くて逃げていた」のと、両方の理由がある。 まーでも、日では学年の区切りでもあり、新しく社会に出る方などもおられる中、少々の参考になるかもしれないので、自分の経歴やキャリアについていささか言い訳をしてみることにした。 八重洲ブックセンターでの対談の中で、「エンジニアになっておけばよかった」と言った件をまず、補足しておこう。対談の中では、「女でエンジニアというのはまずかろう」という思いがあって避けた、ということを話した。それで一橋大学に行ったのでは、結局思いっきり「まずい」のだけれど、まーなんか、自分の中ではそ

    ねじれ人生との折り合い - michikaifu’s diary
  • 楽しかった対談イベント+本の目次 - michikaifu’s diary

    昨夜は、多くの方に八重洲ブックセンターの対談イベントにご来場いただき、ありがとうございました。満員ではいれなかった方、申し訳ありませんでした。あとで内容はあちこちでネットにアップされますので、少々お待ちください。 イベントが始まる前の控え室からすでに中島節がフルスロットル状態、そこにいかにして私がツッこむか四苦八苦しました。会場は立ち見が出る超満員で、質問もたくさんしていただき、最後のサイン会では「人生相談」する方までいらっしゃいました。そのあと、CNETの取材とアスキー出版の方々+徳力さんを交えた打ち上げ、帰りの地下鉄の中まで、最後の最後まで、一言も聞き漏らしたくない面白い話が続き、当に楽しかったです。 ホテルに帰ったら、早速イベントの感想をブログにアップしてくださった方が何人かおられました。ひとつずつお返事できず恐縮ですが、イベント・書籍の感想・意見をくださる方、皆様に深く感謝してい

    楽しかった対談イベント+本の目次 - michikaifu’s diary
    topo-gigio
    topo-gigio 2008/03/12
    お疲れ様でした!TechMomを生で拝見できてわずかながらでもお話もできたのが貴重な体験でした☆
  • 有名税と有名益 - Tech Mom from Silicon Valley

    ネット上で「実名か匿名か」という論争がある。アメリカはブログでもFacebookなどのSNSでも、実名で写真も自分の写真を出して書くことが多い。これに対して、日は匿名が多く、そのために弊害が起こっているという話である。 アメリカ的な「オープン式」によい点が多いことは賛成だが、日で「匿名ネット文化」が浸透してしまった理由もそれなりにあるので、「アメリカ式にオープンにせよ、日人よ強くなれ」と叱咤激励するだけでは無理じゃないかと思う。 日人が匿名でネットに書くのは、いじめが怖いからである。何かのはずみで誹謗中傷や嫉妬のターゲットにされたり、公にしたくないことまでさらされたり、ストーカーにつけられたり自宅までなんらかの攻撃にあったり、といった「実害」が広く喧伝されている。何のはずみでそうなるかわからないという恐怖もあり、普通の人はそんなリスクは冒したくないと思う。 こういった、「いじめ」と

    有名税と有名益 - Tech Mom from Silicon Valley
  •  錦織残念、ロディックに敗れる - SAP Open Tennis - michikaifu’s diary

    この前の日曜日に、ATPツアーで優勝したばかりの錦織圭が、サンノゼのSAP Openに登場、今夜は世界ランキング6位、アメリカ選手の中ではトップのアンディ・ロディックと対戦した。 一言でいうと、錦織くん、お疲れの様子。 試合開始直後、ロディックの得意の速いサーブを、思いっきりひっぱたいて足元に決めるという荒業を2取って、観客の度肝を抜いた勢いがなかなか持続しない。足が速いし、どこからでもしっかり足を固めて、深い返球ができるので、最初のうちは錦織が押しぎみ、お膳立てまではできるのだが、決め球がギリギリでラインを外れたり、ネットにかけたりして、なかなか決まらない。 錦織の試合は、日曜日のデルレイの試合をテレビで半分と、今日の試合を生で見ただけだが、それでも彼の試合は面白い。球の方向を切り替えるのが上手いので、どこに返ってくるかわからない。コーナー深い足の長い球で相手をコートの外に追い出したと

     錦織残念、ロディックに敗れる - SAP Open Tennis - michikaifu’s diary
    topo-gigio
    topo-gigio 2008/02/22
    グッドリポート、サンクス!
  • 3月11日、中島聡 vs. 海部美知、出版記念対談 開催! - michikaifu’s diary

    ホントにやるのか心配だったのですが、ホントにやると連絡をいただきました。 アスキー新書より、「パラダイス鎖国」「おもてなしの経営学」ダブル刊行を記念して、中島さんと私の公開対談を都内某所で行います。 詳細の時間と場所は、決定次第お知らせしますが、とりあえず3/11夕刻、ということだそうです。 是非皆様、お誘いあわせの上、おいでください。 パラダイス鎖国 忘れられた大国・日 (アスキー新書 54) 作者: 海部美知出版社/メーカー: アスキー発売日: 2008/03/10メディア: 新書購入: 33人 クリック: 744回この商品を含むブログ (228件) を見るおもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由 (アスキー新書) 作者: 中島聡出版社/メーカー: アスキー発売日: 2008/03/10メディア: 新書購入: 12人 クリック: 531回この商品を含むブログ (270件) を

    3月11日、中島聡 vs. 海部美知、出版記念対談 開催! - michikaifu’s diary
    topo-gigio
    topo-gigio 2008/02/20
    お、場所によってはちょうど行けちゃうかも~
  • ヤフーとマイクロソフト - シリコンバレー対シアトルの「骨肉の争い」 - michikaifu’s diary

    ヤフーとマイクロソフトの話の分析は、いっぱいネットに出ているので、真面目な話はそちらを読んでほしい。例えばこれなど・・ Life is beautiful: Jerry Yangがプライベート・エクイティと話しているという噂 私がこの話を聞いて最初に思ったのが、「ヤフーといえば、最近不調とはいえ、シリコンバレー・ネットカルチャーの象徴的存在の一つ。シアトルの軍門に下るのは耐えられないだろうな・・・」ということ。 私もニューヨークからこちらに移って来て初めて知ったのだが、このシリコンバレーとシアトルのライバル意識は、近親憎悪といおうか、日韓国みたいなもんといおうか、見かけは似てるくせに性格が大幅に違う兄弟同士の骨肉の争いみたいなもので、相当に根が深い。 スターバックスのコーヒーはゼッタイに飲まず、ピーツ・コーヒー(Peet's Coffee)というバークレー発のコーヒーチェーンに行くのが

    ヤフーとマイクロソフト - シリコンバレー対シアトルの「骨肉の争い」 - michikaifu’s diary
  • 日本企業が「白馬の騎士」になるチャーンス!- モトローラの携帯電話部門 - michikaifu’s diary

    今日はまたマイクロソフトがヤフー買収のオファーをしたとか、このところグーグルの700MHz周波数オークションの話がもちきりとか、わがギョーカイの話題が多くて忙しい(いや、私自身は全然関係ないのだが、読むのが忙しいだけ)。そこへ、今日はモトローラが携帯電話端末部門をスピンオフするかも、という記事が登場。モトローラの投資家であるカール・アイカーンがこの動きをプッシュしている。 Motorola to Spin Off Handset Unit, As Icahn Waits - WSJ モトローラは、このところずーっと低迷している。数年前にRazrで盛り返したと思っていたのに、その後が続かず、未だに同じRazrをピンクにしたり金色にしたりして売ってる。サン・マイクロシステムズから来たCEO、エド・ザンダーは結局長続きせず、クビをすげかえ。スマートフォン・ブームの早いころにタイミングよく出した「

    日本企業が「白馬の騎士」になるチャーンス!- モトローラの携帯電話部門 - michikaifu’s diary
  • MacWorldで思った、「映像」雑感 - Tech Mom from Silicon Valley

    デジタル化された音楽は「情報」に過ぎず、「作品」としての音源とは違うものだ、と分類したのは丸山茂雄さんで、これを読んだときナルホドと大感心した。 丸山茂雄の音楽予報 昨日、MacWorldでAppleTVのプレゼンで「Ratatouille」を見ながら、この話を思い出していた。ピクサーの映画は、それ自体「作品」である。これに対して、YouTubeは「情報」である。で、作品に対しては、対価を要求できる。これなら、ちゃんとお金を払ってもいい、とユーザーもなんとなく納得する。 AppleTVやレンタルサービスに関しては、江島健太郎さんの下記のエントリーに完璧に同意。 MacWorld Expo 2008の真打ちはApple TVだった:Kenn's Clairvoyance - CNET Japan 個人的には、特に「容量」の部分がこれまで問題だったので、レンタルは大歓迎。ただ、今Netflix

    MacWorldで思った、「映像」雑感 - Tech Mom from Silicon Valley
  • 「銃乱射事件」と「ケータイ小説」の間 - michikaifu’s diary

    佐々木俊尚さんの下記の記事を読んで、「ハタ」と思った。 ソーシャルメディアとしてのケータイ小説:佐々木俊尚 ジャーナリストの視点 - CNET Japan 閉塞感をもって地方に住む若い人たちが、「リストカット」や「援助交際」などのキーワードに「自分の現実とは違うけどそれに近いリアル」を感じていること。そして、「ケータイ小説」はこれらの人たちが双方向に共感をカタチにしていくソーシャルメディアであること。私は全く対象外年齢なのでケータイ小説はまだ読んだことがないし、日の地方の感じというのが肌感覚としてはよくわからないけれど、この説はとても納得できる。 そういえば、話は飛ぶけれど、長崎の銃乱射事件。最初、「え?アメリカの話?じゃないの?」と思った。日でもついに、と思うけれど、「銃」という点を除くと、そういえば「畠山鈴香」とか「砒素カレーライス」とか、世間の耳目を集める悲惨な事件が、けっこう地

    「銃乱射事件」と「ケータイ小説」の間 - michikaifu’s diary
  • 「レミーのおいしいレストラン」に見る、「北カリフォルニア文化」の魅力 - michikaifu’s diary

    題上記、英語原題「Ratatouille(ラタトゥイュ)」のDVDがNetflixでやっと来たので、子供と一緒に見てみた。私はネズミが嫌いなので最初はちょっと引いていたのだが、意外に面白かった。 これまでの「特殊効果」や「CGアニメ」といえば、その技術の使い道がおもに、「宇宙空間やファンタジー世界の壮大なバトル」とか、「巨大なサーキットでの自動車レース」とか、日の「Always - 三丁目の夕日」のような昔の風景の再現とか、だいたい「壮大なもの」に向かう傾向が強かった。このため、CG映画といえば、戦いや競争の場面がつきもので、ストーリーは画一的に陥りやすかった。このあたりが、「CG嫌い」の人が多い一つの原因ではないかと思う。 しかし「レミー」では、全く違う新しい使い方を思いついた、というところが凄い。「レミー」を見た息子の感想第一声は、「グラフィックがすごくて、べ物がものすごくおい

    「レミーのおいしいレストラン」に見る、「北カリフォルニア文化」の魅力 - michikaifu’s diary
  • 「ウェブ時代をゆく」- もし「そんなの関係ねぇ」と思ったら - michikaifu’s diary

    ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書) 作者: 梅田望夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/11/06メディア: 新書購入: 91人 クリック: 724回この商品を含むブログ (1191件) を見る 梅田さんの「ウェブ時代をゆく」は、かなり客観的なファクトをベースにした「ウェブ進化論」と比べると、読む人が自分の立ち位置をどこに置いているかにより、感じ方がもっと大きく違うものなのだろうな、と思う。だから、客観的な批評というエラソーなものは私には書けず、下記は「TechMom」としての私、なおかつ(引用までしていただいちゃった)梅田さんと近い立場にいる人間としての感想である。 私は梅田さんと年も同じだし、もっと地を這うような「けものみち」的なキャリアを進んできて、シリコンバレー在住のコンサルタントということで、立場は似ているのだけれど、ものの見方は違うことが時

    「ウェブ時代をゆく」- もし「そんなの関係ねぇ」と思ったら - michikaifu’s diary
    topo-gigio
    topo-gigio 2007/11/11
    「、「そんなの関係ねぇ」と思う人ほど、この本を読んでおく価値、あるいは「そういう考え方もあるのか」と知っておく意味があるのではないかと思う」マイミクたちに送りたい言葉。